プロシュート、ペッシと副業の話
「…ハッ!アイドルになればいいんだ…!」
「ペッシ、その頭のイカレた女を仮眠室に運んでやれ」
「なまえ、相当疲れてるんだね。立てるかい?」
「待って待って、ほんと待って。わたしはイカレてないしそこまで疲弊してもいないから!今だってただテレビ見てただけじゃんよ」
「でも、急にアイドルになるとかなんとか言ってたような…、」
「NO!『わたしが』じゃなくて、『みんなが』なればいいと思ったのよ」
「それみたことか。イカレてる奴ほど自分はイカレてねーと言い張る。そーいうもんだ」
「NO!わたしはあくまで建設的な提案をしてるんですぅ。…ペッシ、この、今映ってるアイドルの衣装…プロシュートが着たら似合うと思わない?」
「あ?」
「に、似合う…!恐ろしいほどにッ!」
「でしょ〜!うちのメンバーってさ、みんな顔良し、スタイル良しで、運動神経もいいじゃない。こっんなスペック高いんだから、副業でアイドルやったらかなり儲かると思うわけよ」
「テメーは芸能界ナメてんのか」
「そりゃもちろんこういう大々的に活動するんじゃなくて、地下アイドルっていうの?自分たちのペースで仕事していけるやつで」
「…でも、オレみんなが歌ってるとこなんか見たことねぇっすよ。アイドルっていったらやっぱ歌は必須だろ?」
「……うん、確かに。ちょっと想像したけど一瞬で方向性の違いが露わになった。…惜しいなぁ、ギアッチョとか絶対キレッキレのダンスできると思うんだけどなぁ」
「別の意味でキレッキレになると思うけど…」
「おい、くだらねぇこと言ってねーでそろそろ出るぞ。本業の時間だ」
「へい、兄貴!」「はーい、先生」
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