女教皇編7
ポ「承太郎が…歯で磨り潰された…!」
ジ「承太郎…、」
ア「く…っ、間に合わなかったのか…!」
「…あ、ぁ…、そんな…承太郎さん…、うそ…まだ、まだ何も恩返しできていないのに…こんな…っ」
ジ「……いや、待て…。何か聞こえるぞ…!?」
「…え…?」
ア「遠くから、聞こえるような…」
花「だんだん近づいて来るような、」
ポ「こ、この声は…ッ!?」
「…歯、歯の中、から…?!」
ジ「みんな、身を屈めろ!」
承「オラオラオラオラオラオラッ!」
ポ「ダイヤと同じ硬度の歯を掘って出てきた!」
ジ「そしてその周りの歯もへし折っているぞ!」
「…あ、脚がある…!ということは、旅の途中、志半ばで倒れてしまったことを未練に思った学生の霊ではない…!」
ア「相変わらず凄まじい幽波紋能力だ…」
承「おい、みんなこのまま外へ出るぜ」
ポ「ああ!」
花「なまえ、立てるか?」
「は、はい、なんとか!」
承「やれやれ…確かに硬い歯だったが、叩き折ってやったぜ。ちと、カルシウム不足のダイヤモンドだったようだな」
「…もう、承太郎さんたら!ダイヤモンドは炭素ですよぅ!」
承「…、(まぁいいか…)」
花「(シリアスな雰囲気だが…なまえの泳ぎ方がとてつもなく変なことが気になって仕方がない…。なんだあれ、犬かき?)」
ジ「ふぅ…酷い目にあったわい…ん?おい、女が倒れているぞ」
「わっ!大変です!どうされたんでしょうか…」
ア「待て。女教皇の本体、ミドラ―だろう」
花「どうします?再起不能でしょうか」
ポ「美人かブスか見てくるかな」
「ポルナレフさんって時々最低ですよね…」
花「まあ、再起不能かも確認できるしいいんじゃあないか?」
「(花京院さんは時々恐いですよねー…)」
ジ「どうだポルナレフ?」
ポ「ノ、ノーコメントッ!やめろ!見るのは、やめろ!歯が全部折れてるから見てもしょうがねえ…!ひーっ!」
「か、かわいそうです…。若くして総入れ歯…」
承「そこかよ」
「承太郎さんだって、さっき素顔を見たいって言っていたじゃあないですか。好きなタイプかもって」
承「ありゃあ本体の気を逸らすための作戦だ」
「えっ!そうだったんですか!?じゃ、じゃあ本当に本心じゃあなかったんですね…」
承「本心を言っていたのはお前だけだぜ」
「えええ、みなさんひどい…純情な女心を弄ぶなんて…」
承「誤解するなよ。あの作戦はポルナレフが言い出したことだ」
「ポルナレフさん、やっぱり時々最低です…」
ア「…しかし、ついにエジプトに上陸したな…」
ジ「ああ…ジェットなら20時間で来るところを30日もかかったのか…」
花「色んなところを通りましたね。脳の中や、夢の中まで」
承「夢…?」
「わたしが同行するより前にそんなことが…」
花「ああ、みんな知らないんでしたね」
承「…まぁいい。…行くぜ」
「はいっ!」
end
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