露伴先生にお祝いを言いたい


「露伴せんせっ、原画展!やるんですね!おめでとうございますっ」

「…祝ってくれるのは素直に嬉しいが、ジャンプ抱えてわざわざ走って来たのかい、キミ」

「いやぁそれはもう!嬉しくて、いてもたってもいられなかったので!」

「ぼくが留守だったらどうするつもりだったんだよ」

「そしたら…そうですね、特に考えてませんでした」

「文字どおりの考えなしってわけか…。ぼくは時々キミが心配になるよ」

「あはは、それはどうもスミマセン…。でも、いらっしゃったので結果オーライです!」

「まったく、呆れたヤツだな…。まぁでも、本当に気持ちは嬉しいよ。ありがとう、なまえ」

「いえ、そんな…。わたしも先生に伝えられてよかったです。残念ながらわたしは行けそうにないですけど、せめて盛況を祈ってますね!」

「…おいおいおい、ここまで息巻いておきながら来ないつもりか!?」

「だって、会場って東京ですよね?遠いですよ。高校生のお財布事情察してください」



一人や二人連れてってやるよ!




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