長谷部に主命を下す
◇名前変換なし。
「なにをされているんですか、主!」
「ん、長谷部か。なにって…見てのとおり執務だよ」
「そういうことではありません。体調を崩されているというのに、何故養生せず執務をしているのかと言っているんです」
「大丈夫、薬研に薬貰って今はそんなに辛くないからさ。今日中にこれ終わらせとかないと明日以降大変だから」
「いけません。主は俺たちと違い、手入れをすれば回復するというわけではないでしょう。…主は代替のない唯一無二のお方。どうか、お休みください」
「…はぁ。まったく、なんで長谷部がそんな辛そうな顔するの。…そんな顔されたら無視できないでしょう」
「主…!」
「分かったよ。今日はもう休む。ただ、これだけは言っとくよ長谷部」
「はい、なんでしょう…?」
「貴方の言うとおり、わたしはわたししかいない。でもね、長谷部も長谷部しかいないんだよ。自分は替えが利くだなんて思うな。これは主命だから、絶対に忘れないように」
「…は、い…」
「よろしい。…じゃあ今日はもう寝るけど、明日は今日分の仕事もしなくちゃいけないからまた手伝ってよね」
「はい。なんなりとお申し付けください、主」
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