ほどけ雪


「ごめんね、忘れて」

 震えた声で紡がれた言葉が、脳裏に焼き付いて離れてくれなかった。




 とっぷりと闇色に染まった空に向かって、長く息を吐く。見えないのに帯のようになって絡み付いた気がして、ひどく煩わしい。

「泣かせて、しまった」

 ぽたり呟けば、夕陽の残り香に照らされる滴が甦り。嫌というほど焼き付いていて、しばらく忘れられそうにない。




 心にもない言葉を吐き付けたのは、一体これで何度目だろうか。
 からかい、遊び、本心を見せぬように振る舞うのが詐欺師としての常。気が付けば顔と同化していたその仮面は、溢そうとした本音を押し止めて変換してしまう、というのが言い訳。

 そんな大それた理由なんて、本当はないんだろう。ただ、怖いだけ。今まで隠してきたものが暴かれそうだったのが、核心を覗かれて嫌われてしまうのが、怖くて怖くて堪らないだけ。

 今日なんて、特にそうだ。「好きなの?」だなんて。
 針で突くみたいに、心の奥の奥に言葉を放り込んでくるあいつの顔はいつものようにあっけらかんとしていた。そんな顔したやつにバレるのが嫌で、癪で、結局は怖いという表現に落ち着くわけだけど、とにかく慌てて取り繕ったおかげでむやみに突っぱねてしまった。
 けれど否定しなければ肯定ととられてしまうかもしれなくて、それはそれで怖い。

 嫌われただろうかと呟けば、甦る滴と引き留めれば良かったろうと囁く声。
 あぁ、そうだ。訂正する暇なんていくらでもあった。特に、あんな狭い部室なんて、手を伸ばせばすぐ届いたろうに。
 それよりも早くあいつが動いた? まさか。怖がって足踏みをしただけだ、そんなもの。

 臆病者、と声がなじる。
 あぁ、そうだな。俺は臆病者だ。詐欺師という二つ名なんて、他者が張り付けたラベルでしかない。
 臆病な自分には余る気持ちだったんだと、目を逸らすように結論付けた。




 部室清掃から、およそ二週間。仁王とは、ほとんど言葉を交わしていなかった。

 というか、本当にもう二週間も経ってるんだ。相当ぼんやりしてたのか、未だに引きずっているのか。どちらかはわからないけれど、仁王との最後の会話は昨日のことのようにはっきりと思い出せる。
 思い出しては胸を痛めてるっていう、馬鹿みたいな行動だけど。

 ふと目を向けた先、私がいたのとは別のテニスコートでの練習試合も、既に終盤に差し掛かっているらしく。そろそろ片付けを呼び掛けるかと足を伸ばした。
 そろそろ片付けなくちゃだから。別にあわよくば話そうとかは思ってないから。なんて、試合の配分をしっかりと覚えているマネージャー的自分へ言い訳もしつつ。

「仁王! ちょっと動きニブいんじゃね……のっと!」
「そりゃあ! お前さんに合わせとるだけじゃよ……っと」

 パコン、パコン。
 小気味良い音を響かせているのは、記憶通り丸井と仁王。
 マネージャー生活も三年目、そうなれば見慣れた光景にはなるんだけど、丸井の言葉の通り仁王の動きが少し悪い、ような。いつもはしないようなミスが多いというか……何か焦っている様に見えるとでも言えばいいのか。
 それでも、言われてようやく気付けるようなレベルの違いで、なんだか少し悔しくなった。

 しかし、不調らしいとはいってもその腕がレギュラーのものであることに違いはなく。互いに点を取りつ取られつ、どちらが先走る訳でもなくゲームは進んできた、らしい。
 さっきまで柳と真田の試合の方を見ていたせいで詳細は知らないけど、スコアボードを見るにそんな感じだと思う。



 二週間前のあの事があってから、前よりも意識して仁王のことを観察するようになった。
 尻尾のように束ねられた髪の位置は、実は日によって左右が違うだとか、一人でいるときはどこか寂しそうな顔をしているとか、前まではよく出没していたサボり場所には全くといっていいほど現れなくなった、とか。
 今のように試合をしているときは、ふざけているようで時々真剣な顔を覗かせるのにも、最近ようやく気付いて。

 新しく仁王を知る度、胸が締め付けられる。
 私がどれだけ向こうを見ていようと、向こうからこちらに向けられる目線はない。
 彼は、私を好いていない。ただ無関心。
 そんな相手に、届くはずもない手を伸ばし続ける私は、まさに滑稽さの塊なんだろう。けれど、私はそれでも──


「お、名字じゃーん!」
「えっ」

 思考に沈みかけていた意識を引き上げたのは、不意に投げられた丸井の言葉。なんでわざわざ、なんて思考に至る前に更に声が飛ぶ。

「避けろ名字ッ!!」

 振り向いた視界。端に黄色い塊。ボール。奥に焦る銀色。サーブミス? あ、ヤバい。この速さはぶつかる。早く避け、ないと?
 一歩下がって、やらかしたとすぐに思った。踏みつけたものは、私たちがよく知っている黄色いそれ。傾いていく視界。このまま転ぶわけにはいかない。そう思って手を伸ばしたのも、間違いだったんだろう。
 すがり付いたボールかごを巻き込んで、私は派手にすっ転んだ。

 がらがらがっしゃーんと響く音。転がっていくボールたち。
 ああ、やっちゃった。マネージャーが片付けるもの増やしてどうするの……
 ため息を吐く余裕ができる頃には、周りにいた他の生徒が集まり始めていた。

「おいおい名字ー、大丈夫か? 今ハデーに転んでたろぃ」
「あ、あはは……ごめんね、なんか大袈裟になっちゃ……いっ」

 ずきり。足首が痛みを叫ぶ。
 人の柵が出来上がる前に立ち上がろうとしたはずが、再び地面に伏せ。さっきので捻ってたのか。あぁ、くそ。
 けれど、追い討ちをかけるようにもう一つ、銀色の声が投げられたのが嫌というほどしっかり聞き取れた。

「すまん、コントロールミスった」
「おい仁王ー、名字今ので足捻ったっぽいんだけどー」
「い、いや、大丈夫。自分で歩ける、から……」
「……全く、詐欺師に嘘を吐いたところで無駄じゃとわからんのかのう」

 それは、一瞬のこと。
 手を貸されてたまるかと痛みに歯を食い縛る視界の端、仁王がしゃがみこんだかと思えば直後に浮遊感。一拍遅れて、抱えあげられたのだと気付いた。
 それはいわゆる、お姫様抱っこというやつで。

「え、ちょっ……大丈夫だっていッッたい!!」
「こら、暴れなさんな。……元はと言えば、俺のミスが原因じゃ、俺が保健室に運ぶ。いいな、幸村」
「うん、そうだね」

 私に反論する自由なんてないというのか、いつの間にか近寄ってきていた我らが部長は許可を下ろし。あまりにあっけらかんと言うものだから、手足を暴れさせる気力すら持っていかれてしまった。

「部長に許可も貰ったことじゃ、サッと行ってパッと帰ってくるかの」
「……勝手にして」

 至極愉快そうな彼の言葉の向こう、「次は俺とやろうか」「嘘だろー!」なんて練習へ戻っていく声が聞こえる。ゆったり遠ざかっていくそれらを聞きながら、案外安定感のある彼の腕の中で目を閉じる私。
 仁王の顔は、未だ見れない。




「なんじゃ、居らんのか」

 その言葉に瞼を上げる。思っていたより顔が近くて、慌てて背けたけれど。
 背けた先は保健室の扉。丁度、目線の位置に「不在」の文字がぶら下がっていた。

「このままじゃドア、開けらんないでしょ。下ろして、いいよ」
「わやにすな」

 ただの本音になりかけて、慌てて提案の体に直す。が、聞き馴染みのない言葉が返されただけ。
 “わや”ってなんだろう、とこっそり首を傾げたタイミングと足でドアを開けてみせたのとはぴったり同時。今、上身ほとんど揺れてなかったよね。どうやったんだろう。やっぱり前世は猫なんじゃないの?



 やっと腰を落ち着けられた保健室の中にも先生の姿はなく、「俺がやる」と残して離れていった仁王をぼんやりと眺める。
 保健室に入り浸っていた時期でもあったんだろうか、彼はさくさくと目当ての物を見付けては片手に積んでいく。最後に蛇口を捻ったところで振り返ったため、なんとなく目を逸らした。

「ほれ、こっち向きんしゃい。氷嚢、足首に当てとけ」
「あ、うん」

 宙を舞ったそれは、ぼすりと私の手の中に。足首に当てながら、それにしたって慣れてるよなぁと内心で溢した。
 自分で手当てをしてるのかとも一瞬思ったけれど、よく怪我をするタイプには見えないし。よくあっちこっち切ったり擦ったりする切原くんは切原くんで、自分の手当てはまともにできないんだよなぁ……器用さの問題なんだろうか。

「しばらく当てて……確か、15分ほどを何セットか、まぁ4回もやりゃあ十分じゃろ。必要ならテーピングもするが」
「……うん、お願い」
「任せんしゃい」

 思っていたよりも、会話はスムーズに進んでいる。氷嚢に添える手をそっと入れ換えれば、存外大きな音で詰められた氷は鳴いた。

 スムーズに進んでいるとはいったけど、それはおよそ仁王の方。顔が見れないから声でしか判断できないのだけど、それでも淡々と平然と言葉が返ってくる。当たり前かもしれないけれど。
 一方の私は、一言を返すだけで精一杯。今までであれば投げられていただろう、「随分慣れてるんだね」なんて冗談すらもて余していて。
 こんなに近くにいるのに全然近付けないことに焦ってしまったんだろうか、余裕綽々の彼に苛ついたんだろうか、あまりにも急いた言葉が口をついて出た。

「私のこと、興味がないって言った割には随分面倒見るんだね」

 私の足の回りをくるくると、どこか踊るようにしていた白い手が一瞬、跳ねるように動きを止める。
 しまった、と顔をひきつらせてみたとしても、一度吐き出した言葉に待ったは効かない。きまずさのまま顔を伏せて、返事を待つしかなかった。
 永遠にすら思える永い一瞬の後、その口がようやっと開かれる。

「興味がないのと、責任がないのは別じゃろ」
「そ、そっか」
「ま、そもそもあの言葉自体が嘘じゃがのう」
「──は?」

 あっさりと、余りにもあっさりと置かれた言葉に、塗りたくった安心の色が吹き飛ばされた。
 嘘? あの言葉が? 私に興味がないっていうのは、嘘? こいつ、は今、そう言った?

 呆然と見上げたのは、あれだけ見ないように避け続けた仁王の顔。見覚えのある、ふざけたにやけ顔じゃなくて、ただ黙々とテーピングを巻き付けている、素っ気ない顔。
 こいつは、あのときもこの顔で。

「俺は詐欺師じゃき、嘘くらい平気で吐くナリ」
「ふッ……ざけないでよ!!」
「おっと」

 氷のように白い白い手を振りほどくように暴れさせた足で、色んな痛みを踏みつけるようにして立ち上がる。

 あの言葉が嘘だっていうなら、私は何で、何のために泣いたの? 私は何のために悩んでいたの? 何でそんな嘘を、私はつかれなきゃいけなかったの?

 言葉にしきれない言葉が喉の奥で渦を巻いて、どうにかそれをぶつけてやりたくて、いっそ殴ってやろうかと一歩を、捻った方の足で一歩を踏み出して、傾いた。


 名字、と聞こえた。
 私の名字、彼の声。泣きたくなるくらい、柔らかい声色で。


 捻った足に体重をかければこうなることくらい、いつもみたく冷静だったら立ち上がるより先に気付けたんだろうけど。けれど、血の上った頭ではそんな判断は下せず、結果は憐れ、彼の腕のなか。

「はな、して」
「離さん」

 優しくて、強い声。暴れる気をなくすのは、今日で二回目だった。
 受け止めるだけの形から、いつの間にか抱き締める形に変わっていた腕が、背中側に回された彼の細い手指が、私をゆるゆると窘めていく。

 どうして、と声にならない思いが増えていく。
 どうして、あんな嘘を吐く口でそんなにも優しい声が出せるの?
 どうして、あんな突き放すようなことをいったくせに優しくするの?
 どうして、私に、諦めることを許してくれないの?

 行き場を失った渦が、ぼろぼろと目から溢れ出る。ユニフォームを汚さないように、嗚咽を洩らさないようにと顔に腕を押し付ければ、その腕ごと強く抱き締められて。
 余計、涙が溢れた。


 それから、どれだけの時間が経ったんだろう。
 氷嚢がただの水袋になるくらい? それともほんの瞬きの間? 何にせよ、不意に掛けられた言葉で引き戻された。

「始めから、こうすりゃあ良かったんじゃなぁ」
「なに、が」
「ん、こっちの話」

 くふ、とくすぐったい笑い声は頭の上で響く。
 身長の差が、少しもどかしい。

「……お前さんの顔を見てると、の? つい本当の事が言えなくなる。意地張って、隠そうとして……それでどうなったって、二度も泣かせた。そうなるくらいなら、こうやって顔を合わせんまま話した方がえいに決まっとる」

 言葉は、桜のそれのように降り注ぐ。
 今まで聞いたことのない優しい声を、言葉の通りに取るとしたら。いやでも、それにしたって。

「少し長くなるが、聞いてくれるか」
「……うん」

 判断するにはまだ早いと、開きかけた口は閉じる。
 聞いてくれるかなんて言い切った割にはまだ覚悟が決まりきっていないのか、何度も息を吸って吐いてをする仁王。そのたびに、押し付けられた胸がゆったり動くものだから、少しくすぐったい。
 もっとくすぐったかったのは、その間も彼の手が私の頭で一定のリズムを刻んでいたこと。

「今、考えるとなぁ……初めて見たときからだったんじゃと思う。ずーっと気になって、ちょっかいをかけては、その反応で笑って」

 そんなこともあったっけか。仁王が仕入れてくるイタズラグッズの被害者は、いつも私が最初だった、気もする。

「けんど、いつだったかのう……『そんなことばかりしていたら嫌われる』だとかを誰かが──確か柳生じゃな、ダブルス組み始めで互いを観察しとったはずだから、──に言われて。あのときはほんに焦った」

 言われて甦るのは、「仁王くんも困ったものですね」という柳生の姿。あのときはなんで私に言うのかわからなかったけど、そうか。そんな前から私を見てたんだ。

「それで……それから、お前さんに嫌われないよう嫌われないよう気を付けてた、はずぜよ」
「結局ちょっかい出しになってたくせに」
「ははは、気になるもんは気になるってことナリ。勘弁しとおせ」

 だけど、と続けかけた仁王は、一度言葉を詰まらせる。ここまで言っておいてためらうなんて、この詐欺師は案外、本当にビビりなのかもしれない、とかも思ってみたり。

「……名字。お前さんと話してるときは楽しかった。選手じゃないってのもあったんかもしれんが……でもな、それと同時に、それ以上に怖いと思う事が増えてったんじゃ。誰にも話さんような本心ですら、お前さんには簡単に見せてしまったり……まるで、全部暴かれていくようで……」

 一言ひとこと、音の一つすら選ぶように、ゆったりと紡いでいく彼の声はなぜだろうか、聞き覚えがあって。
 私にとっては些細なことだった、いつかの日に通りすぎてしまったことが、彼にとっては何よりも重いものだったのかもしれない。ただ、いつかのあの日も、今日も、この声を心地好く思うのは変わりはしない。

「それで……これ以上暴かれとうなくて、あんなことを言った。突き放せば、もうそんなことはないと、そう思った。でも、でもなぁ、名字? お前さんが傷付けたくてあんなことを言った訳じゃあなかったぜよ、これだけは信じとおせ」
「……」
「……まぁ、急に言われても信じられん、わな」

 からからと笑う仁王に、私は何も返せない。
 言いたいことはこんこんと湧き出すくせに、いざ吐こうとすれば、何もなかったみたいにかき消えて。
 そうなったら、私に残されたできることなんて、ただ息を吸って吐くだけだ。

「なぁ、もう一つだけ、これだけ言わせてくれ。……良いか?」

 彼は、無言を肯定と取る。

「俺は……名字、お前を好いとる。本当に。心から好いとう。好いとうよ。……おかしくなりそうなんだ……」

 絞り出すような声。
 やっと言えた、とため息混じりに言う仁王は、その声に安心しきった雰囲気を纏わせていて。そのくせして、私を包む腕は微かに震えているもんだから、ずるい。だってこんなの、ほとんど言い逃げじゃないか。
 瞼を下ろした目には、何も映らない。そのはずなのに、どうしようもなく眩しくって、眩しくて悲しくて嬉しくてたまらなくって、未だ出てこない言葉の代わりに頭を押し付けた。

「名字?」
「……離して」
「……そう、じゃよな。すまん、今更こんな虫のいい話──」
「違う!」

 押し退ければ開ける視界。少し滲んだ世界の中、それでも痛そうに顔を歪めた仁王は見えた。
 本当馬鹿だな、何で言い逃げする側が泣きそうなの。

「私は……私だって、好きで好きで変になりそうだった! なのに勝手に自分だけって、自分だけそうだって勝手に思い込んで身を引こうとか、自分勝手にもほどがあるんじゃないの?!」
「勝手まみれじゃの」
「うるさい! 言葉がまとまんないの!」

 落ちきらなかった滴が視界を滲ませるのが急に煩わしくなって、乱雑に拭う。
 もう一度、睨むように見上げ直した仁王は、その表情は、いつの間にか困り顔に変わっていて。

「気付いたのめちゃくちゃ遅かったけど、でも私、本当に好きで。『興味ない』って言われた後だったから、叶わないって分かりきってたのに、それでも好きとか、苦しいだけじゃん! でも、止められなくて、諦められなくて……だから、今、こんな、こんな──今更過ぎ!!」

 言葉がまとまらない。
 ただただ、八つ当たりをするように言葉を吐いて吐いて吐いて。感情が昂るのに合わせてまた溢れだした涙、それを拭うため言葉を切ったタイミングで、強く抱きすくめられた。

「ごめん、名字」
「……何に」
「わからん。でも、ごめん」

 身長差のせいで、どうやったって胸に顔をうずめざるを得ない。息を深く吸い込めば、仁王の匂いがした。
 ごめんを繰り返す仁王はやっぱり震えていて、けれど私を抱き締めるその腕は痛いほど。

 たったの一言だった。それで済むはずの話がここまで拗れたのは、一体どちらのせいだったんだろうか。
 どっちでもいい、というのが本音ではあるけれど。
 だって、仁王は私を好きで、私は仁王が好き。それが互いにわかったんだから、これ以上の問題も答え合わせも必要ない。

 少しだけ頭を擦り寄せて、見えない夕陽に目を細めた。

17/11/17
18/11/17 修正、公開

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