キッドくんとの身長差


◇イメージでは高校生。


「キッドくんのばかっ!筍のようにすくすく育ちやがって!」

「理不尽にも程があるだろ。なんだそれ」

「…キッドくん、また背が伸びたよね…」

「おう」

「わたし、多分…成長止まった」

「女の成長期なんてそんなもんだろ」

「でも、キッドくんは伸び続けるよね」

「伸び続けはしねえよ。植物か俺は」

「…どんどん身長差が、開いちゃう」

「喜ばしいことだろ」

「15センチ…とっくに超えてるのに…」

「15センチ…?」

「恋人の、理想の身長差…15センチ前後」

「へぇー…」

「反応薄っ!」

「関係ねえしな」

「Oh…もしかしてわたし、恋人だと思ってたらとんだ勘違いだったっていうイタイ女?」

「本気で言ってんなら殴る」

「ごごごごめんなさい、ちょっと言ってみただけです…!」

「ったく…理想だかなんだか知らねーが、んなもん他人の感覚だろうが」

「他人…っていうか、一般的な統計だと思うけど、」

「お前はもしピッタリ15センチ差の男がいたら、そいつに乗り換えるのか?」

「本気で言ってるなら…泣く」

「例え話だ。泣く必要はねえよ」

「…例え話でも嫌」

「な?身長差なんざ関係ねえだろ」

「…うん。キッドくんなら大きくても小さくてもいいや」

「ククッ、なまえより小さいのは俺が嫌だけどな」

「ふふっ、小さいキッドくん、かわいいかも」

「本気で言ってるだろ」

「殴る?」

「そうだな…デコピンで勘弁してやる」

「…お手柔らかに」




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