05
朝、何時もの様に勝己と登校する。
因みにネクタイの結び方をネットで検索してやって見たのだが、溜め息を吐いた勝己にやり直されてしまった。
おまけに解く手間が出来るから自分で結ぶな、というコメント付き。
私は三年間、勝己にネクタイを結んでもらう未来が決定した。お世話になります。
『おはよう』
「おはよう刹那ちゃん。今日も爆豪ちゃんと一緒に来たのかしら?」
「おはよー刹那ちゃん!確か昨日も一緒に帰ってたよね?
もしかして付き合ってるとか!?」
梅雨ちゃんと葉隠さんに次々に聞かれ、苦笑いする。前の席に座った勝己は、興味がないのかスマホを弄りだした。
『幼馴染だから。もう一緒に登下校するのが当たり前になっちゃってるんだよね』
「あら、そうなの」
「幼馴染で雄英って凄いね!」
『同じクラスになれたのは運が良かったよね』
「俺に振るな」
つんつんと勝己の頭をつつけばぺしっと払われた。いや友達作ろう?梅雨ちゃんも葉隠さんも良い子だよ?
見た目に反し柔らかな髪を掌でもしゃもしゃしていれば、隣の席の男子がやって来た
「おはよ、何だかんだ自己紹介出来てなかったよな?俺、瀬呂範太」
『おはよう、私は白露刹那。宜しくね』
「俺は上鳴電気!今度お茶しない?」
「俺は切島鋭児郎!宜しくな!」
「私は蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで」
「私は葉隠透!宜しくねー!」
今居る人達で簡単に自己紹介した後、瀬呂くんがちらりと勝己を見た
「で、そっちのヤツは?」
「話し掛けんなモブ」
いや友達作るの下手か。
溜め息を吐き、綺麗な形の後頭部をぺしぺし叩いた
『コイツは爆豪勝己。ちょっと口は悪いけど面倒見は良いヤツだから、宜しくね』
「オイコラ刹那!お前ふざけた紹介してんじゃねぇぞ!」
「爆豪な、宜しく!」
「面倒見は良い…?」
「ちょっと口が悪い…?」
「刹那ちゃん、慣れちゃってるのね」
「これってちょっとなのかな…?」
午前中は通常授業だった。
プレゼント・マイクが英語担当という不思議な空間ではあったものの、授業自体は普通だったと言える。まぁ授業中にシャウトされても困るけど。
お昼は折角なので、大食堂で食べた。
クックヒーロー・ランチラッシュが作る料理とあって、まぁ人が多い。
確かに美味しいけれど、この人混みを考えればお弁当でも良いかもしれない。毎日学食は地味に高いし
そして午後、ヒーロー基礎学。
「わーたーしーがー!!!
普通にドアから来た!!!!」
HAHAHA、とアメリカンに笑いながら教室に入ってきたヒーローに、一気に場の空気がざわついた
「オールマイトだ…!凄ぇや、本当に雄英で教師やってるんだな…!!」
「銀時代のコスチュームだ…!画風が違いすぎて鳥肌が…!!!」
『普通か…?ポーズ取りながら入ってくるの普通か…?』
「
「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為、様々な訓練を行う科目だ!単位数も最も多いぞ!」
後ろで喜ぶ出久は勿論、勝己もオールマイトのファンだった筈。やっぱり嬉しいんだろうか。
のんびりとたんぽぽ頭を眺めていれば、オールマイトがばっと手に持ったものを突き出した
「早速だが今日はコレ!戦闘訓練!!」
「戦闘…」
「訓練…!」
BATTLEと書かれたカードに、早速私の前後の席が反応した。
「そしてそいつに伴って…こちら!」
オールマイトが何か操作したのだろう、教室の壁が突如引き出された。
ガラス張りの棚を模したそれに、番号の振られたアタッシュケースの様なものがずらりと並んでいる。
「入学前に送って貰った個性届と要望に沿って誂えた…戦闘服!」
「おおお!!!」
「コスチューム…!!」
「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」
「「「はーい!!!」」」
早速壁に向かうクラスメイトを見つつ、ふと首を捻る
『要望…』
…私どんなの出したっけ?
「ケロ、刹那ちゃんは雪女をモチーフにしているのね」
『そうだよ。梅雨ちゃんはカエル?凄く似合ってるしかわいい!』
「ふふ、ありがとう」
「ええなぁ刹那ちゃん…私も要望ちゃんと出しとけば良かった…パツパツ…」
『お茶子ちゃんも似合ってるよ!宇宙服っぽくて良いじゃん!』
「私はどう!?似合ってんでしょー!」
「三奈ちゃんオシャレ!」
「皆さん、そろそろ演習場に向かいましょう」
「発育の暴力…」
「皆可愛いねー!似合ってるよー!」
『葉隠さんはそれ…どうなってる…?』
「え?裸だよ?」
「えっ」
わいわいと女子同士で話しながらグラウンドβに向かう。
男子も丁度終わった所なのか、向かいからぞろぞろと歩いてくるのが見えた
「恰好から入るってのも大切な事だぜ少年少女!
自覚するのだ!!今日から自分は─────ヒーローなんだと!!!」
集合した生徒を見て、オールマイトがにっと笑った
「さぁ!始めようか有精卵共!!戦闘訓練のお時間だ!!!」
戦闘服を身に纏った所で周りを見渡すと、ヘルメットなどで一部顔の判らない人も居る。皆個性的だ。
取り敢えず見慣れた影に近付くと、勝己は此方をじっと見つめてきた。
上から下まで往復し、最後に鼻を鳴らす
『似合ってる?』
「当然だろ。俺が考えてやったんだからよ」
袖無しの着物と短い袴を合わせた様な戦闘服は、勝己が考えたものである。
二の腕辺りから始まる振袖を模した袖と繋がったグローブ、短い袴の下も保温性に優れたタイツと、太股まで長さのあるブーツを履いているので、肌の露出は顔と肩しかない。着物の中には袖無しのタートルネックを着ているし。
首元には体温調節機能の付いたチョーカーの様なものがあるのだが、なんだか勝己の首もとのゴツいヤツに似たデザインだ。
勝己と私の戦闘服、もしかして同じデザイナーが手掛けたんだろうか
『白と水色…勝己とは真逆の色だね』
「文句あんのか」
『ないよ。デザイン考えてくれてありがとう』
「…後は実戦で気に入らねぇトコ弄ってけ。あと絵のセンス磨けや」
『一応頑張ったんだけどなぁ』
「アレで出したらお前今頃原始人だぞ」
『雪女の死装束描いたのに…?』
「ヒーローだっつっとんだろ。死装束着るヤツがあるか」
被服控除のデザインも勝己が描いてくれたのだが、それは私の絵のセンスのなさに彼が頭を抱えた結果だったりする。
いや、ちゃんと描いたんだよ?
でもそれを覗き込んだ勝己が原始人の死装束って呟いて、私の要望を聞きつつデザインをしてくれたのだ。
勿論自分のデザインも完璧らしく、勝己は両腕に手榴弾を模した籠手を着け、黒を基調とした戦闘服を着こなしている
『格好良いよ勝己。強そう』
「強そうじゃなくて強ェんだよ。
…面白ェモン見せてやる。ちゃんと見とけ」
『その籠手仕掛けある感じ?え、凄そう。見とくよ』
ガチャ、と重たい音を立てる籠手を持ち上げてニヤリと笑う。
うーん、アイマスクの所為かな。五割増しでヴィランみある。
でもこの威圧感を求めたのは勝己本人なので、そこはスルーする事にした。
エンデヴァーとかギャングオルカもだけど、一定数威圧感のあるヒーローも居るのだ
『ん?』
二人で話していると、ぴょんと耳の生えたシルエットを発見し、首を傾げた。
誰だあれ。ウサギ?耳…耳だな…?
マスクの奥の目は、見覚えのある優しいもの。出久か?
ああ、うん、お茶子ちゃんに照れてる感じが出久っぽいな…?
『もしかして出久?』
「あ、刹那ちゃん!うわぁ、コスチューム似合ってるね!」
合ってた。
どうやらこのマスクマンは出久らしい。
…あ、そうか。この耳オールマイトの触角リスペクトか。
『ありがとう。まぁ私が考えた訳じゃないんだけどね…』
「え?じゃあ誰が…」
そう呟きながら答えを察したのか、出久は動かなくなった。そうです、君が名前を口にしちゃいけないあの人です。
お茶子ちゃんは不思議そうに此方を見ているが、敢えてニコニコして流しておいた。多分今此処で勝己の名前を出せば、勝手に寄ってきそうなので。
「良いじゃないか皆、カッコイイぜ!!」
「先生!此処は入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか?」
挙手をしたモビルスーツみたいな人が喋った所で、あれが飯田くんである事に気付いた。あれだけメカメカしいと判別出来ないな。
オールマイトは、飯田くんの問いに否を返した
「いいや、もう二歩先に踏み込む!
────屋内での対人戦闘訓練さ!!」
対人戦闘訓練という名に眉を寄せる。
確かに家で勝己と組手をしたりする。でもそれで個性を交えた事はないのだ。安全だとは、言い切れないから。
「敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内の方が、凶悪敵出現率は多いんだ。
監禁、軟禁、裏商売…このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵は
きゅっと口許を引き締めた。
ちらりと隣を見ると、勝己は何を考えているか判らない顔をしている
「君らにはこれから敵組とヒーロー組に分かれて、二対二の屋内戦をやってもらう!
一チームだけ三人になるが、それも突発的なイレギュラー対応だと思って真剣に取り組んでほしい!」
「基礎訓練もなしに?」
「その基礎を知る為の実戦さ!
ただし今度は、ブッ壊せばオッケーなロボットじゃないのがミソだ」
梅雨ちゃんの問いにオールマイトがそう返すと、複数が一斉に声を上げた
「勝敗のシステムはどうなります?」
「ブッ飛ばしても良いんスか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…?」
「分かれるとはどの様な分かれ方をすれば宜しいですか?」
「このマントヤバくない?」
「んんん…聖徳太子ィィ…!!!!」
『ぶふっ』
ダメだ、聖徳太子はウケる。
咄嗟に口許を覆えば、隣からアホを見る目を向けられた。
笑っているのがバレない様に口を結ぶと、オールマイトは何処からともなく掌サイズの紙を取り出す。
堂々と見ているそれは間違いなくカンペだろう
「良いかい!?
状況設定は敵がアジトに核兵器を隠していて、ヒーローがそれを処理しようとしている!
ヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか、核兵器を回収する事。
敵は制限時間まで核兵器を守るか、ヒーローを捕まえる事」
核兵器…随分とアメリカンな設定だが、敵の方が有利な気がする。
問題は誰と組むか、だけど…
「コンビ及び対戦相手は────くじだ!」
「適当なのですか!?」
「プロは他事務所のヒーローと急造チームアップする事が多いし、そういう事なんじゃないかな…」
「そうか…!先を見据えた計らい…!失礼致しました!!」
「いいよ!早くやろ!!!」
オールマイトが用意したくじを引く。
隣から覗き込んできた勝己とはアルファベットが違った。たまたま近くに居た出久も違う。Iって誰だ…
「あ、刹那ちゃんIなの?私達と一緒だね!」
『ん?葉隠さんと…』
「俺だよ、尾白。宜しくね」
『三人チームか。心強いよ、宜しく』
女の子が同じチームなのは嬉しい。あと尾白くんは明らかに肉弾戦強そう。私は中、遠距離向きだと思うし、バランスが良いんじゃないだろうか。
笑っていれば、オールマイトが敵とヒーローと書かれた二つの箱に、それぞれ手を突っ込んだ
「続いて最初の対戦相手は────こいつらだ!!」
出されたボールに書かれたアルファベットを見て、勝己が反応した。
「Aコンビがヒーロー!Eコンビが敵だ!!」
『………………嘘、でしょ』
Aは確かにさっき見た。
そして、Eの文字も────
固まった私の肩を、グローブに覆われた手が掴む。
ぐっと、力が込められて。
耳許で、低い声が囁いた
「────見とけよ。
デクが路端の石ッコロだって事、証明してやる」
『勝己…!』
ダメだ。
ヤバいスイッチが入ってる。
止める前に、勝己はさっさと行ってしまった。
対戦相手の四人はオールマイトに呼び出され、簡単なルールの説明と注意事項を聞いている。
それから移動を始めた各チームを見送って、悩んだ。
…こんな個人の拗れで授業を中断させるのもどうかと思う。でも勝己は基本決めたら一直線だし…
『ねぇ、二人とも』
「どうしたの?」
『明らかに今から怪我人が出るって判ってるんだけど、これどうするべき?』
「え、爆豪くんヤバい感じ?」
『多分勝己が出久をボコろうとすると思う』
というか勝己は出久しか狙わないと思う。
呟くと、尾白くんは頬を掻いて、葉隠さんは手をゆらゆらさせた
「うーん…一先ず静観する方が良いんじゃないか?
いざって時はオールマイト先生が止めてくれるだろうし」
「そうだね、それが良いかも…」
『……そうしようかな。流石に勝己も殺しはしないだろうし…』
「え、そんなにヤバいの?」
『アイツは割とヤバい』
殺しはしない。
ただ、許される範囲で出久を甚振るという行為に出そうな辺りがヤバいのだ。
普段は良い奴なのになぁ。出久が絡むと妙にジャイアンになるから…
そんな事を思いつつモニターに目を向け、気付いた。
勝己がじっと、カメラを見据えている。
「なんだ?」
「爆豪のヤツ、カメラ睨んでんぞ」
じい、と紅い目が鋭く此方を睨めつけて。
薄い唇が、微かに動いた。
「爆豪のヤツ、なんか言ったか?」
「判んね。あ、目ェ逸らした」
周りがそう口にする中、私は目を見開く。
判った。…理解出来て、しまった。
────見とけよ。
私を真っ直ぐに見て。
確かに勝己はこう言った
「屋内対人戦闘訓練────スタート!!」
…ああ、嫌な予感しかしない。
両チームの戦闘は、勝己の奇襲により始まった。
「いきなり奇襲!!」
曲がり角から飛び出した勝己が、出久を狙って拳を振るう。
それをお茶子ちゃんを庇いつつ避けた出久だが、既にマスクが半分焼け落ちていた。
「爆豪ズッケェ!!奇襲なんて漢らしくねぇ!!!」
「奇襲も戦略!彼等は今、実戦の最中なんだぜ!!」
「緑くんよく避けられたな!」
勝己が右の大振りを狙う。
それを正面から見据える出久が、その腕を捕らえて────勝己を、投げた。
『!』
今までずっと勝己に怯えていた出久が、立ち向かっている。正面から対峙して、勝己に向かって何かを叫んでいる。
そしてそれを聞いた勝己が怒鳴った
────ムカツクなああ!!!
口の動きなんて読まなくたって判る。
勝己は絶対、そう叫んだ。
ああなった勝己はもう、背後のお茶子ちゃんなんて目に入らない。
同じチームの飯田くんだって気にしない。何なら核兵器の設定だって、頭から追い出すだろう。
そして、恐らくはその飯田くんから通信が入った。
短く口を動かしたきり、出久を睨む勝己。
それを見た切島くんが疑問を口にした
「アイツ何話してんだ?定点カメラで音声ないと判んねぇな」
「小型無線でコンビと話してるのさ!+持ち物は建物の見取り図。
そしてこの確保テープ!
これを相手に巻き付けた時点で、相手を捕らえた証明となる!」
「制限時間は十五分間で、核の場所はヒーローに知らされないんですよね?」
「YES!」
「ヒーロー側は圧倒的不利ですね、コレ」
オールマイトが手にするテープを見上げ、それからモニターに目を戻した。
出久を睨み付ける勝己を見て、小さく息を吐く。
勝己は…確保テープなんて、巻くつもりないんだろうなぁ。
無音の映像の中で、勝己が動いた。
掌から爆破を起こし、出久に蹴りかかる。
その隙にお茶子ちゃんはその場から離脱した。
蹴りかかった勝己が何かに気付いたのか、右の大振りを放つ。
それを身を屈めて避けた出久が手にしているのは、確保テープ。
そこで漸く勝己が腕を振った理由を知った
「凄ぇなアイツ!!個性なしで渡り合ってるぞ、入試一位と!!!」
渡り合っている、というか…勝己が冷静じゃない。
確かに勝己の動きを読む出久は凄い。あの動きに付いていけるのも勿論そうだ。
ただ、今の勝己は頭に血が上っている。
何時もの勝己なら、機動力に長けた飯田くんを尖兵にして発見。
それから攻撃力の高い自分が合流して仕留めに掛かった方が良い事なんて、直ぐに思い付く筈なのだ。
でもそれをせず、離脱したお茶子ちゃんも放置して、ただ出久だけを狙っている。
攻撃も、出久が読んでいる事を考えて変えるでもなく、感情のままに拳を振り回しているに等しい。
画面の向こうでは、一度体勢を整える為か、撤退した出久に勝己が激怒している
「なんかスッゲーイラついてる。こわっ」
「刹那ちゃん、爆豪くんと幼馴染なんだよね…?なんであんなに緑谷くんに突っ掛かるか判る…?」
葉隠さんに問われ、一度目を伏せた。
それからゆっくりと首を振る
『勝己も出久も幼馴染だけど……判んないんだよね』
なんでそんなに勝己が出久に突っ掛かるのか。
なんで出久が個性を隠していたのか。
そういえば、何時からこんなに仲が悪くなったんだっけ。
三人で並んでいた筈なのに、勝己が私を引っ張って走る様になったのは。
出久がこっそりと、後ろから泣きそうな顔で付いてくる様になったのは、何時からだっけ。
『…気付いたら、こうなっちゃってたし』
オールマイトが静かに此方を見つめている事を、私は知らなかった。
上階でお茶子ちゃんが飯田くんと遭遇した頃、勝己が隠れていた出久を発見した。
そこで、嫌な予感が現実になろうとしている事を察する
────強そうじゃなくて強ェんだよ。
…面白ェモン見せてやる。ちゃんと見とけ
そう言って見せてきた、手榴弾を模した籠手。
勝己が笑いながら右手を構えた。
ブレードの様に伸びたフック部分を引くと、ガコッとずれた。
そこに刺さっている……手榴弾のピンに酷似したものに指を掛ける。
勝己の個性は爆破だ。
掌からニトロみたいなものを分泌して爆破させる、攻撃的な個性。
────今まで勝己は動き回っていた。
私は勝己の被服控除の要望を、戦闘服のデザインしか見せてもらっていない。
もしあの後あの紙に…汗があの籠手に溜まる様に、要望を出していたとしたら。
只でさえ威力の高いものを、一気に放出するとしたら…
『オールマイト!!』
「爆豪少年ストップだ!殺す気か!!!」
オールマイトが叫んだ、次の瞬間────轟音と共に、画面が紅く染まった。
僕による存在否定
刹那→ムンクみたいな絵が得意。
戦闘服は色を反転させると黒とオレンジになると気付いてない。何処となくデザインが爆豪と似ているのは、考えたのが爆豪だから。
自分でネクタイを結ぶと何故か傾く。
爆豪→幼馴染の被服控除の要望を見たら、ムンクが原始人の服着てて頭を抱えた。
よくよく聞くと死装束で、頭を抱えて仰け反りたくなった。ヒーローが死装束着るな洒落にならん。
結局刹那の要望を踏まえてデザインした才能マン。
現在暴走中。