鬼畜の星、鬼の星(佐助)[3/6]
鼻息が荒くなるのを抑えるのも難しくなって、思わず佐助の手を取った。
「佐助…」
「何?萩原の旦那?」
足にくくり付けていた苦無を取り出す仕草が酷く色っぽい。
「一回ヤらせて」
「………最近は遊廓行って抜いてたんじゃないの?」
冷め切った声と既に刺さっている苦無がなければ拗ねている様に聞こえる台詞だ。
いや、ツンデレだと考えるんだ!
照れ隠しに相手を殺そうとしちゃうツンデレな忍だと思えばさらに萌える!
「女は抱かない主義でね」
「宝の持ち腐れだね。短小包茎なら笑えたのに、さっ!!」
力一杯股間に蹴りを食らった。
盃を取り落とした幸村が喉を引きつらせ真っ青な顔で股間を押さえたのが見えたが、取りあえず無視しておく。
痛みは無論感じない。
「痛てぇなぁ…腫れたらどうすんだ?」
「!?」
普通なら泡吹いて撃沈するはずなのに、何事もなく佐助を抱きすくめた。
「なんで平気なの!?」
「平気なわけないだろ?見ろよ、股間が腫れてきてる」
胡座の上に佐助を無理矢理乗せて、体の間から股間が見える様に着物をめくった。
いつもの事だが、褌は付けていない。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
マックスじゃないが、既に常人の臨戦態勢を凌駕する質量と熱がバッチコーイしているのを見て、佐助が暴れ出した。
幸村は破廉恥ぃぃぃぃぃぃと叫んで、確信犯的にこの場の被害を受けぬうちに離脱。
「嘘だろ旦那!?」
「忍が定なれど…っ!!」
幸村は逃げ出した。佐助を見捨て酒樽を抱えて。
さすがに佐助が傷付いた顔をした。
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