懐玉-2-


天内理子と合流したので、私は黒井さんの元へ、悟はそのまま天内理子と共に高専に向かうことになった。黒井さんと傑が一緒にいるのが見えて、駆け寄る。紙袋野郎の姿はない。天内理子を追ったところらしい。

「傑、すぐに悟を追って。私は黒井さんと追い掛けるから。」
「待って理玖。悟、理子ちゃんの首に3000万の懸賞金が掛かっている。それと、理玖にも1億…、」
「え、」
「廻神様にも!?」
「呪詛師御用達の闇サイトで期限付き。明後日の午前11時までだそうだ。…ああ、分かった。」

傑が携帯を仕舞った。私はきゅっと口を結んだ。やはりパパ黒は私にも懸賞金を賭けたのか。かなりショック…。

「傑、私は大丈夫だから、理子ちゃん優先。」
「…理玖、」
「大丈夫、黒井さんも自分も、ちゃんと守れるから。」
「…分かった。何かあったらすぐ連絡して。」

傑が走り去る。パパ黒がどこかで見てるはず。辺りを見渡しても全く姿は見えない。やっぱり隠れるの上手いな、油断できない。

「黒井さ、」

ん、と言おうとして、振り返った所でどさりと倒れた黒井さん。え、

「よぉ、会いに来てやったぜ。」
「…甚爾様、」

ニヤリと笑ったパパ黒が私の腕を掴んで引き寄せた。いや、やっぱ早すぎて見えなかったわ。顎をくいっと持ち上げられて噛みつくようにキスをされる。久し振りのパパ黒のキスは刺激が強すぎる…!!!離れようとパパ黒の体を押そうとしても、逆に強く抱き締められてしまう。腰が砕ける程激しいキスをされて力が抜けた私を、パパ黒はいつもの笑みでハッ、と見下ろしていた。うぅ〜…ちゅきぃいいいい…。

「どうした理玖、」
「はぁ、はぁ、なにして、るんです、か、」
「悪いが黙ってついて来てもらうぜ。オマエは悪いようにはしねぇよ。」
「黒井さんは殺さないでください。」
「聞こえねぇな。」

一台のボックスワゴンが学校の前に停まった。私はパパ黒に車に押し込まれて、両腕を後ろに縛られ目と口に布を巻かれた。え、マジで私盤星教に連れて行かれるの!?ピロリン、と写真を撮られた音がした。…そう言えば私の携帯は?いつの間にかポケットの中の重みが無くなっている。まさか、今の私の携帯!?え、待って、誰に送る気!?悟と傑!?ヤバいって、アイツらが見たら任務どころじゃないって!!

「じゃ、もう一人はテキトーに遠く連れてってテキトーに殺せ。」
「んー!!んー!!」
「あぁ?黙ってろ。」
「ん〜!!!」
「…はぁ…、なんだよ。」

パパ黒が私の口に巻いた布を解いた。

「っ、私に、懸賞金を賭けたのは、甚爾様ですか…?」
「はぁ?なんで俺がそんなことすんだよ。」
「それじゃあ盤星教?天内理子、懸賞金3000万、生死問わず。私にまで懸賞金を、」
「…理玖の術式か?」
「言えません。盤星教はなんて言ってました?」
「理玖を連れてきたら1億。」
「…盤星教は、私と天元様の同化を望んでいます。」
「ハァ?」
「私は同化なんて嫌です。甚爾様に会えなくなるなんて嫌…。お願いです、盤星教に連れて行かないで…。孔さんも何も聞いてないんですか?」
「え、あ、なんで俺がいるって、」
「分かります。お久し振りですね。」
「おい、んな事はどうでもいい。孔、知ってたか。」
「…いや、初耳だ。確かに理玖ちゃんが盤星教に懸賞金を賭けられていたのは知っていた。あそこはもう一つの顔があるからな。」
「神の子の会、そう言ってました。天元様と同等に私を祀っているらしいです。だからこそ私と天元様を同化させてより完璧な存在にしたい。」
「イカれた奴らだな。」
「禪院、どうする。」
「今は伏黒だっつったろ。理玖は渡さねぇよ。元々渡す気で捕らえたわけじゃねぇ。」
「え、」
「言ったろ、次会う時は抱くって。」
「あ、」
「あー、そこ、そこ停めろ。」
「おい、マジで理玖ちゃんと、」
「降りるぞ理玖。殺したら連絡しろ。」
「あ、おい!」

パパ黒に抱えられて車から降りたらしい。未だに目と両手は縛られたままだ。ちょ、マジで今からおせっせするの!?いや嬉しいけど、嬉しいけど任務中…!!!パパ黒が私をそっと下ろしてくれた。ぽすっ、と座らされたのは柔らかい感触の、もしかしてベッド…?パパ黒が私の目隠しと両手の拘束を解いてくれた。目を開けたそこはラブホらしき内装の部屋。

「じゃ、ヤるか。」
「え、あ…、」

どさりと押し倒されて、パパ黒にキスをされた。パパ黒の舌が私の口内を激しく暴れ回った。あぁ、ダメだ、流されるわ…。うん、星漿体の護衛は2人に任せちゃおう。もう知らん!原作通りに事が進むなら、孔が黒井さんを人質にした連絡をして、沖縄に行くはず。私の事は…あ…いや、ちょっと待って予想できないな…。さっきパパ黒が写メってたし、私の携帯ないし、2人が私と連絡取れないことで天内理子より私の事を優先する可能性も…、…流石に自惚れ過ぎ?

「おい、集中しろ。」
「ンッ…はぁ、甚爾様、どうして…ぁ、」
「1年も俺を放置しやがって。」
「違っ、あっ、」

パパ黒が私の制服を脱がして胸に吸い付いた。パパ黒の頭を抱き締めると、パパ黒は私をぎゅっと抱き締めた。え…、なんかいつもだったらお尻ぺんぺんとかしそうなのに、今日めっちゃ甘えたじゃん。

「甚爾様…?」
「理玖は、俺に会えなくても平気かよ。」
「え、」
「五条の坊とあの糸目がいりゃ満足か、あ?」
「ちが、毎日任務続きで、あちこち飛び回ってたんです!」
「…そうかよ。」
「甚爾様、私も会いたかった…!」
「…、」

パパ黒が私をジッと見つめた。うひぃ…いけめん…いっぱいちゅき…。

「甚爾様、愛してます…。」
「…ああ。」
「甚爾様、」
「1年分抱く。」
「え、」
「んだよ、文句あんのか。」
「イエ、オテヤワラカニ…、」
「あー無理無理。」

パパ黒が私の胸の先端に痛いくらいに噛みついた。それでも私の体にとって痛みは快感だった。噛みつかれただけでなく、吸い付かれて舌先で弾かれ、転がされる。パパ黒の髪を撫でてみれば気に障ったらしい。ぺちん、と太腿を叩かれた。

「ぁっん、」
「あー、優しくする気だったんだがな、気が変わった。」
「え、」

そう言ってパパ黒が来ていた黒いスウェット脱ぎ捨てた。全裸になったパパ黒のおちんのパパ様はそれはもうご立派にご起立なさっている。

「全部脱いで乗れ。」
「え、乗れって、」
「前もやったろ。」

ま、まさか、

「早くしろ。」
「は、はい、」

制服や下着を脱いで、言われた通りにベッドに仰向けになったパパ黒の上に乗った。

「と、甚爾様、せめてシャワーを、」
「いらね。」
「あっ、まって、ゃ、」
「もう濡れてんじゃねぇか、ド淫乱。」
「んぁあっ、ごめんなさ、ああっ!!」

パパ黒が私の蕾を広げて吸い付いた。おちんのパパ様を握り締めてただ喘ぐしか出来ない私を、パパ黒は楽しそうに責め立てた。

「いぁっ、むりっ、イッちゃう!すぐイッちゃうからあっ!」
「サボんな。」
「ひっ、あ、ダメ、やあっ、んふっ、うぁっ、」

サボるなと言いつつ、私には全く手出しをさせてくれないパパ黒に、私は頭が真っ白になる。咥えてもすぐに好い所を舐めたり吸いつかれたりで、全然ご奉仕できていないのに、パパ黒はそんな私の反応が楽しいらしい。くそぉ、相変わらずの鬼畜…。

「あ、ダメっ、ホントにダメだからぁああっ!」
「勝手にイッてんじゃねぇよ。」
「あっ、ひっ、むりぃ、」

勝手にイク度にお尻を叩かれる。頭がふわふわしている所に痛みで呼び覚まされて、かと思えばすぐに敏感になっている蕾を舐めまわして、割れ目に指を入れて搔き回される。連続で何度もイカされてぐったりしていると、パパ黒が私の体をひっくり返した。はぁはぁと息を乱している私を抱えて、パパ黒はベッドから降りた。え、待って、どこ行くの!?

「え、」
「いい眺めだな、ン?」
「や、やだ、恥ずかしいですっ、」

窓際に下ろされてカーテンを開けたパパ黒に、私は血の気が引いた。ま、マジで…パパ黒容赦ないな!?結構上の階とは言え、向かいのビルとかから見えるから絶対!!パパ黒が後ろからおちんのパパ様を添えて、ゆっくりと押し入ってきた。

「ぁあっ、」
「見られて興奮してんのか?締め付けてくるぜ。」
「ちがっ、あんっ、あ、甚爾様っ、激し…いあっ、」
「ハッ、悦んでるじゃねぇか。」
「んぁっ、ああっ、あ、好きっ、甚爾様好きぃ!」
「理玖…、」

パパ黒に顔を向けてキスをせがむと、優しいキスをされた。きゅんきゅんして思わず締め付けてしまう。パパ黒のキス顔を見ながら、私は果てた。



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