長谷部と考察する
◇名前変換なし。設定の捏造というか考察。
ダークな感じなので苦手な方はご注意ください。
「長谷部は、時間遡行軍の正体って何だと思う?」
「…正体、と言いますと…?」
「各時間軸に現れる、いつもみんなが戦ってくれている相手ってさ、どう見ても人間じゃないよね。かといってみんなとも違う、まさに“異形の者”って感じだ。…何を根源としてるんだろうな、と時々考えるんだよ」
「…そうですね。言葉の通じる相手ではないですが、人的な戦略や陣形で襲ってくることもあります。…俺は、人の怨念のようなものを刀や槍などに込めて実体化させているのではないかと…そんな風に考えることがあります」
「人の怨念、かぁ…」
「主は、どうお考えになっているんですか?」
「…わたしは…刀自身の想い、みたいなものなんじゃないかと思ってたよ」
「刀自身の…?」
「そう。例えばだけど、すごく大事に使ってくれた大切な主が敵対勢力に殺されてしまって、しかもその敵対勢力が後の世にまで影響を及ぼすような大きなことを成してさ。許せない、やるせないっていうそんな想いが積もり積もったその結晶、みたいな感じじゃないかってね」
「…なるほど」
「まぁ、わたしは実際に時間遡行軍の連中と対面したことはないから、なんの根拠もないんだけどね」
主、あなたの予想は正しかった。
あなたの冷たくなっていく身体から溢れて止まらない血液に、俺は涙を流すより
狼狽えるより何よりも。
逃げ去ろうとする異形の後ろ姿を真っ先に切断したいと思い、伸ばしたこの手はまさに異形のそれでした。
コンナ歴史ナラ、俺ハ要ラナイ。
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