16



午後の部は一時間の休憩の後。
その放送を聞いて、各々が動き出した。
移動中、たまたま近くに居た梅雨ちゃんに声を掛けられる


「悔しいわ。刹那ちゃん、おめでとう」


『ありがとう梅雨ちゃん。梅雨ちゃんのトコの人間戦車凄かったね』


「障子ちゃんならではの戦法よ」


「白露!手だけ浮かせたりフクロウになったり何なの!?マジシャンなの!?」


『個性の応用だよ。特訓したらイメージ通りに動く様になってね』


「お前と爆豪結局テレパシーでやり始めちまうしさぁ。正直焦ったわ」


「アレ凄かったな!爆豪名前しか呼ばねぇし!」


『テレパシーて。
ごめんね、後半は指示を解説する余裕なかった』


芦戸さんと瀬呂くん、切島くんの言葉に苦笑いをした。
それを聞いた梅雨ちゃんが口許に指先を当てた


「刹那ちゃん、やっぱり爆豪ちゃんが全部言わなくても言いたい事が判るのかしら?」


『うん。あいつ喋るの面倒な時目で訴えてくるから』


「テレパスだ」


「なんか電波送ってんの?」


「えーそれラブでしょ!?もうそんだけお互い判り合ってるならラブしかなくない!?」


『ないんだよなぁ』


単純に付き合いの長さに比例して思考回路が読めるってだけだろうし。勝己も私を女として見てないだろうし。
残念がる芦戸さんを笑って、それからキョロキョロと辺りを見渡した。
少し先ではお茶子ちゃんも私と同じ事をしている。


『……勝己、何処行った?』













「あの…話って…何?
早くしないと食堂凄い混みそうだし…」


おどおどしたデクの声。
対する返答はなく、クソナードが空気に耐え兼ね意味もねぇ言葉を落とす。
半分野郎は口を開かない。
コソコソとクラスの列から抜け出すのを見咎め、なんか隠してぇ事でも話すのかと、弱味を掴むつもりで追い掛けて来たは良いが、ヤツが喋らねぇなら時間の無駄だ。
舌打ちを溢しそうになった時、漸く半分野郎の声がした


「気圧された。てめぇの誓約を破っちまう程によ」


誓約、とは何だろうか。
コスチュームの時、まるで消し去る様に覆っている左半身と関係でもあるのか


「飯田も上鳴も八百万も、常闇も麗日も…感じてなかった。最後の場面、あの場で俺だけが気圧された」


「…それ……つまりどういう……」


「お前に同様の何かを感じたって事だ。なぁ…」


そこで、半分野郎は問い掛けた


「オールマイトの隠し子か何かか?」


多大な負荷が掛かれど、瞬間的に発揮される超パワーは確かに似ている。
だがデクの父親は、確か火を吹く個性だ。間違ってもオールマイトではない。
…つーかあのクソの個性がオールマイトに似てやがんのもイラつく。


「違うよそれは……って言ってももし本当にそれ…隠し子だったら違うって言うに決まってるから納得しないと思うけどそんなんじゃなくて……」


デクの返答に息を呑んだ。
……どういう事だ。


これでは────オールマイトと繋がりがあるって、言ってる様なモンじゃねぇか。


普段のクソデクならきっと、そう思われるのも烏滸がましいとか、そんな気色悪い返しをする筈だ。
それなのに…“そんなんじゃなくて”、だぁ?
じゃあ何だっつーんだよ。
隠れた曲がり角から飛び出しそうになるのを懸命に堪える。
案の定、半分野郎は綻びを指摘した


「…“そんなんじゃなくて”って言い方は、少なくとも何かしら言えない繋がりがあるって事だよな」


デクは答えない。
その間も半分野郎は口を動かした


「俺の親父はエンデヴァー。知ってるだろ、万年No.2のヒーローだ。
お前がNo.1の何かを持ってるなら、俺は…尚更勝たなきゃいけねぇ」


「………」


「エンデヴァーは破竹の勢いでヒーローとして名を馳せたが…それだけに、生ける伝説オールマイトが、目障りで仕方なかったらしい。
自分ではオールマイトを越えられねぇ親父は、次の策に出た」


「何の話だよ轟くん…僕に何を言いたいんだ…」


困惑したデクを、遮る様に冷めた声が落ちた


「個性婚、知ってるよな」


「………!
“超常”が起きてから、第二〜第三世代間で問題になったやつ…」


個性婚とは、超常と呼ばれる光る赤子が産まれた後、第二から第三世代間で行われた、自身の個性をより強化して継がせる為に配偶者を選び、結婚を強いるもの。
教科書に載ってるレベルの前時代的発想だが、まさかそれを耳にする事があろうとは…
静かに息を殺し、会話に集中した


「実績と金だけはある男だ…親父は母の親戚を丸め込み、母の個性を手に入れた。
…いや、本当は母の妹が親父に嫁ぐ予定だったらしい。
でも妹は、親父との結婚を拒否した。
当時付き合っていた男と駆け落ちして、今じゃ……随分幸せな家庭を築いてるみてぇだな」


妹。個性。駆け落ち。幸せな家庭。
その言葉を繋ぎ合わせると、馴染み深いヤツの母親の顔が浮かんだ。
…刹那は、言っていたのだ。
母親の親戚に会った事がない、と。
駆け落ちしたならば、親戚と縁を切っていても可笑しくねぇ。


「妹の代わりに差し出されたのが母だ。
母は親父と結婚し、そして…俺を産んだ。
アイツは、俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げる事で、自身の欲求を満たそうってこった。
鬱陶しい…!そんな屑の道具にはならねぇ…!」


一息置いて、暗い声が続く


「記憶の中の母は、何時も泣いている…
お前の左側が憎いと、母は俺に煮え湯を浴びせた。
…何でだろうな、母を生贄にした妹はあんなに優しい娘を産んだ。
氷しか持ってねぇのに、アイツだって片方しかねぇ…同じなのに…あんなに暖かい家庭で育ったって判るのは、何でだろうな。
…こんな考えに意味なんかねぇって、判ってる。
けど───妹が素直に結婚していれば、母は苦しまなくて済んだんじゃねぇかって、思っちまうんだ」


「…それって、まさか…」


「……白露刹那。
アイツは、俺の母の妹の子だ」


そこまでヤツがはっきりと口にした所で、浮かんだのは苛立ちだった。


────あのクソ、んな下んねぇ事でアイツに絡みやがったのか。


刹那がどんな思いで昨日居たかも知らねぇで。
今日だって、クソナードに宣戦布告した時に視線を向けられて、アイツは困惑していた。
理由は何だと考えちゃいたが、蓋を開けりゃあ私怨と八つ当たりのミックスだ。完全にアイツはとばっちり。
気に入らねぇ。気に食わねぇ。
拳を握り締めた時、半分野郎は話を締め括った


「ざっと話したが、俺がお前につっかかんのは見返す為だ。
クソ親父の個性なんざなくたって…いや…
使わず一番になる事で────奴を完全否定する」












『勝己、お散歩?』


「おー」


食堂に現れた俺を見て、チキン南蛮を頼んだらしい刹那はひらりと手を挙げた。
ラーメンと炒飯、餃子セットを乗せたトレーを持って近付けば、席を取るのに使っていたらしい荷物が退けられた。
それが見覚えのないもので、トレーを置きつつ問い掛ける


「なんだそれ」


『峰田くんと上鳴くんが、午後に応援合戦あるから女子はコレ着ろって言って来たんだよね…皆はそれもあって先に行っちゃった』


「?」


『チアガールの衣装』


「嘘に決まってんだろ」


『だよねぇ。八百万さんが人数分作ってくれたんだけど、言ってきたのがあの二人だし…よし!着ない!』


「つーか、ソイツら誰だ」


『勝己はもう少しクラスメイト覚えようね』


餃子の皿の端に、チキン南蛮が一切れ乗せられた。
お返しに、俺のトレーにあった使わねぇ小皿に餃子を置いてやる。
レンゲで炒飯もよそってから差し出せば、刹那が目を瞬かせた


『お返し多くない?良いの?』


「要らねぇなら返せ」


『ううん、食べる。ありがとう』


七味を振ったラーメンを啜りつつ、考える。
先程の話をコイツにするべきか、否か。
正直言って、あの野郎のかなりプライベートな部分の事だ。アイツと親戚関係にあると知りもしない刹那が聞いても、ただただ困惑するだけだろう。
だが昨日から理不尽に絡まれているのだ。その理由なんだから、コイツに話しても問題はねぇとは思った。
…ただしそれは普段通りの時。
今は体育祭の途中だ、おまけにコイツも最終種目に出る。


…さて、どうすっか。


餃子を口に放り込んだ時、隣で餃子を半分に割りながら刹那が言った


『何か悩んでる?』


「………」


『話してくれるなら、聞くよ。でも言うかどうか悩むなら、今は忘れてて良いんじゃない?』


「………後回しにしろってか」


『だって、一位取るんでしょ?余計な事なら忘れとけば?
あとでもう一回考えて、間に合わないならアレだけど』


刹那はそう言って、小さな口に餃子を放り込む。
目をきゅっと細め喜ぶ姿を見つめながら、軈て小さく息を溢した


「…体育祭が終わったら、また考える」


『うん。それが良いよ』


呑気に笑う刹那に釣られ、考えているのが馬鹿らしくなった。
そもそも悩んでんのお前の所為だわ。
隣からチキン南蛮を一切れ奪う。
それを食っても文句は飛んでこなくて。せめて視線で苦情を述べるかと目を向ければ、刹那はへらりと笑っていた


『そうそう、餃子と炒飯は多過ぎだからね。これでトントン』


「……そォかよ」


毒吐く気力すら失せた













《ん?アリャ?》


《なーにやってんだ…?》


勝己と共にゆっくりスタジアムに戻ると、プレゼント・マイクと相澤先生の声がした。ただ気になったのは、二人して困惑していた事だ。
通路を抜けると直ぐに、理由が判った。


《どーしたA組!!?》


A組の女子達が、揃ってチアガールの格好をしていたからである。
隣の男がアホかと呟いたのには、何も言えなかった


「峰田さん、上鳴さん!!騙しましたわね!?」


戦犯二人は親指を立て合っている。
八百万さんはやっぱり騙されたんだろう。項垂れてしまった彼女の背を、お茶子ちゃんが擦っていた


「何故こうも、峰田さんの策略にハマってしまうの私…」


「アホだろあいつら…」


「あら、刹那ちゃんは着なかったの?」


目が合った梅雨ちゃんに聞かれ、笑っておく


『どうせ似合わないよ。それに、勝己が嘘に決まってんだろって言ってたし』


「考えなくても判ンだろ」


『それやめて。八百万さんに刺さるから』


「そうかしら。似合うと思うけど」


普通にそんな短いの着たくない。
何処と無く道連れにしたそうな梅雨ちゃんに笑顔で拒否していれば、戦犯共が近付いてきた。顔がやべぇ。


「白露着ろよ!!!!空気読めよ!!!同調圧力に屈しろ!!!!」


「オイイイイイイ白露!!!
なんで着てねぇんだ!!!着ろよ!!!!雪肌美脚見せろ!!!!」


「調子乗ってんじゃねぇぞクソ共!!!」


迫る戦犯は無事勝己に爆破された。
困った時の勝己様である。ありがたや。


《さァさァ!皆楽しく競えよレクリエーション!
それが終われば最終種目────進出四チーム、総勢十六名からなるトーナメント形式!!》


表示されたモニターを見上げる。
名前の刻まれていないトーナメント表に、いよいよなのだと実感した


《一対一の────ガチバトルだ!!!》












『トーナメント…去年って何だっけ?』


「サシで殺し合い」


『世紀末かな?』


「スポーツチャンバラな」


苦笑いした瀬呂くんの言葉で、ああ、と思い出した。
去年の体育祭は受験勉強の息抜きって事で、勝己の家でリアタイしたんだった。


「それじゃあ、組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ。
組が決まったら、レクリエーションを挟んで開始になります!」


レクリエーションは自由参加らしい。
私は少しでも体力を温存したいし、見送りかな。隣の勝己も静かだ。普通に性格から考えても出ないだろう


「んじゃ、一位チームから順に…」


「あの…!すみません」


ミッドナイトの言葉を遮り挙手したのは尾白くんだ。
全員の視線を集める中、彼は目を伏せて口を開いた


「俺、辞退します」


『!』


「尾白くん!なんで…!?」


「折角プロに見て貰える場なのに…!!」


「騎馬戦の記憶…終盤ギリギリまでほぼボンヤリとしかないんだ。多分奴の個性で…」


尾白くんが組んでいたのは誰だっけ。
私達もフィールドを走り回っていたが、積極的に動いていたチームは何となく覚えている。
という事は、終盤まで上手く潜伏していたチームか。


「…洗脳系か」


『そうかもしれない』


だとしても、何がトリガーになるのか判らないというのはキツい。
自分が心操くんだったか、彼と当たらない事を願うばかりだ。
それからもう一人、B組の人も尾白くんと同じ理由で辞退を申し出て、ミッドナイトがそれを受け入れた。
その結果、抜けた二人の穴を五位だった拳藤チームから選出する事が決定。
拳藤チームは自分達より善戦していた鉄哲チームを推薦。それにより、鉄哲くんと塩崎さんが最終種目に進んだ。


「────という訳で!
鉄哲と塩崎が繰り上がって十六名!組はこうなりました!」


私の名が入ったのは第五試合。
相手はイマイチ読めないナルシストだった


『青山くんか…』


「勝てよ」


『頑張る』


頷いて返すと、勝己が小さく呟いた


「麗日?」


背後で酷い顔になったお茶子ちゃんを目にしてしまって、堪らず口許を押さえる。
恐らく顔と名前が一致していないのであろう。誰だと此方を見る勝己に答えられないまま震えていれば、何かを察したのか背後を見た。


「……丸顔か」


「ヒイイーーーー!!!」


『wwwwwwwwwwwwwwww』


だめだ。笑っちゃいけないんだけど笑ってしまった。











レクリエーションが終わり、いよいよトーナメントが始まった。


《一回戦!
成績の割になんだその顔!ヒーロー科 緑谷出久!!
────VS!!!
ごめん、まだ目立つ活躍ナシ!普通科 心操人使!!》


『…出久、洗脳系の人かぁ』


応援席からフィールドを見下ろし、呟く。
私だったら絶対当たりたくないんだけど、出久なら対抗策は思い浮かんでいるのだろうか。


『この試合、どう見る?』


「デクの負け」


『本気で言って』


「………」


隣で腕を組んだ勝己がむっつりと黙り込んだ。
それから渋々と言った様子で口を開ける


「…アイツの個性の発動条件による」


『一番ヤバいのは目が合ったら、とかだよね』


「問い掛けへの返答なんかでもやべぇだろ。確実に初見殺しになる」


《START!!!》


開始の合図と同時に出久が飛び出した。
真っ直ぐに相手に向かって突っ込もうとして────


《オイオイどうした!?
大事な初戦だ、盛り上げてくれよ!?》


『出久…!?』


「決まりだな。デクがなんか返した瞬間に動きが止まった。
“返事”が個性の発動条件だろ」


ぴたり、と。
出久はその場に留まり、動かなくなってしまった











その後、出久は洗脳されていたにも関わらず自らの指を折り、洗脳を解いた。
そして心操くんを投げ、勝利した。


「爆豪も背負い投げられてたよな」


「黙れアホ面…」


左隣の上鳴くんにからかわれる勝己の声を聞きながら、出久を見下ろす。
勝己も気付いているから、不機嫌そうなんだろう


あの動きは────戦闘訓練の時に勝己が見せたものだ


「んのクソが…!!」


『そりゃあ出久なら真似するよね…』


「ぁあ!?」


不機嫌そうに此方を睨み付けた勝己を、静かに見た


『凄いと思ったヒーローの動きを真似するのは、当然じゃない?』


私が勝己に動きを習っている様に、出久は勝己の動きを研究して、取り入れているんだろう。
ぐっと眉を寄せた勝己が、何かを言おうとして口を開けた。しかし言葉は出ず、そのまま閉じられる。


「………お前は」


『うん?』


「…お前も、凄ぇって思ったヤツの動き、真似んのかよ」


静かな声で問われ、ゆっくりと頷いた


『寧ろ私は、凄いと思ったヒーローに護身術とか筋トレの方法とか習ってるからね』


「!」


きょとんとした顔は、何時もより幼く見える。
驚いた様子の勝己の肩を軽く叩き、私は笑った


『私だって勝己を追い掛けてるよ。
だから勝己は、後ろなんか気にせずオールマイトを追い掛けて』


何処と無く、勝己に余裕がないのは前から気付いていた。
それは恐らく、出久が急激にレベルアップしているから。


中学までは無個性だった筈の出久が、本人曰く個性を貰い、此処まで来た。


正直、その成長速度に私だって焦ってる。
だって、ちょっと前まで遥か後ろで見えなかったものが、気付いたら肉薄している様な気分なのだ。
私でさえこう思うのだから、プライドエベレストな勝己ならストレスは倍だろう


《IYAHA!!
初戦にしちゃ地味な戦いだったが!!
取り敢えず、両者の健闘を讃えてクラップユアハンズ!!!》


プレゼント・マイクの言うままに拍手をしつつ、真っ直ぐに此方を見る勝己を見つめた


『勝己はずっと、振り向かないで。
ナンバーワンヒーローになるなら、振り向く暇なんてないでしょ?』


「………」


『前だけ見ててよ。大丈夫、追い風吹かせて付いていくから』


正直言うと、出久は勝己と並ぶ強さを手に入れられると思う。
ずっと研究をしてきた知識と、鍛えた身体、そしてあの個性。
何より出久は現在レベリングしている様なものだ。出久の言う通りなら、彼は今借り物を自分の物にする真っ最中。
レベル1がレベル50より簡単にレベルアップするのは当然だろう。そしてそれを見て、勝己は焦っている。
そして、遠くない未来に私は出久に追い抜かれる。
…でも、それでも。


『私だって、もっと強くなりたい。後ろを見てる暇なんてない』


「………」


『だから勝己、私の前を振り向かずに走ってて。私が迷わなくて済む様に、ずっと前だけ向いていて』


こんな私でも、少しでも強くなりたい。
強いのに繊細な所為で、焦ってしんどくなっていく勝己の力になりたい。
勝己は静かに紅い目を細めた。
数秒目を閉ざし、それからゆっくりと開く。
誰も居なくなったフィールドを見下ろして、ゆるりと此方に紅が戻ってきた


「……毎朝トレーニング室行くぞ」


『!』


「そんで、放課後もトレーニングする。個性の訓練も入れる。勿論勉強も手は抜かねぇ。…それでも、付いてこられるか」


凪いだ瞳だった。
穏やかなその目を見つめ、私は強く頷く


『付いていくよ、絶対に』










振り向くな












刹那→『振り向かないで』と呪った人。緑谷の成長速度に爆豪が焦っているのが気になっていた。
これから爆豪が振り向かない様に、彼の首を前に固定する係になる。
付いてこられるか=付いてこい、なので、頑張る。ただしフィジカルはザコ。

爆豪→『振り向かないで』と呪われた人。
緑谷に自分の動きを真似されたりして、内心焦っている。
この度雪女に後ろから頭をがっしり固定されたので、オールマイトの背を追うしかなくなった。まだ焦りは消えないけど、振り向こうとしたら首をヤる。
完全に強化ルートに入った。