雪の日の花京院兄妹
◇『
花京院兄妹シリーズ』設定。
「ただいま〜」
「あれ、今日は早いお帰りだね、なまえ」
「うん。雪が降って来たからね、練習が切り上げになった」
「もう降ってるのか。じゃあ寒かったろう」
「いやー、もう寒いを通り越して…痛い」
「ああ…。でも丁度良かった。なまえと被らないように先に風呂へ入ろうと思ってたところなんだ。さっき沸かしたばかりだから、先に入って来るといい」
「え、いいよいいよ。兄さん丁度入るとこだったんでしょ。家の中に入っただけでも充分あったかいから、わたしはすぐじゃなくても大丈夫！」
「うーん、じゃあ…一緒に入る？」
「流石に狭いと思うよ」
「普通に返さないでくれよ…」
「ふはっ、冗談冗談。じゃあありがたく先に入らせてもらうね、兄さん」
「どうぞ。ゆっくり温まってくるんだよ」
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