グレートセブンランドから帰ると、なまえがオレのベッドへ座っていた。
「おかえり、エース」
「ん、ただいま」
「楽しかった?」
「超楽しかったわ!次は一緒に行こうな」
カチューシャを外して机へ置く。
「ご飯食べた?」
「まだ」
「じゃ、一緒に食べよ」
ひょこ、と立ち上がったなまえはオレの手を引いて部屋を出る。同室の奴らの少し気まずそうな、それでいて羨ましそうなあの目線に少し優越感を感じたのはきっと気のせいではない。
なまえの足が止まったのは、オンボロ寮の前。ギイ、と音を立ててドアを開けると、赤色の風船や紙輪で一面装飾されていて、少しガタガタとする古びた机にも赤色の布が敷かれて、その上にたくさんの料理が並べられていた。
「お誕生日おめでとう、エース」
「こんな準備してくれたの?」
「うん。今日エース一日中居なくてヒマだったから。…ごはん、食べてなくてよかった」
勝手に準備しちゃったからちょっと不安だったんだよね、と言いながらなまえは奥からワイングラスを持ってきた。
「お酒はまだダメだから、クランベリージュースだけど」
綺麗な大きい氷が二つ入ったそれに、ゆっくりとクランベリージュースがまるで赤ワインの様に注がれる。
「めっちゃ嬉しいわ、これ」
「デザートにチェリーパイもあるよ」
「カップ麺食わなくてよかったー!」
「誕生日ぐらいもっといいの食べなよ」
「いやー腹減りすぎちゃってさー。悩んでたけど流石にやめたわ。…てか、グリムは?」
「んー、デュースに預けちゃった」
エースとふたりになりたくて、と続けたなまえの顔はどことなく赤く色づいていて、どくりと心臓が鳴る。
「……あのー、オレも一応ちゃんと男の子なんですけど」
「うん、知ってる」
「2人になりたいとか言われちゃったら勘違いしちゃうよ?」
「デュースがさ。グリム、朝まで預かってくれるって」
「……なまえサン?」
ゆっくりと椅子に座る脚の上になまえの体重が乗ると、うっとりとした目でオレを見下ろす。そんな状況に我慢など出来る訳もなく、なまえの首に手を回して引き寄せれば、待ってましたと言わんばかりに唇同士が重なった。
両想いだと確信している主とわかってないエースさんの話にしたかった
支離滅裂になってしまってすんません。