星辰の檻の調べ(元親)[7/7]


 



よくよく表情の変わる男だ。

普通は感情を読まれないように無表情を貫くか微笑んでいるかが軍師の定常だろうに、萩原彰道はくるくるとよくもまぁ変わるなと感心するほど感情を顔に出す。

だが、厄介なのはその感情がどう言った類いの判断に起因するのかさっぱり理解できない点だ。

今にしてもじぃと元親を見てはいる。

真剣そのものだが、手を出してくる雰囲気ではない。

しかし友好的に談笑するそれでもない。

何か熱心に考えていてけれど答えはとうに出ているような、より利益の高い算段を熟考して導き出そうとするような、品定めに間違いがないか確認するような目付き。

よくうちの軍の勘定方がいかに軍備費を捻り出すが考えている時の目にそっくりだ。

どこかその先にある熱狂を夢見ながら、現実と格闘する男の目だ。

その天秤に分銅と一緒に乗せられているのが俺と俺の部下でなければ素直に魅入っただろう真剣さに、それでも少し目を奪われた。

信念を迷わずに貫く男の目はいつであっても輝いて見えるもんだ。







海面を滑る夜風が肌寒く吹き付け、ぴりぴりした闘争心が潮の香りに乗る絶好の条件。

片手で肩に碇槍を構えた元親の銀髪がさわさわ兄貴風だか潮風に揺れる。

薄着の第一衣装が筋肉の盛り上がりを隠さずにさらけ出し、ランプのオレンジ色の明かりの下で陰影が強く踊る。

俺は船の縁から腰を上げて元親を見下ろした。

ポジションは悪くない。

コンディションは最高。

俺は澄み切った視界でじっと見つめた。



肌寒さと緊張で勃っているだろう乳首を。



やはり巨乳のアニキのチャームポイントはピンク色で 、期待通りに美味しそうに俺を誘っていた。






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