春が来た


ついにこの日が来た。私は迷わずそれを選択する。

「1年の灰原雄です!」
「七海建人です。」

そう、春が来たのだ。ナナミンと灰原が入学する、春が。私達はあっという間に2年生になっていた。私と悟と傑は3人で任務に当たることもあれば、私だけ神仏関係の任務に当たったり、各々一人で任務に当たることも多かった。そして最近は誰ともおせっせできてない。…くそぅ、なんて可愛そうな私。萌えどころかおせっせまで供給できないなんて…。これはもうあれだな、うん、ナナミンの童貞奪っちゃうしかねぇなこりゃ。そうと決まれば、夜にナナミンの部屋に押しかけちゃおーっと!ぐへへ。

「2年の廻神理玖です。」
「五条悟。」
「夏油傑だよ。よろしく。」
「家入硝子。よろー。」

私達は今共有スペースにいる。学長の入学テストが終わった1年ズに校内を案内するように言われたからだ。

「建人君、また背伸びた?」
「…ええ、まあ。」
「髪も伸びた。イケメンに拍車が掛かって最高。すばらしい。」
「理玖知り合いなのー?」
「私の家のお隣さんなの。昔は理玖お姉ちゃん!って私の後ろ追いかけてきてすっごく可愛かったんだよぉ〜?」
「いつの話ですか…。」
「悟に揶揄われてこんな風になっちゃった。お姉ちゃん寂しい…。それと灰原君!」
「はい!」
「君はわんこ系だね!よすよす〜、理玖って呼んでね〜。」
「はははっ、なんだか照れちゃいますね!理玖さん!」
「はうっ…!」
「理玖!?」
「またいつもの発作かい…?」
「だ、大丈夫、なんともないから!」
「どこか悪いんですか?」
「全然?健康体だよ!」
「おいオマエら、言っとくけど理玖は俺のだから。」
「聞き捨てならないね悟、理玖は私のだよ。」
「…ふー、相変わらず厄介な人達に好かれてますね、理玖さんは。」
「うふふ、モテる女も悪くないんだなぁ、これが。」
「確かに、理玖さんすっごく美人ですね!」
「灰原きゅん…!」
「「理玖!!」」
「知らね。」
「あ、硝子!!見捨てないでええええ!!」
「ははっ、賑やかな先輩たちで楽しそう!これからよろしくね、七海。」
「…ええ、こちらこそ。よろしく。」

私を引っ張り合う悟と傑の間から、ナナミンと灰原が握手をしている姿が見えて、私は頬が緩んだ。

「いだだだだっ、いつまで引っ張り合ってんの!?」

その日は私の手料理を振舞ってナナミンと灰原の歓迎会をした。6人でわいわいとご飯を食べて、皆後片付けまで手伝ってくれた。灰原は人懐っこいおかげですぐに100%になったし、原作通り傑にもよく懐いていた。

「ご馳走様でした、理玖さん!」
「おやすみ、灰原君!明日から頑張ろうね!」
「はい!夏油さん、五条さん、家入さんも、おやすみなさい!」
「ん。」
「おやすみ。」
「おやすみー。」
「建人君もおやすみー。」
「…ご馳走様でした。おやすみなさい。」

小さく会釈して歩きだしたナナミンと灰原を見送って、私達も部屋に戻った。部屋の浴室でシャワーを浴びて髪を乾かしていると、誰かがドアをノックした気がした。ドライヤーを止めてドアを開ける。

「あれ、悟じゃん。どうしたの?」
「…理玖の部屋泊めて。」
「ん、いいけどどうしたの?」
「…1年ばっかりかまいやがって。」
「あらー…、ヤキモチ妬いちゃったの?よすよす〜。悟君だいちゅきよ〜。」

悟を部屋にあげてベッドに座らせると、悟の正面に立ってぎゅっと抱きしめた。悟の大好きな私のぱいぱいが顔に当たるように。ま、好感度反転まではしなかったから良かったけど、今日はナナミンの童貞を奪う会は無理そうだな。そういえば経験したことになってる記憶だと、ショタミン時代に悟が私にくっ付き回るショタミンを揶揄って苛めてたんだっけ…。はぁああマジ悟はどんだけ私のこと大好きなわけ!?可愛いなあおい!!食っちまうぞ!!あれ、そういえば最近全然スピーカー使ってなかった。久し振りに使ってみちゃうか。スピーカーオン!

【五条悟のスピーカーをONにしました。】

(俺の理玖なのに、なんで他の男にばっかりかまうわけ。)

っかああ〜たまんねぇええ…可愛すぎでしょ。あ、ちょっと血垂れたわ。

「理玖!?(発作か!?)」
「あ、ごめんね、吃驚させて!大丈夫だよ!」
「…理玖、(マジで死んだりしないよな…?あれから神の子について傑と調べまくってるけど、何の手掛かりもねぇし。)」
「え…?」
「ん?」

ちょっと待って、悟と傑が神の子について調べてる?え、どこで?どうやって?

「理玖…、愛してる。」
「ふふ、どうしたの悟?甘えたさんになっちゃった?」
「…ん。(理玖の匂い落ち着く。はぁ…好き。俺の理玖、愛してる。)」
「ぐふっ、」
「理玖!?!」
「だ、いじょうぶ、悟が可愛かったから、」
「はぁ!?(俺が可愛い?理玖が可愛いの間違いだろ。)」

あ、だめだ、スピーカー使うとやっぱダメージデカいわ、うん。萌えダメージ倍増って感じ。10倍てえてえ拳って感じだわ。やめとこ。スピーカーオフ!!

【五条悟のスピーカーをOFFにしました。】

「悟、ちゅーしよっか?」
「ん、する。」
「ん、」

トン、と悟をベッドに押し倒してその体に跨ると、ちゅっと軽いキスをして、次第に互いを啄むように口付けた。舌を絡め合いながら時折歯列をなぞったり上顎を舐めたりしながら、悟は私のルームウェアのファスナーを下ろした。キャミソール越しに胸を揉む悟に、私は悟のスウェットのズボンの上からサトルくんを撫でまわした。そこはもう既にガチガチに硬くなっていた。

「理玖…、好き、大好き、愛してる。」
「私も悟大好き、」
「やっと理玖のこと触れる…。」
「今まで中々時間が合わなかったけど、どうしてたの?他に女でも作った?」
「はぁ?俺がそんなことするわけねぇじゃん。理玖をおかずに抜いた。」
「うわっ、流石。」
「なんだよ、うわっ、って。」
「悟はブレないなぁって思って。」
「当たり前じゃん。俺が今までどんだけ理玖のこと好きでいたと思ってんの?」
「いっぱいちゅき。」
「ん、ちゅき。」
「…悟はさ、」
「ん。」
「私がどんな選択をしても、嫌いにならないでいてくれる?」
「…は?何それ、俺以外の男を選ぶってこと?」
「そうじゃないよ。なんていうか…、…うん、やっぱ今のなし!忘れて!」
「理玖、」
「わっ…、」

悟が私の体を抱き寄せた。そのまま引き寄せられるようにキスをして、再びやわやわと私の胸を揉む悟に私はくすりと笑った。悟が私のキャミソールの中に手を入れる。温かい手の感触に包まれて形を変えるように揉みしだかれた。ルームウェアとキャミソールを脱ぎ捨てると、悟も着ていたスウェットの上着を脱ぎ捨てた。悟が私の胸の谷間に顔を埋めて大きく息を吸う。

「ホントおっぱい好きだね?」
「ん…はぁ…理玖のおっぱい最高。」
「もし私のおっぱいが小さかったらどうだった?」
「揉んでデカくするに決まってんじゃん。」
「あはは、やるね悟なら。」

急に乳首に噛みつかれて声を漏らせば、悟はニヤニヤと私を見上げた。はぁ…好き…。悟の頭を抱き寄せて与えられる胸の刺激に声を押さえる。なんといっても隣は硝子だ。私の声で彼女の睡眠を妨害するわけにはいかない。

「何で声我慢すんの?」
「硝子がうるさいって邪魔しに来てもいいの?」
「…やだ。」
「それとも悟の部屋に行く?」
「…傑が乱入しそうだからそれもやだ。」
「んっ、」

するすると太ももを撫でられる。ぴくりと震える度に悟はまた意地の悪い顔で私を見た。あ、絶対碌なこと考えてない。

「理玖、頑張って声我慢しろよ?」
「え、」

さっと下ろされたズボンとショーツ。驚く私。悟もさっと自分のズボンとパンツを下ろした。ま、まさか、

「早く理玖の中入りたい。」
「あぁっ!!」
「しーっ、大きい声出すと硝子が来ちゃうって。」
「んっ、ぁ、いきなり…、」
「はぁ…ヤバ、やっぱ理玖の中気持ちいわ…。すぐイキそう。」
「ぁ、んッ、ンふっ、」
「はぁ…理玖、好き…あぁ、」
「あっん、さとる、さとるっ、」
「理玖…、ぁ…ヤバ、一回出すわ…っ、」
「はっ、ぁっ、ン、」

悟が小さく呻いてゆっくりと腰を打ち付けた。悟が少し萎んだサトルくんを抜けないように、私の体をうつ伏せにした。私は枕を抱き寄せて、再び与えられた刺激に啼いた。



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