承子ちゃんのサプライズ


「よう」

「……承子ちゃん…の、幻覚が見えます…!これが世に言う5月病なるもの…??」

「幻覚じゃねぇよ。ほら、触れるだろ」

「さ、さわれる…あったかい…!でも承子ちゃんはアメリカ…ハッ!わたし、もしかして授業中に居眠りをしているのでは…?!」

「落ち着け。幻でもなけりゃ夢でもない。…なまえがこんなに驚いて取り乱すとは…くくっ、予想以上だぜ」

「待ってください承子ちゃん。え、本当に承子ちゃんですか?なんでうちの学校の門前に承子ちゃんが…?」

「夏休みだ」

「…まだ5月ですよ?」

「アメリカじゃあ5月から夏休みに入るんだよ。クリスマスのお返しにと思ってな。黙って帰国した」

「…っ〜承子ちゃぁん!」

「お、っと…おいおい、いいのか?こんな往来で抱きついたりなんかして」

「いいんです!…女の子同士の特権、です…っ」

「…そうだな。それじゃ、アタシも遠慮なく」



まぁ、最初から抱きしめるつもりでいたけれど。




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