露伴先生の家は寒い
◇名前変換なし。
「露伴先生ん
家ってなんだか寒くないですか?」
「はぁ?別に寒くないだろ。暖房器具だって普通に置いてあるんだから」
「うーん、なんでかな…無駄に広いからかなぁ…」
「おい、無駄ってなんだ」
「なんというか、無駄に空間が広いせいで、こう…自然と距離が開いてしまうというか、心の距離?的な。心が寒いって感じですかね」
「どうしてもキミはぼくの家にケチをつけたいらしいな。…だいたい、距離なんてものはキミが勝手に開けているだけで、詰めようと思えばいくらでも詰められるだろう」
「え、いいんですか?詰めて」
「…仕事の邪魔になるようなら追い出すからな」
「はぁい。いい子にしてます」
追い出したことなんてないくせに。
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