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「それで紫様、何てお返事したのですか?」

紫の側近の蘭は身を乗り出して問うた。
紫より幾分か幼い容姿をしている彼女。実は紫より長く生きている妖怪であり、月華組の中では香を扱わせれば蘭の右に出るものはいないといわれている。
「『お戯れはよしてください。』と言いました。」
「はぁ〜良かった〜。紫様がそんなどこの誰かも分からないような男の女になるなんて!いいえ、どこの誰だか分かっていても許せません!大体出逢って10分で告白ってどうなんですか!?銀髪男許すまじ。紫様、男のところになんか行っちゃダメですよ!蘭は紫様のお側にず〜といますからね!」
「心配しなくても今のところ男性とお付き合いする気はありませんよ。それに私も蘭に側にいて欲しいです。」
「紫様〜!大好きです〜!我が命に代えてでもお守りします〜!」
「命には代えないでくださいね。」
「はい!!」

因みに蘭は重度の紫大好き妖怪である。
紫に近づくものはまず彼女の制裁を受けなくてはいけないだろう。
「まったく蘭。あんた紫様を結婚させない気?・・・それにしてもその男の容姿どっかで聞いたような・・・?」
この美しい花魁を思わせるような女も紫の側近の一人。名を牡丹。
「ちょっと牡丹。それほんと!?思い出してよ!その男奇襲かけてやるんだから!!」
「あとちょっとで思い出せるはずなんだけど・・・。てゆうかあんた奇襲かけるの?その時になったら声かけてね。わたしも行くから。」
牡丹も蘭ほどではないが紫大好きである。

「二人とも奇襲はかけなくても「紫さまー「さまー」」
紫が二人の暴走を止めようとしたところに可愛らしい声が二つやってきた。
「初代さまが呼んでるよー」「呼んでるよー」
「お部屋に来てってー」「来てってー」
四、五歳くらいの双子の女の子である。
「おばあ様がですか?分かりました。睡蓮、木蓮、ありがとうございます。」
そう言いながら紫が二人の頭を撫でてやれば、二人とも嬉しそうな顔をする。
「「えへへ。初代様に紫様もうすぐ来るよって伝えてくるねー」」
二人は駆け出して行った。
「では、行ってきますね。」
「いってらっしゃい(ませ)」



◎おまけ

紫退出後の側近二人
(さすが双子反応まで一緒なんて)(蘭も撫でて欲しいです紫様)(あんたね・・・)



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