シーザーと少し近くなる
「シーザー！ごめん、お待たせしました」
「いいや、俺も今来たところさ。気にすることはないよ」
「もう、そうやっていつもシーザーはわたしを甘やかすんだから…」
「なまえを甘やかすのは俺の特権みたいなものだろう？存分に甘やかされてくれると嬉しいな」
「既に充分甘えさせて頂いてます。…でも、次からは遅れないように気を付けるね」
「ああ、分かった。…ところでなまえ、今日はなんだか少し…背が高い？ような気がするんだが、」
「あ、流石シーザー！あのね、これ」
「なるほど、ブーツか」
「そう。普段はあまり履かない、少し高めのヒールなんだけれど、このデザインが気に入って、つい買っちゃったんだ」
「色合いもデザインも、なまえによく合っているよ。それに…」
「？え、シー、」
ちゅっ
「いつもよりキスがしやすい」
「ま…っ！まちなかではやめて…っ！」
折角キスがしやすいのだから沢山したくなるのは仕方ないと俺は思うのだがどうだろう。
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