悪くなかった


ゆじたんの家を出た後、私はそのままひとりで任務に向かった。任務自体は神仏系でなんて事ない任務。ゆじたんは正式な入学手続きを踏んで高専に編入する。荷物の整理などもあるから正確には1週間以内、ってところだろう。あとは野薔薇だ…!どうなったかなー…。あの頑固そうなお祖母ちゃんの事だし、もっかい会いに行った方がいいかもしれない…。行くか、会いに!と決まれば、とりあえず補助監督の誰かに連絡しとかないと…。荒井さんに野薔薇の実家に向かう事を連絡して、早速駅を目指す。交通費はあとで経費で落ちたりするかな…。ま、いっか。新幹線や電車を乗り継いで漸く着いた野薔薇の地元。タクシーで以前来た神社まで向かい、そこからは記憶を頼りに運転手さんに案内しながら釘崎家へ。インターホンを押して聞こえた声は、野薔薇の声だった。

「あ、廻神理玖と申します!野薔薇ちゃんいますかー?」
『理玖さん!?マジ!?』
「マジマジ〜!」
『すぐ開けます!!』

バタバタと足音が近付いてきて、すりガラスのドアがガラガラと開いた。

「久し振り、元気だった?」
「理玖さーん!!!」

飛びついた野薔薇を抱き留めれば、ぐりぐりと胸に顔を押し付けられる。

「あのババア、理玖さん生きてんじゃねぇかよ!!」
「あ、もしかして私が死んだって聞いた?」
「はい!だから高専には行かせないってうるさくて!」
「ま、そんな事だろうと思って、また説得しに来たよ〜!」
「やりぃ!上がってください!」
「お邪魔します!」
「おばあちゃん!!理玖さん生きてたんだけど!」

大声で家の中に叫んだ野薔薇に苦笑い。案内された客間で待っていると、野薔薇のお祖母ちゃんがやって来た。

「…神の子…!」
「どうも、お久し振りです。」
「…死んだと聞いたが、なぜ生きておる。」
「その名の通り、神の子なので。それで今日も野薔薇ちゃんを是非、呪術高専で預からせて頂けないかと、ご相談に。」
「…フン、もういいわい。好きにしな。」
「理玖さーん、はい、お茶!」
「あ、ありがとう野薔薇ちゃん。」
「野薔薇、」
「あ?なに。」
「…高専に行け。」
「マジ!?いやったー!!」
「では、釘崎野薔薇さんは呪術高専で預かります。」
「…死ぬんじゃないよ、野薔薇。」
「死ぬわけないでしょ!」
「ふふふっ、良かったね野薔薇ちゃん。」
「理玖さんマジ神!ありがとう!これで私も東京進出ね!!」
「荷物纏めたりするでしょ?大体1週間くらいみておくから、ゆっくり準備して。それから制服のカスタマイズもできるから、希望があったら私に連絡頂戴。あ、スマホ持ってる?」
「あります!」

野薔薇とLIMEを交換した。前は名刺とパンフレットを渡しただけだったし、これでようやく野薔薇ともLIMEできる!その場でスタンプを送り合うと、野薔薇の好感度がピコンと上がった。そういえばまだ100%にしてなかったんだっけ…。

「理玖さんもう帰っちゃうんですか?」
「うーん、今日はほぼ休みみたいなものだから、のんびり田舎の空気を楽しんでから帰ろうかな。」
「あ、じゃあ私案内したいです!って、この辺マジで山と畑しかないですけど、」
「全然平気!ついでに今の野薔薇ちゃんの実力を見ておきたいな。」
「オッケー!じゃあ準備して来ます!」

高専への入学許可が出たおかげで野薔薇の顔がキラキラしてて可愛い…。お茶を飲みながら野薔薇の準備を待って、とりあえずぶらつく事に。

「東京に来たら1番にどこ行きたい?」
「んー、やっぱり竹下通り?新宿渋谷池袋は絶対行く!あとスタダ!」
「いいねぇ!じゃあ今度私のおすすめのご飯屋さんとかスイーツの店に連れて行ってあげる!」
「やったー!超楽しみです!」
「入学祝いのデートね!」
「…はい!!」

かあああわいいいい!!もうホント…可愛い…。野薔薇が嬉しそうに笑った顔を見て私は吐血しそうなのをぐっと堪えた。ほんともう…野薔薇!!好きだぞ野薔薇!!オマエも絶対死なせんからな!!いやほんとに死んだかハッキリしてないけど、渋谷事変みたいなことはもう絶対起こさせないから!!おめめパァンなんかさせないから!!可愛いご尊顔に傷付けさせんから!!

「野薔薇ちゃん!」
「ん?」
「一緒に頑張ろうね!」
「はい!」

それから野薔薇と一緒に近くにあった呪霊の気配を辿って、私が帳を下ろし野薔薇に祓ってもらった。うんうん、低級呪霊は余裕そうだし、2級くらいも余裕そうじゃない?六本木のあの呪霊も、人質の男の子さえいなければ彼女ひとりで問題なく祓えてただろう。

「どうよ!」
「流石野薔薇ちゃん!入学したら3級スタートくらいかな。あーそうそう、任務の度に成功報酬としてお給料もらえるから、頑張って!3級だといくらだったかなぁ…。」
「理玖さんはいくら貰ってるんですか?」
「私?私は特級だし、うーん、神仏系の任務が殆どだけど、1件50万〜100万とか?もっと貰ったこともあるけど、危険度によって値段がバラバラだね。勿論学生でも等級が上がれば給料も上がるし、その分危険度も上がるよ。」
「って事は、稼いだお金で色んな服買ったり化粧品買ったり…!ますます楽しみ!」
「入学祝いデートはお姉さんが全部奢ります!」
「は!?マジ!?理玖さんマジで神じゃん!」
「私は神の子よ!どーんと甘えなさい!」

【釘崎野薔薇との親密度が100%になりました。選択してください。この選択には呪力を消費しません。また、この選択は親密度が100%の相手には何度でも選択できます。(残り呪力:60)】
【1.好きだと伝える 2.友達だと伝える 3.付き合いたいと伝える 4.なにもしない】

それから野薔薇を家まで送り届けて、タクシーやら電車やら新幹線を乗り継いで高専に帰った私は、報告書をちゃちゃっと書いて提出。ゆじたんも野薔薇も1週間後には入学できるように、事務手続きをできる範囲でやっておいた。さて、遅くなったし寮の食堂で軽くご飯食べてさっさと寝ようかな…。

「理玖、」
「ゲッ、」
「あ?」
「と、甚爾様〜!奇遇ですねぇ!」
「おい、ゲッて言ったの聞こえてんぞ。」

ヤバい人に見つかってしまった…。これは間違いなく寝不足コース…!ならば回避を、そう思って振り返った私の頭をがしりと鷲掴む大きな手。

「付き合えよ。」
「ハイ…、」

いででででで!頭!頭ミシミシいってる!!

「オマエが死んでた間に俺が走り回ったこと忘れたのか?」
「あ、いえ、その節は大変お世話になりました…!」
「行くぞ。」
「ハイ、」

パパ黒に連れられて教員用の男子寮に向かう。昨日はゆじたんとラブラブしてて一睡もしてないから、今日こそは寝れると思ったのに…これはもうあれだ、パパ黒朝までハードコースな気がしてきた…。パパ黒の部屋に入ってすぐ、噛みつくようなキスをされた。舌を絡め取られながらじっとパパ黒のキス顔を眺める。カッコイイなぁ…。てか今歳いくつよ…。見た目変わんないじゃん…。そして相変わらずちゅーする時はおめめ瞑るのね。可愛いかよ…!!!

「んっ、ふ、」
「理玖、」
「ぁ、まっ、甚爾様待って、」
「うるせぇよ。」
「痛っ、」

ドアに背中を押し付けられて首筋に痛いほど噛みつかれた。パパ黒の勢いにドアがガタンと揺れる。そのまま首筋に何度も吸い付かれて、舌で舐められ、擽ったさに声が漏れた。ヤバい、絶対やばい、これ今日腰砕けるんじゃ…!?

「あっ、んぅ、」
「理玖、」
「や、甚爾様待って、ベッド、」
「んなの後だ。」
「んんっ、」

苦しいくらいにキスをされて、それと同時にするするとサイドの紐を解かれていく。パパ黒の手が私のTバックを引き千切った。えっ!?引き千切っ、うえぇっ!?紐同然のそれが足元に落ちると、ぐっとお尻を掴まれて体を引き寄せられた。お腹に当たるおちんのパパ様は布越しでも硬く熱を持っているのが分かる。

「舐めろよ、理玖。溜まってんだよこっちは。」
「は、はい、」

押し付けられたそれを舐めるべくその場に膝をついた私。腰紐を解いてそっと下ろしたズボンとパンツ。ぶるんと勢いよく飛び出てきたおちんのパパ様とこんにちわすると、熱くそそり立ったそれをぺろりと舐め上げた。ちゅっと先端にキスをして、先走りを舐めとるように舌を這わせる。視線だけで見上げればパパ黒と目が合ってフッと笑われた。かっけぇ…。はぁ…マジで好き…。おちんのパパ様にしっかりと唾液を絡ませて口に含む。舌で擽りながらゆっくりと咥えて頭を動かすと、パパ黒が小さく息を吐いた。えってぃ…。

「んっ、ぅ、ほおひはま、」
「喋んな。」
「んうっ、ぐっ、んっ、」
「…はぁ…理玖…、」

私の頭を掴んだパパ黒。喉奥に当たるくらい腰を押し付けられて、苦しさに吐きそうになった。パパ黒の太ももをぺちぺちと叩けば少しだけ腰を引いたのか、苦しさがほんのちょっとマシになった。それでもデカすぎるおちんのパパ様に顎が外れそう。

「んっ、うっ、ゔっ、」
「理玖、立て。」

途中なのに?と思いながらおちんのパパ様を口から引き抜かれた。立ち上がった私の向きを変え、ドアに押し付けられるように手を付いた。マジでここですんの!?ピタリと先端を宛がわれ、立ちバックで後ろから一気に貫かれる。解してもいないのに私の体は簡単にそれを受け入れた。

「ああっ!」
「はぁ…、触ってねぇのに随分濡れてんじゃねぇかよ、理玖。」
「あっ、だってぇ、あうっ、んんっ、」
「あんま声出すと誰か来ちまうぞ。」
「んんッ、あっ、無理っ、気持ちくて、声出ちゃうっ、んあっ!あっ、待っ、待ってっ、激しいっ!」
「聞こえねぇな。」

容赦なく腰を打ち付けるパパ黒。揺れに合わせてドアがガタガタと鳴るせいで部屋の前を誰かが通れば絶対に何をしてるかバレてしまう…!最高に興奮する!!!腰に添えられていた手がサイドのスリットから忍び込み、ブラを押し上げて胸を揉みしだいた。ぱちゅぱちゅと肌がぶつかる音とドアのガタガタ音に興奮してきゅうっとおちんのパパ様を締め付けてしまう。それに気付いたパパ黒が私の後ろでハッと笑った。ああああ、今の顔!!!見たかった!!!!

「おいビッチ、悦んでんじゃねぇか。」
「ひあっ、あっ、だって、ああっ、んんっ、気持ちっ、気持ちいからぁっ、」
「理玖、」
「あっあぅ、甚爾様っ、あっ、好きっ、好きぃ、」
「理玖、」
「あぁっ!」

突然ペチンとお尻を叩かれてビクンと体が震えた。い、今、今胸揉んでたのに、おそろしく早いお尻ぺんぺん…!オレでなきゃ見逃しちゃうね!



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