クリスマスにブチャラティさんを誘いたい
◇平和なブチャラティチーム。
「ブチャラティさん!あの、ちょっとよろしいでしょうか…っ!」
「ん?どうした、なまえ。改まって…トラブルか?」
「いえ、そうではなく…クリスマスの予定って、なにかありますか?も、もちろん答えは可能な範囲でいいので…!」
「クリスマスか…。ああ、なるほど」
「(なるほど…?)」
「この時期は街の人々も浮き足立つ。小さな揉め事が事件にまで発展する可能性も高くなるだろう」
「は、はぁ…確かに、そうですね」
「よって、クリスマス前日、当日は街の巡回に努めようと思う」
「えっ!」
「少々荒っぽいことにもなるかもしれない。…もちろん他のメンバーにも同じことを言うが、一緒に過ごしたい大切な人がいるのなら、そちらを優先して構わない」
「えっ!?」
「なんだ、そういう相談じゃあなかったのか?」
「遠からずと言うかなんというか…、えっと、ブチャラティさん個人のご用事ってないんですか…?」
「オレの?…いや、特にないが」
「そ、そうなんですね!」
「そういうなまえはどうなんだ?何か予定を入れたかったんじゃないのか」
「わたしは…その、ブチャラティさんと…、」
「…?」
「ブチャラティさんと…っ!…同じことを、考えていました…ッ」
「そうか!そういうことなら力を貸してもらおう」
「はい…よろしくお願いします…(わたしの意気地なし…)」
当日は結局みんなでご飯を食べて大いに盛り上がった。
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