亀と浦島承太郎


◇亀なまえさんと浦島承太郎。


「うぅ…、流木に挟まれて動けません…!誰かー。へるぷみーです〜っ」

「…ん?なんだお前、下敷きになって動けないのか…助けてやろう」

「わぁっ、親切な人間のお方!ありがとうございます!」

「いいや、大したことじゃあないぜ(短い前足をパタパタしている…かわいい)」

「あ、そうだ!あの、よろしければ助けて頂いたお礼に、竜宮城へご招待させて頂きたいのですが…いかがでしょう?」

「竜宮城?」

「はい!人間社会でいうところの都だとか帝都といったようなところなのですが、とても華やかなんですよ!」

「そいつぁ興味深いが…それは何処にあるんだ」

「海のふかーいところです」

「無理だな。おれはそんなに深く潜水できねえ」

「ご安心ください!わたしの上に乗って頂ければ大丈夫です」

「上に…乗っていいのか?」

「もちろんです!」

「…ぜってー潰れるだろう、お前」

「大丈夫ですよ。水の中では人間なんて軽いものです」

「………、」

「どうですか?」

「…いや、やはり遠慮しておこう」

「…そうですかぁ…」

「それより、礼がしてえって言うなら一度家に来ちゃあくれねえか」

「え、あなたのお家…ですか?」

「ああ。おれは海の研究をしているんだが、家に海草が溜まっていてな。処分に困っているんだ」

「海草!大好物ですっ!」

「(予想通りだ)なら、手伝ってくれるか?」

「はいっ!もちろんです!」



お持ち帰り、完了。




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