ドラゴンと共に。

Happy Birthday2



『簪は母さんから貰った一本だけだったから、嬉しい』


「あれはシンプルなヤツだったから、オレはちょっと盛ったヤツにしようと思って」


長い指が整える様に僕の前髪を梳く。


「オマエの髪さらさらしてて簪だけじゃ留めにくいから、ゴムで括ってからが良いよ。それなら解けないし、安定する」


『ん、判った。金属だと良いよね、母さんから貰ったのは木製だから、ちょっとヒヤヒヤしてたんだ』


木製はしなるし留まりが良いけど、折りそうで怖い。金属製はツルツルで髪を留めにくいけど、頑丈だ。
キバナは笑った僕の頬を撫でて、それから腕の中のたまごを撫でた


「生まれてくるポケモンはお楽しみだ。でもまぁ、オマエなら育てられるよ」


『キバナ=ドラゴンタイプだと思ってますけど』


「黙秘しまーす♡」


あ、この笑みは当たったな?

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