プロシュートに仕上げてもらった
「我ながら上出来だ。おら、鏡見てみろ」
「…うわぉ。流石、いつもキチッとしてるプロシュート。ヘアスタイルと服だけでも一気に少年っぽい見た目になってしまったよ…わたしが」
「なまえよォ、まだんなこと言ってんのか。え?おい。例のターゲットに気に入られそうな見た目に近づけるのなんざオメーしかいねぇんだ。いい加減シャキッとしろ」
「でも、その男根っからの少年性愛者なんでしょ。うまく騙せるか流石に心配だよ。…そしてできれば気に入られたくはない」
「まぁ、実際気に入られるかどうかは問題じゃねぇ。
組織のシマと知っていながら妙な人身売買してやがる現場にさえ入れりゃあそれでいい」
「その会場で殺せ、ってのが面倒だよねぇ。普通に始末するだけなら簡単なのに」
「会場に来た連中に対しての一斉警告ってことだろうよ」
「分かっちゃいるけど…そんなやつのために髪まで切られるなんて…」
「軽く整えただけだろーが」
「あと、この胸潰しってやつが結構苦しい。このまま数時間って文字どおりキツい」
「ククッ、苦しいってほどたいそうなもんでもねーだろ」
「なんとなく言うんじゃあないかと思っていたけど実際言われると腹立つ。きっとリゾットやイルーゾォ、あとペッシはこの苦しみを分かってくれると思うけど、プロシュートはうっすいからなぁ。分からないかもなぁ」
「喧嘩売ってるつもりか知らねぇが、オメーの比較対象はそれでいいのか」
「…うん、ごめん。今のなし。…あーあ、仕方ない!わたし…いや、ぼくも腹を括ろう!」
「その意気だぜ、なまえ。…仕事が終わったらキッチリオレが女にしてやるよ」
「なんか…ッ、言い方ッ!!」
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