ネイキッド・ハード・ギグ[5/30]
「俺が一番風呂だが、今はうちの連中が風呂に入ってる。残り湯でよかったら八つ時には入れるぜ」
透けろ!透けろ乳首!と鬼としての力に目覚めないかと念波を送っていて、我にかえる。
「あ、あぁ」
「まぁ、その様子なら入らなきゃなんねぇだろうがな」
そんな汚ならしい格好してるか?
髭とか伸びてるけど。
良く分かっていない俺に堪え切れずに、小十郎が笑った。
「朝立ちくらい隠せ。褌も穿け」
褌穿いてねぇから着物の合わせ目からもろに出てるぞ、と指差された股間は勃っていた。
「ちょっ!これは違っ!」
あんたがエロいからこんなになってんだ!と言いたい。
手で着物の端を引っ張るが隠し切れないし、寝返りも打てない。
お願い!目線逸らして!
笑っていたが、なにか思い当たって小十郎が黙り込む。
「………でかすぎて褌だときついのか」
「そんな考察しなくていいから!」
くつくつと笑うと目を閉じて小十郎が立ち上がる。
踵を返し、格子に手をかけた所で振り返る。
「好きなようにくつろげ」
含み笑いが誘っているように見えてさらに元気になりそうになった。
男って不便だ!
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