ゲーマー二人についていけない


◇学パロ。テレンス、花京院と一緒にゲームで遊ぶ。


「…二人ともさ、このゲーム今日初めてプレイしたんだよね?」

「何を言っているんです、今更。私がパッケージのフィルムを剥がすところを貴女も見ていたでしょう。それに、このゲームは本日が発売日ですよ」

「テレンスの言うとおりこれは今日発売の新作だから、当然僕も初見だよ。どうしたんだい、突然?」

「そうだよね、うん。…いや、ダービーも花京院もなんかすごいやり込んでる感があったから、つい」

「そんなことはないよ。まだまだ操作に慣れないと思っていたところだ」

「コンボがうまく決まらないんですよねぇ」

「いやいやいや、だからさ、なんで既にコンボとか裏技とかに手を出してるの?!進みが早い!早すぎるよ!」

「え、コンボや裏技はどんなゲームにもつきものじゃあないか」

「なんならバグを見つけるのも楽しいものですよ」

「…あー、ダメだ。わたし二人についていけない。…あ、そうだ」

「?」「?」

「今日はバレンタインデーなので、チョコを用意しています」

「これ…みょうじの手作りかい?」

「イエス!メイド イン わたし!…って、まぁ簡単なトリュフだけど、だからこそ味は保証するよ!おやつにと思って持ってきたんだけど、これを賭けて勝負!ってのはどうかな」

「チョコレートを賭けて勝負…ですか?」

「そう。対戦で、勝った人がひとつトリュフをゲットするの。せっかくだからそっちの方がおもしろくない?」

「ほぉ…それはいいですね。私は構いませんが、キミはどうですか?花京院」

「ああ、僕も異論はない」

「よ、予想以上の食いつき…。あの、わたしもやるからね?手加減、してね…?」

「…すまないが、ゲームにおいて手加減はなしだと思って頂こう」

「同じく。賭けとあっては負けるわけにはいきません」

「ええ〜…」



そしてわたしはおやつを諦めた。




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