幽波紋使いによる無駄にハイレベルな影武者ごっこ


「む、なまえか」「何を呆けている」

「あ…ありのまま今、目の前の光景を言葉にするぜ!ディ、DIO様が…二人いる…だと…?!」

「そうか、貴様にはそう見えるか」「フフフ…出来は上々というわけだ」

「出来…?ハッ!片方は影武者というわけですか?!」

「そんなところだ」「なまえ、果たしてお前に区別がつくか?」

「…難題ですね…。見た目だけならどちらもDIO様そのものですし、声も然り。えぇと、敷いて言うなら若干話し方の抑揚に違和感がある…左のDIO様が偽物!」

「そうか…。おれもまだまだのようだな。これがおれの本体のハンサム顔だ!」

「うおっ!?な、なるほど。偽物の正体はラバーソールかぁ」

「しかし甘いな!もう一方のDIO様はッ!」

「身長、体重、匂いまでも思いのまま!クヌム神のオインゴとはおれのことよ!」

「な、なにィーーーッ!?って、どっちも偽物じゃんか!ずるい!」

「誰も『どちらかが本物だ』なんて言っとらんだろーが、マヌケめ!」

「ククク、騙されてやんの。ま、おれの変身を見破るのは弟でさえ不可能だから仕方ねぇがな!」

「くそぅ…。でも二人とも、他はともかくそれ、アイスさんの前ではやめときなね」

「安心しろ。おれたちはそこまで命知らずじゃねぇから」

「予言がなくとも自分がどういう末路を辿るか目に浮かぶようだぜ…」

「防衛本能がちゃんとしてるのはわかったけど、もしかしてわたし軽く見られてる?」



台詞募集で頂きましたフレーズを使わせて頂きました。




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