フライデーマン
わしゃとうとうこの世界に巧妙に隠されていたある秘密を知ってしまったんじゃ
「時」その概念を探求し恐ろしい死に方をした先人達、だがわしは恐れないのじゃ
運命、確率、並行世界、否!
時とは物事を確定する1つの条件
パラパラ漫画のように1フレームの連続、それが世界じゃ。
そして1秒間20フレーム認識、記憶することができるのが人という一つのカメラ、記録媒体なのじゃ
だがそんな世界なら、時なんて意識できない世界なら、ちなみに物が腐るのは時とは何の関係もないのじゃ
とりあえず許せない
ぶっ壊す!全部破壊してやる!!
そう思ったのじゃ。
そのための唯一の手段がより高性能なフレーム処理で観測することなのじゃ。
量子の世界。
1秒間20フレームの意識世界と1秒間1億フレームの意識世界は違うものになる、そうじゃろ?
そのためにわしゃミラクルスローカメラを作ったのじゃ
そして(奴ら)に気付かれない為に側溝に潜み、観測する『ウォッチャー』になったのじゃ
わかってる、こんなことを言われても君は信じないじゃろう
そして私はブタ箱に入る、それは構わない。
だが、君には本当のことを話しておきたかったんだ。
これは数々の手下をまとめ上げバラレル街の溝という溝に潜む誇り高き『ウォッチャーズ』の首領と言われた男インディージーンズが逮捕前に息子に宛てた手紙である。
「おかしらぁ」
「かしらぁぁ!!」
「かしらぁ、、、」
「おかしらぁぁああ!!」
「おかしらっ!」
数々の声が響くのはウォッチャーズのアジト、、、ではなく彼の脳内。
ー裁判所ー
インディージーンズに下された判決はもちろん・・・
裁判長『死刑よ〜ん、ウフッ』
「おぉかぁあしらぁあん!」(脳内)
だがインディージーンズにはわかっていた、自分が死刑になることが、そしてそれは時による確定事項であり、「生」というドミノスパイラルからの解放なのだ。
だが!!
ドミノの1番最後に描かれる絵はせめて自分で決めよう!
終わりよければ全てよし、息子に最高にカッコいい1カットをみせてやろうではないか!!
インディージーンズ「なぁ、裁判長さん、おれの死刑執行される時にさ、・・・を持たせてくれないか」
裁判長「・・・ウフッ」
そして死刑執行の日
インディージーンズ「うわぁぁぁぁぁあああ死にたくない死にたくない死にたくない!!!?わぁぁぁぁぁあ!」
死刑執行人「おらっ!暴れるな!!ほらっ、お前が最後の時に要望していた物だ!!」
ミラクルスローカメラを手渡されたジーンズはみっともなく足掻くのをやめた。
そして観測を始めた。
自分の最後の時の観測を。
もちろん彼に息子も手下もいない
最後に彼の頭に浮かんだのはこんな言葉だった。
「今日は金曜日」
へひひっ
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