「んっ、あっ、悟…好きっ!」
「僕も理玖大好き。」
お酒のせいで頭はふわふわしている。でも体はドクドクと熱く火照っていて、その熱が体への快感をさらに鋭く鮮明に伝えた。悟が私の中を何度も出入りする。時折奥までググっと押し込まれて、下りていた子宮口をノックする。その度に私はだらしなく声を上げて震えた。気持ちい、怖い、気持ちい。ずっと突かれていたいのに、強すぎる快感は恐怖すら感じる。悟が私の両手を掴んで胸を挟んだ。律動に合わせて揺れるそれを見てニヤニヤ笑う。あぁ…好き…。思えば私のこの世界での初恋は悟だ。6歳の頃からずっと一緒にいた。それも誰よりも長く。そして今の今までずっと私1人だけを好きになって、愛し続けた…。傑もそう。ナナミンも。パパ黒は大人の事情で他の人と結婚したけど、それでも心の片隅にはいつでも私がいたんだと思う。どうして皆こんなに私のことを愛してくれるんだろう。私は誰一人として選べていないのに、皆は当たり前のように私1人を選んでいる。私は、ズルい女だ。
「考え事してるってことはまだ余裕ってこと?」
「ああぁ、やっ、ぐりぐりしないでぇ!」
「理玖、今は僕の事だけ考えないとダメでしょ。」
「あっ、ぁっ、悟…っ!」
「ここ好きでしょ?ポルチオ。」
「ひぁあっ、やだぁ!こわいからぁ!や、だぁ!ああっ!」
「ほら、すぐイッちゃったねぇ。理玖の中ビクビクして僕の締め付けてる。えっちな理玖。」
「んっ…はぁ…、さとる、ちゅうして、」
「いいよ、」
悟が私の唇を啄んだ。私も啄み返して、次第に互いに舌を絡め合う。悟が私の口に唾液を注ぎ込んだ。それを飲み込むと、悟は満足そうに笑う。きらきら光る六眼が細まって、胸がきゅんと締め付けられた。キスをしながらも悟はゆるゆると腰を振っている。ぱちゅんぱちゅんと肌がぶつかる音が部屋に響く。また奥をぐりぐりと押されて大きく啼いた。今度は私の両足を束ねるように持って、足を肩に担がれる。悟のモノが出入りする感触がより濃く感じる。強すぎる刺激にシーツを握りしめれば、悟はさらに律動を速めた。
「理玖…、はぁ、好き…僕の理玖、一生離さない…、」
「んぁっ、悟っ、すきぃっ、いっぱい、愛してぇ、」
「愛してるよ、理玖、いっぱい出すから、いっぱい飲んでね、」
「ああっ、ン、のむっ、悟のせーし、いっぱいちょうだいっ、」
「あぁ…イく、出すよ…理玖っ!ぁ…っ、はぁ…、」
「ン…、悟…、」
「理玖…、」
悟が私の中にたっぷりと欲を吐き出した。奥まで押し込むように腰を押し付けると、悟は私の頬にキスをして、唇にちゅうっと吸い付いた。私も悟にキスを返して、互いに舌を絡めながら再び元気を取り戻すサトルくんにくすりと笑った。
「僕はまだまだ足りないんだけど。」
「明日起こしてくれるなら付き合ってあげるけど。」
「言ったね?このまま抜かずにヤる。」
「んっ、おっきくなった、」
「理玖の中が気持ちいせいだよ。」
その日は明け方近くまで互いに熱を分け合った。次の日、悟が約束通り私を起こしてくれた。腰の痛みと体の重みに小さく唸って、ゆっくりと体を起こす。…マジか、もう朝?
「何時間寝れたの…?」
「んー、3時間くらいじゃない?体は?」
「めっちゃ腰痛い…。」
「僕の愛が重すぎた?」
「いや、全然。もっと重くてもいいよ?」
「言ったねぇ?じゃあ僕がもっとドロドロに理玖のこと愛すから。他の男に触れたらソイツのこと殺しちゃうくらい愛す。」
「それは困るから遠慮しようかな。」
「えぇ〜。」
ちゅっとキスをして、反転術式で毎度の如く腰の痛みを取った。疲労感まで取れたら最高なんだけどなぁ。…あれ、そういえばここどこだ?
「悟、ここどこ?」
「ここ?僕と理玖の愛の巣。」
「…と、言いますと?」
「僕と理玖の愛の巣。」
「いや、もうちょっと詳しく、」
「僕と理玖が結婚したら住むお家。あ、今日から一緒にここに住んでもいいね。僕はその方が嬉しいかな。理玖が他の男とヤってると気が狂って僕以外の男全部殺しちゃいそうだし、ここで僕と一緒に住んだ方が僕も心の安定を保てる。そして理玖も僕と愛し合える。よし、決めた。やっぱり今すぐここに住も?」
「わーお。」
悟ならマジでやりかねない。けど流石にこれからおっこちゅも転校してくるし、来年にはゆじたんも…、
「気持ちはありがたいけど、私はまだ高専にいた方がいい気がする。憂太君の事もあるし…。」
そう言うと、悟は子供みたいに口を尖らせた。
「拗ねちゃったのぉ、悟ぅ?」
「拗ねちゃったよぉ、えーん。」
「ははは、悟かわいいっ!」
「そうだよ?僕以上に可愛い男なんていないんだから、理玖は僕以外に興味もっちゃダメ!」
悟は両手をグーにして顎に添えると、私を上目に見つめた。あ、これリモートの時の悟だ…かわよぉ…。おっと吐血が…。
「…まだ血吐いてるの?」
「あ、うん、でも死んだりしないから安心して!?」
「…心配してるの。」
「あーん、もう悟ちゅきっ!大ちゅきっ!」
「僕も理玖のこといっぱいちゅきっ!」
アラサーの男女2人が朝っぱらからぶりっ子している様はさぞかし滑稽だろう。私は悟にちゅっとキスをして、布団から這い出た。流石にシャワーくらいは浴びておきたい。
「準備しよっか?」
「そうだね。」
「シャワー使える?」
「勿論。」
「じゃあ一緒に入る?」
「いいけど、またヤってもいいなら。」
「…1回だけね?」
「やったー!」
悟も立ち上がって、私を後ろから抱きしめた。そのまま2人で浴室までくっ付いて歩いて、その間にもう準備万端になったサトルくんを、シャワーの水がお湯になるのを待ちながら口に咥えた。口の中で1回、私の中に1回出すと、悟は大人しくシャワーを浴びた。浴室から出て、昨日の下着をつけるかどうかに少し迷った。
「悟、高専までどうやって戻るの?」
「ん?飛ぶよ?」
「…じゃあいっか。」
「何が?下着?え、ノーパンノーブラ?えっろ…。」
「流石にもう一回シャワー浴びるのも面倒だし、すぐ部屋に着くならいいかなって思って。」
「僕理玖のそういうところすごく好き。うん、すっごくいいと思う。エロい。」
「はいはい、ありがとう。」
とりあえずブラだけはつけた。髪を乾かしてスッピンのまま部屋を出る。いや神の子効果最高だな、スッピンでも全然いける。シミひとつないってどういうこと?陶器のような肌ってこういうこと?悟が私の腰を掴んでキスをした。私もキスをして、悟の体にしがみ付く。フッと体に一瞬だけ浮遊感を感じ、目を開ければそこはもう高専の敷地内…教員用の寮の入り口だった。ぱねぇな、瞬間移動!私も使えるようになりたい!悟と部屋の前で別れて、新しい下着を身に着けた。ジャケットを着ようか迷ったけど、里香ちゃん怖いからおっこちゅの前であんまり刺激的な格好は避けたがいいかと思って、ジャケットを羽織った。軽く化粧と髪型を整えると、十手を太もものベルトに通して部屋を出る。そういえば私と悟と傑は皆特級術師だから、任務で高専を離れることも多い。それ故に受け持つクラスは3人で1年生を受け持っているらしい。ほぼローテーションのような状態で交代で任務、指導をしているみたいだ。今日はおっこちゅもいるから私と悟は指導、明日は傑が指導になるみたい。…あれ、昨日は悟が指導だったのかな?まあいっか。教員寮の入り口で悟と合流すると、おっこちゅのいる部屋に向かった。…いよいよだ。
「あ、廻神さん、五条さん、おはようございます。」
「伊地知君おはよう。憂太君の様子は?」
「…そ、それが…、制服に袖は通してくれているのですが、まだ塞ぎ込んでる状態でして…。」
「そっか。まあ、なんとかなるなる。じゃあちょっと話してくるね?悟はどうする?」
「僕も行くよ。」