トリッシュとお買い物
◇5部終了後の平和な世界。
「これなんかどうかしら」
「おお〜、かわいい!トリッシュ似合う!」
「…あのねぇ…、今日はあたしのじゃあなくてなまえの服を選びに来てるのよ。あたしに当てはめてどうするのよ!」
「ご、ごめん!トリッシュはなんでも似合うから…つい、ね?」
「まったく…本当に選ぶ気があるの?」
「ありますあります!…でも、わたしにはちょっとこの辺のは、派手かなぁ〜って」
「そう?これから暑くなるんだから、こういうデザインの方が涼しくていいじゃない」
「いやぁ…ちょっと涼しすぎるというか、身の丈に合わないというか…」
「馬鹿ね。今のうちしかできない格好ってものがあるでしょ。…それに、たまにはこれくらいサービスしてあげてもいいんじゃないの」
「いったい誰向けのサービスなの!?というか、サービスになるの、これ?!」
「…あら、違った?衣替えにかこつけて脱がせやすい服でも探しているのかと思ったわ」
「そ、そんな風に思われていたの…。わたしそんなエッチじゃないもん…」
「知ってる。ちょっとした冗談よ」
「冗談キツいよぉ…」
「でも実際、こういうのはちゃんとした利点もあるのよ」
「利点?涼しいとか、ぬ、脱がせやすいとか以外にってこと?」
「乾きが早いの。天気のいい日にちょっと外で干せば完璧よ」
「本当にちゃんとしてる!」
一人暮らし力の高いトリッシュ。
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