ネイキッド・ハード・ギグ[22/30]


 



それからは力ずくに近かった。

手を縛っていた帯を引き千切り、腹の上に馬乗りになって身体を押さえ付け、ひたすらイかせた。

コリコリと前立腺を突き上げられるのが気持ち良くて、政宗を絞め殺すんじゃないかってくらい腰を振った。

負けじと政宗も尻を掴んで力任せに突き上げる。

何度も達するうちに先に音を上げたのは政宗だった。

かすれた声を上げて身体をよじり逃げ出そうとする政宗に口付けてさらに追い詰めると、本気で怒り抵抗し始める。

それを押さえ付けてイかせると、すぐに呻き声が涙声に変わった。

身も世もなく喘ぎながら、一つしかない目から幾筋もの涙を流す姿は扇情的以外の何者でもない。

ぷるりとした唇の間に舌を入れて上顎を舐めると反射的に噛まれて、血の味が広がる。

それでも舌を絡めてひとしきり愛撫してから口をゆっくり離すと、俺の口から唾液と血が流れ込んで、政宗の口の中に血溜りができていた。

息ができず政宗がそれをごくりと飲み下す。

荒い息で力なく懇願する政宗にさすがに良心が傷んで、次の一回で最後にした。

俺が達して拘束を解いても疲れ果てた政宗は床に転がったままだった。

だが俺は転がっているままというわけにはいかなかった。

便所じゅうに飛び散った精液を何とかしなければならなかったからだ。

着物で床を拭き取り、最後にはよれよれの政宗にも手伝わせ、何とか証拠隠滅した。

風呂に行くよう言って政宗を放り出してから、どろどろの着物を羽織って悪鬼を叩き起こせば、身体にまとわりついていた情事の後も着物も綺麗さっぱり消え失せた。


『我をこの様な事で起こすな、万年発情期が。うぬは股間に脳味噌がぶら下がっているようだな』


しこたま嫌味を言われた。


『鬼の身体ゆえ、その程度の傷は直に癒える』

「まじ!?ラッキー!」

『締まりのない尻から糞を垂れ流されても我が迷惑なだけだからな』

「………」

『犯るならばうぬの躰で精々垂らし込んで首級を貢がせよ、我がために』

言うだけ言って悪鬼はまた邪鬼丸の中で眠りについた。

眠かったので手短に済まされた感じがしたが、ペナルティもなかったのでほっとする。

気が抜けると疲れがどんよりと腰の辺りにのし掛かってきた。

綺麗な身体で座敷牢の布団に横向きで寝転がるとすぐに眠気が襲ってくる。

次に目覚めた時には交わった痕など残っていないだろうと、縛られた痕のある手首を見ているうちに意識がすっと途絶えた。






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