遣らずの雨が降った夜/佐野
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嘘だろ。震える花垣武道の声を聞いた橘直人は言いにくそうに目を逸らした。情けない、申し訳ない、そういう気持ちからである。警察を名乗っておきながらその情報に対して、花垣の力になるような何かを持ち得ない。口に出したそれはもう戻らない。この事実を告げたとて、もう自分には花垣を過去に戻らせることは不可能なのだ。
花垣は、直人、と追い縋るようにスーツのジャケットを皺になるほど握る。なぜ告げてしまったのか、直人は自分の行動を悔やんだ。それでも嘗て、姉を救うために行動してくれたその人と、花垣との関係を思えば言わない、という選択肢など選べるはずもなく。
送り先を失い、テーブルの上に置かれた二通の招待状ががさり、と音を立てた。なぜこの2人なのか。どこに共通点があったのか。もうそれを調べる手立てすらない。直人は震える花垣の手に自分のそれを重ねる。その姿を見つめた橘日向は長い睫毛に囲われた瞳から大粒の涙を流した。タケミチくん、落ち着こう、大丈夫。そう吐き出された言葉はまるで自分を慰めるような響きを持っている。日向も同じく、動揺しているのだ。
「嘘だよな?ナマエ、今、行方不明って……マイキーくんのとこ、いるって……」
「すみません、武道くん。……本当です。確かな筋からの目撃談も、あります」
ミョウジナマエは、現在行方不明であり、日本最大の犯罪組織梵天にその身を隠されている。花垣は佐野に後押しされ、現代に戻ってきた。そこには橘日向が生きていて、東京卍會メンバーも欠けることなく生きていた。ああ、やっと成功したのだ、花垣は任せろと笑った佐野の姿を思う。そしてその後、そういえば、ナマエは、何をしているのだろう、と考えた。これまで、過去に戻っては現代に帰ってくるといつも猫を抱えて花垣の様子を見に来てくれたナマエ。
武道、部屋汚すぎ。その言葉は現代に戻った合図のようだった。だけれど今回は1度も聞いていない。気にしすぎだろうか、と胸騒ぎには見えない振りをした。だけれど、送った自分と日向の結婚式の招待状は、宛先不明で戻ってきてしまった。当時の友達達に聞いても「そういえば最近見てないね」なんて他人事のような言葉ばかり。
いよいよ見えない振りなど出来なくなった嫌な予感に直人にナマエのことを調べて欲しいと、言った結果がこれだった。なぜ過去に戻れないのか、誰となら戻れるのか、必死に頭を巡らせても答えには辿り着かない。時に姉のように、時に親友のように明るく笑った控えめな中学生の女の子だった当時の姿を思って、花垣はその瞳から涙を流した。
しとしとと空から降る雨に目を細めたのは佐野万次郎だけではなかった。道行く人の殆どが憂鬱な気分だったに違いない。それでも今この場には佐野だけで、後は古臭い腐蝕の進んだ木のベンチだとかどこかで鳴く猫の微かな声しか聞こえなかったので、自分は今、世界で1人きりなのではないか、そんな感覚に襲われる。
早く来いよーケンチン、独りごちた言葉にもちろん返答はない。大きく吐いた息は雨音にかき消された。傘忘れたのかよ、いつも通りとすら言えるやり取りに、少し待ってろと言われたことを思って佐野は立って待つのをやめて、その場にしゃがみこんだ。
雨や雪は、色んな音をかき消すので、一人でいると世界から隔絶されたような気分になる、と佐野は思った。憂鬱な気分と相まったそれは悲しさだとかそういう気持ちを超えて怒りにすら変わりそうだった。
猫ちゃーん、いるのかな、どこかなー。
そんな呼びかけるような間延びした声が聞こえて、目を細める。女の声だった。佐野は興味が無いのでその声の主を探すことはしなかったが、ここかな、という声と共にのぞき込まれればさすがに頭をあげる他なく、緩慢な動作でその声の主を見上げる。
ぱちぱち、音が聞こえたならきっとそういう音だと佐野は思った。まつ毛を瞬かせて、驚いた、と顔で上手く表現している女の子を佐野はぼんやりと知っていた。
「えっと、佐野、くん?だっけ?」
「オマエ、タケミっちの……ナマエ、ちゃんだっけ」
「あ、そうそう。ごめんね、急に。この辺で猫見なかったかな?子猫なの」
顔を覗かせたのは先日、花垣の中学校、花垣の家、それぞれで顔を合わせたナマエだった。なンだよ、ヒナちゃんと言いモテてンじゃん、と揶揄う龍宮寺に焦った様子で幼馴染であると返していたことを思い出す。
そうか、幼馴染か。場地みたいな。佐野の頭にはつい先月命を落とした幼馴染の姿が思い浮かんだ。それをかき消すように軽く頭を振って、ネコは知らねェけど、鳴き声はさっきから聞こえるよ、と答え、軽く笑ってみせると、ナマエも安心したように息を吐き出してへらりと口元を緩ませた。
「そっか、多分佐野くんがいるから警戒してるのかもね」
「……オレ、いない方がイイ?」
「違う違う。猫は警戒心が強いって話。ご飯置いておけばそのうち出てくると思う。……佐野くんは、何してるの?」
「……傘、ないから、ケンチン待ってる」
ナマエはじ、と上から佐野を見下ろした。結われた前髪がしっとりと濡れ、肩にかけている学ランも所々色が変わっている。笑顔の消えた無表情も目が覚めるほど白い肌も、特段変わった様子は感じられないのに、言葉尻に覇気がない、とナマエは思った。
こんな人だったろうか、こんな今にも溶けて消えそうな人だったか、佐野のしっとりと濡れた毛先を見て考える。もっと、例えば、夏の夜空に光る花火のような人ではなかっただろうか。すごく綺麗で派手で、と考えた後、手に持っていたビニール傘を閉じて佐野の隣に同じくしゃがみ込んだ。
は、と佐野の口から声が漏れる。その行動はおそらく予想外だったのだろう。この人も驚くことがあるのかと驚きつつも笑ったナマエは、じゃあ一緒に待つ、と楽しそうに言った。楽しい遊びを見つけた小さな子どものような声だった。
元来面倒見のいい性格なのだろうか、お節介というか、どこか花垣に少し似ている。濡れてる、寒くないか、ここの猫は佐野くんに少し似てるの、とかそんなことを休みなく話し続ける口元を見ながら佐野は考えた。
どうして、ここに残った、頭の中でずっと回り続ける疑問を口にすると、ナマエは一瞬ぽかんとしたような顔で口を緩く開ける。そのあと、理由なんてないよ、1人は寂しいでしょ、とさも当たり前の顔で答えるので、何故か佐野の方が面を食らう。
「ひとりは、寂しい?」
「そうだよ。1度でも人と触れ合って、温かさに触れたら、きっと、もう1人だった頃には戻れないよ。一人は寂しい、誰でもそう。どんなに強い人でも、1人は寂しい」
「……そ、か」
新たな価値観のひとつが刻まれたように思えた佐野は、噛み締めるようにもう一度1人は寂しい、と呟いた。ナマエはその様子に満足そうに頷き微笑む。
すると、にゃあ、と濡れそぼった茂みから小さな頭が飛び出した。しっとりと水分を含んだ金色の毛、重たそうに尖った耳を垂らしている子猫。
やっと顔を出した、とナマエは嬉しそうに笑った。そうか、コイツを探していたのか、と佐野は残念だと心の中で独りごちる。すぐに、なんで、と首を傾げ、自分の思考がわからなくなった。佐野が自分の中に生まれた初めての感情に戸惑っていると、あ、この子がさっき言ってた佐野くんに似てるって子、とナマエは佐野を振り返る。
振り返って見つめた佐野の顔は、相変わらず無表情で、反応すらしない。佐野くん?と窺うように声を掛け、手を伸ばしてくるナマエの指先を佐野は握った。
自分でも何がしたいのか分からないまま、佐野はその手をしっかりと握り直す。どうしたの、と戸惑うナマエに、寂しいから、と呟いた。そうか、自分は、寂しいのだ。言い得て妙だと佐野は思った。
「寂しいから、お願い」
思いの外震える声だった。ナマエはこの強さの象徴たるような人にこんな声が出せるのか、と目を見開く。でも聞こえないふりをした。幸いなことに雨足はどんどん強まるので、聞こえないふりをすることに違和感はなかった。
ナマエは指先だけしっかりと握られた手を自分から、絡め合うように繋ぎ直し、今日は寒いなぁ、と少し声を張り上げる。
自分の手の中で居心地悪そうに動く佐野の手はゴツゴツとしていて、案外男らしいんだなあと考えた。こんなに濡れているのに、高い体温に安心を覚え、瞼を下ろす。
「佐野くんの手は温かいから、こうさせてね」
2人は龍宮寺がマイキー、と声を出して探しに来るまでずっとそのままでいた。その声が聞こえて、どちらともなくその手を離す。さっきのナマエと同じように龍宮寺が顔を覗かせた頃には、二人の間にはもう子猫が収まっていて、その事実は2人とその子猫以外誰も知らない秘密になった。
ナマエは一人暮らしを始める家を探していた。上手くいかなかった就職活動に一段落がついて、漸く春から働き始める会社が見つかったのだ。
2階以上で家賃は給料の3分の1以下でペット可能の物件はなかなか見つからない。それでも諦めることは出来なかった。なぜなら彼女はもう8年ほど面倒を見ている猫がいるからである。
母猫の出産直後位からずっと見守っている眩しい金色の毛並が可愛い猫だ。可愛いと持て囃しても中々に懐かなかった猫。コイツ、オスじゃん、とその猫そっくりな男の子に言われるまでメスだとばかり思っていたことさえある。
あの雨の日以降たまにふらり、と佐野はこの場所に現れて猫を可愛がったりナマエの背中に自身の背中を合わせて座ってみたり、もう1匹の野良猫のようだったが、いつの間にかぱったりと姿を見せなくなった。あまりにも自然な姿の消し方だったので、気付くのが遅れ、気付いた時には彼や幼馴染である花垣の属していた東京卍會が解散し、皆それぞれの進路を歩んでいたのだ。
佐野くんは、と誰に聞いても首を横に振られ、ナマエの納得のいく答えを返してくれる人は居なかった。唯一龍宮寺だけは渋い顔をした後、ナマエの肩を軽く叩き、オマエももう関わるな、と違う答えを吐く。理解しろと言うにはあまりにも唐突だったが、忙しくなった生活に適応していく以外、ナマエにできることは無かった。
「ねーこーちゃん、どこかな」
オスなのにちゃん付けなんて可笑しい。そう苦言を呈す男はもうどこにもいない。相変わらずナマエは猫のことを猫ちゃんと呼んでいる。名前を付けるのは、家が決まってからと誰に誓うでもなく決めていたからだ。
にゃあ、とあの雨の日よりも少しだけ深みのある声になった鳴き声と共に顔をひょっこりと覗かせた猫に笑いかけ、手に持っていた小さなトートバッグから猫用の缶詰と水用の皿、そして飲み水を入れたペットボトルを取り出す。
ちろちろと舌で食べ進める猫の小さな頭を撫でながらナマエは話し始めた。独り言にしては大きな声で、きっと近くを通った人がいたなら友人とでも話していると勘違いしそうなくらいの声だった。
「仕事も決まったんだ、やっと就活も終わり……ごめんね、今ねキミと暮らせるお家探してるから。もう少し待ってね。一緒に住もうね」
自分の手の中でゴロゴロと喉を鳴らす猫。じゃり、と背後でゴム製の靴底が鳴らすような独特の音が聞こえてナマエは振り返った。懐かしい音だ。今はもう記憶の中でしか会うことの出来ないその人が、よく履いていた、サンダルの音に似ている。多分、その人ではないだろうな、どこかで期待する自分を戒めるように頭の中で囁いて、ナマエはその持ち主を見上げた。
暗いこの夜の空間でも際立つように白い肌、筋肉だけがついた細い足、体型を隠すような黒い服。最後に見上げたその人の顔には深すぎる程の隈が刻まれている。
佐野、くん?頭で考えるよりも先に、そう呟いた口を覆う。本当にあの、佐野くんなのだろうか、と自分の目を疑う。記憶の中のその人と今目の前にいる人物は、似ているけれど、まるで別人だった。それでもナマエは目の前にいる人物が、佐野万次郎、その人だと確信を持っている。
「佐野、くんだよね?」
「……もう、忘れてンだろうな、って思ってた」
「な、んで?」
忘れて欲しかったから。オレのことなんかとっくに忘れて、幸せに生きてて欲しかったから。佐野はぽつりぽつりと答えた。その間ナマエはずっとその姿を見つめる。隈もそうであるが、随分と痩せたようだった。生きているのが不思議なくらい、窶れているように見える。
その姿を見て、ナマエはすぐに分かった。ああ、この人が不幸を背負ったのだと。きっとこの人だけでは無い、その周りの人も同じく不幸を背負っているのだろう。当たる光が明るければ明るいほど、影はその色を濃くする、という言葉がナマエの頭に浮かんだ。光にいることが良く似合う人だった。今はどうだ、濃く深い闇のような人になっている。
佐野は1歩、また1歩とナマエにゆっくりと歩み寄った。手を伸ばせば触れるほどに近付くと、しゃがんだままのナマエに目線を合わせるように地面に立膝をつく。いつの間にか、食事を終えた猫が2人を見守るかのように横に座り込んだ。
佐野はそれを見て猫に手を伸ばした。咄嗟に、ナマエはその手を掴んで止める。そうしなければ、きっとこの人は容赦なくこの猫の頭を潰すと思ったからだ。
なんで、と佐野は呟くようにナマエに聞く。なんで止めるのか。そんな意味だろう。答えを間違えれば、この手はきっと自分に向く、そう思ってナマエは家探しにすっかりと疲弊した頭で必死に考えた。だがすぐにやめて、ふふ、と笑い声をもらす。
「猫は、そっと撫でるの。言ったでしょう、警戒心が強いって」
「……あぁ、そう、だったっけ」
「そうだよ、忘れちゃった?」
ナマエは自分の記憶の中の佐野万次郎を信じることにした。どうやらその判断は正しかったようで、佐野はどこか安心したように息を吐き、自分の掌を見つめる。その様子に強ばっていた肩の力を抜いて、ナマエは立ち上がった。汚れちゃう、立って、と佐野に手を伸ばす。
以前と少しも変わらない、相変わらずお節介なナマエを佐野はぼんやりと見つめた。会わない間に、瞳の闇が濃くなったなあ、とナマエの目尻に涙が滲む。
伸ばした手を握った佐野はそのままその腕を引いて、縋るようにナマエを抱き締めた。ぎゅうぎゅうと締め付けるような腕の拘束に息が止まる。
「ナマエ、ナマエ……」
「……うん、ここに、いるよ」
「……なァ、オマエ、幸せ?」
「んー……普通だよ。やっと就職先見つかったけど、正直あんまり気乗りしてない。家も探してるけど、ペット可の物件って私の条件だと全然なくって、困ってる」
オレがどうにかしてあげる、何がいる?誰がジャマ?オマエが笑ってくれるなら、オレがなんでもやってあげる。佐野はそう言ってナマエの首筋に擦り寄る。なんて甘く、そして底なし沼のような言葉だろうかとナマエは思った。そしてそんなにも自分の幸せに拘る佐野を、愛おしく感じる。そうか、なんでこんなにもこの人に会いたかったのか、ナマエは唐突に悟った。好きなのだ、愛おしいのだ。
あの雨の日、手を握ったあの日から、ナマエは佐野万次郎という一人の人に恋焦がれていた、その事に8年ほど時が経った今にしてやっと気付いたのだ。
それは佐野も同じことで、だからこそ今日もここに人目を忍んで訪れている。佐野は分かっていた。ナマエにもう一度会ってしまえば、声を掛けてしまえば、名前を呼ばれてしまえば、手を伸ばさずにはいられないことくらい。
そして、今、手を伸ばしてしまった。
「なにもいらないよ」
ナマエの答えに佐野は息を呑む。佐野くんは、私が好きですか。そんな問いまで聞こえて耳を疑う。佐野の目には、しょうがないものを見るような顔で自分を見るナマエが映った。黙って、それを見つめていると、ナマエは聞こえていなかったのかな、と首を傾げたあともう一度問いかける。
「佐野くんは、私が好きですか?」
「……それ、今関係あンの?」
「大ありだよ。……だって、私はキミが好きだから」
「……だから、って、」
「ねぇ、佐野くん。私がキミを好きで、キミも私が好きなら、私たちは両思いだよね。好き同士が一緒にいる理由って、好きだから、以外いらないよね?」
佐野くん、もし、私にそばにいて欲しいと思ってるなら、キミが言うべき言葉は、なにがほしいとか、誰がジャマとかそんな言葉じゃないの。
「あのね、ただ、好きだよって言えばいいの。……なにも、なくても、いいんだよ」
そう言って自分の頭を撫でるナマエの細い背中を掻き抱いて存在を確かめるように大きく息を吸い込んだ。初めて抱き合ったというのに、まるで昔から自分の腕の中が居場所だったかのように収まるナマエの体の感触が心地好く思える。
好きだよ、昔から、ここで手を握ったあの日から、オマエが好きだよ、一緒にいて、そばにいて。佐野がそう譫のように呟くとナマエは佐野の頭を撫でて、一緒にいようよ、とその耳に吹き込むように囁く。
「佐野くんのお家は猫ちゃん大丈夫なの?この子も連れていきたいな。……あ、就職先、なんて言って断ろうか」
「猫……知らねェ。三途に聞く。シューショクサキは……まァそれも、三途にやらせるから、大丈夫」
「三途……さん?」
「知らなくてもいい、後で会うし。……なァ、佐野くんってやめてよ」
万次郎、オマエはそう呼んで。そう言うと佐野は体を離してナマエの手を掴んで立ち上がった。このすぐ側には三途の運転する車が控えている。兎にも角にもその車に乗せてしまえば、ナマエを取り巻く面倒なしがらみは全てなくなると考えて、その腕をグイグイと引っ張った。
万次郎、そんなに引っ張ったら痛いよ。痛いと言っているのにまるで擽ったいというような弾んだ声で自分を窘めるナマエ。
これだけは、失いたくない。佐野はそう思った。
ナマエは、久方振りにそういう佐野万次郎を見た、と密かに笑う。自分の幼馴染である花垣はきっと心配する、助けに来てしまうだろうと思ったけれど、今はもうどうでもよかった。
とにかく、この、辛い時にばかり笑ってしまう不器用な人のそばにいたい、その思いの方が大きかった。ナマエは自分の腕を引っ張るその腕に体を寄せ、離さないで、と小さく呟いた。その言葉に返事はなかったが、手首を掴んだ佐野のナマエの手を絡めとるように握るのを見て、それが返事なのだと、確信したのだった。
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