仗助と「相手に直してほしいところを言わないと出られない」部屋


「クッソ〜、どんだけ殴っても扉も壁も壊れねー!」

「こ、これだけ騒いでも外の反応すら分からないなんて…完全に遮断されてるってことだよね」

「当然連絡手段もねぇし…二人でなんとかするっきゃないみてーだな」

「うん。…でも、仗助のクレイジー・ダイヤモンドですらどうにもならないのに、わたしにできることってあるのかな…」

「…半信半疑だがよ〜、あそこに書いてあることをとりあえず試してみようぜ」

「『直してほしいところ』、かぁ…」

「おれだって男だ!どーんと受け止めるぜ!」

「……特にないから、困る」

「た、例えば、極端かもしれねーけど、コレが直ったら好きになりそ〜とか、なんか!そういうの一個くらいねぇか?!」

「近…っ!?や、ま、待ってよ、これってわたしだけが言うんじゃないよね?『相手に』って書いてあるし、仗助がもう思いついてるなら先に言って!」

「…それはちょっと」

「えぇ…、なんかずるくない?それ。あっ!じゃあ、いっせーので同時に言おう?わたしも今思いついたから」

「同時かァ…。まぁ、相手に聞こえるように言やぁいいってんなら可能、か…?」

「ね、それでいこう。ダメだったらまた改めてだけど…せーの、」

「『おれと距離とるとこ』!!」「『距離感近すぎるとこ』!」

「…え、開いた…けど、わたし仗助と距離とったりしてない…っていうか、仗助が近いんだってば!今も!」

「おれは意識的に近付いてんの!直す気はねーから慣れてくれよな!」

「む、むりぃ…!(心臓がもたないッ)」




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