だめだねー、だめよ、だめなのよー


夏休みが来た!悟の家に泊まる日も決まった!土曜日はパパ黒とのドキドキ☆秘密の呪具特訓!があるから、月曜日から金曜日までの5連泊になった。割とハードじゃね?日曜だけしか休めないじゃん?なにそれ!?ちなみに携帯を買ってもらった事を悟に伝えたら、悟も既に持っていたらしい。番号もメアドも交換した。クソ、流石五条家、ボンボンだからか…?携帯電話を先に買ってもらったマウント取れなかった…!むしろドヤ顔で、俺も持ってるけど?って言われてちょっと拗ねそうになった。なんだよちくせう!ボンボンめ!

「ねー、朝顔の観察とかダルくない?水やって絵日記書いて、どうすんの?なんのタメになるの?」
「知らね。」

今は宿題タイムだ。朝顔の観察日記を書かなきゃいけないし、毎朝ラジオ体操もしないといけない。今朝も私を早朝から迎えに来た悟と一緒に、ラジオ体操の集合場所に行った。ラジオ体操しに車で公園行くって初めて経験したんだけど!?悟の家の一番近場でも車じゃないと遠いの!?不便じゃね!?家がデカすぎるのも困りものですな!?

「これ終わったら特訓な。」
「ほいほい。」
「あと、ちょっと前に行こうって言って結局行けなかったから、昼はなんか食いに行こうぜ。」
「マジ?なにがいい?ハンバーガー?チキン?ピザ?」
「…じゃ、順番に制覇する。」
「おっけー、今日はハンバーガーってことで!メクドナルド行こ!」
「うん。」

観察日記を書き終えると、悟と一緒に特訓を開始する。少し組手は慣れてきたかもしれない。多分この体の適応力が高いんだな!助かるぅ!だいぶ体も動けるようになったし、案外強くなれるんじゃね?!いけんじゃね!?調子乗っちゃうんじゃね!?お昼まで悟と特訓をして、約束通りメクドナルドを食べに財布を持って五条家を出た。車で行くのかと思ってたら、違うらしい。悟と手を繋いで一番近場のメクドナルドに歩いて向かう。途中で見かけた呪霊も狩りながら。と言っても、全部悟がバチュンってやった。

「これがハンバーガー…。」
「美味しいよー?あ、でも初めてならピクルス苦手かも?齧ってみて無理なら言ってよ、私貰うから。」
「わかった。」

ハンバーガーのセットを1つと、ジュースを1つ買って席に座る。ハンバーガーもポテトも二人で半分こだ。ファンタグレープを飲みながら、悟が初バーガーを齧る様子を見つめる。…お、どうだ…?

「…うまっ。」
「よかった!ピクルスあった?」
「…多分。」
「ど、食べれそ?」
「わりと平気。」
「よかったー。」
「ん。」
「あーん…ん、うまぁ…。」

悟の手からバーガーを一口齧って食べる。ポテトも摘まんで悟の口にも運んでやった。最高にジャンクだぜ!あ、そう言えば…あれからあんまり気にせず過ごしている内に、悟の好感度は99%まで回復した。あと1%で普通の好感度に戻るかな…?早く戻れ…!

「食べたらどうする?」
「散歩。」
「おっけー。」

二人で1つのハンバーガーとポテトをシェアし終えると、ジュースも飲み干してお店を出た。二人でまた手を繋いで歩く。途中でゲーム屋を見つけて、私は悟の手を引っ張った。

「ね、桃鉄以外に一緒にできるゲーム買お?」
「いいけど、なんかある?」
「…格ゲー?」
「…ドラゴンボールあんじゃん。」
「あ、これブロリーのやつじゃん。」
「これにすれば?」
「いいね。他は?」
「なんでもいいや。」
「これでまた悟とゲームできるね!」
「…うん。」

【五条悟の反転していた好感度が100%になりました。これより高感度が変動することはありません。再び反転しないように注意しましょう。】

お、やっと100%に戻った!悟を見れば頭上のハートは無事に赤色のハートに戻っている。

「ふふ、よかった!」
「なにが?」
「こっちの話!」

悟の家まで戻ると、再び特訓をした。今日は受け身もうまくとれてるし、そこからカウンターをとる練習をした。相変わらず悟は説明が上手いし、同じ小1とは思えない強さだ…!今日は可愛い悟っていうよりかは、真面目なかっこいい悟の一面ばっかり見ているな…。うん、悟の成長が怖いぜ…!1日目でこれだけぶん投げられてるけど、最終日私生きてるかな…ちょっと心配。

「余計なこと考えてるだろ。」
「なんでバレた!?」
「理玖ってわかりやすいから。」
「マジ!?ちょっと気を付けるね!?」

夕飯の声が掛かるまでひたすら特訓をした後、二人でお風呂に入った。なんかもう、一回入ったからいっか。って思って悟が着いて来ても何も言わなかった。悟も前回私からの仕返しで懲りたみたいだから、お風呂中にちょっかいはかけて来なかったけど、これ悟は何歳まで一緒に入る気なんだろう…。流石に思春期はやめようね?やめるよね?やめてね!?

「悟、おやすみ!今日はありがとうね、明日もビシバシ頼みます!」
「うん。おやすみ。」

一緒の布団に入って、寝る前には悟からキスをされる。…なんかこれも定番みたいになってるけど、ホントに大丈夫!?思ったんだけど、悟と私の今の関係って、幼馴染的な扱いでいいんだよね…?え、いいよね!?私の事親友認定はダメだよ!?たった一人の親友は夏油じゃなきゃダメだよ!?私はよくて腐れ縁とかにしてね!?お願いね!?アミーゴ!?

「ふぁ〜…おはよ…。」
「ん。はよ…。」

2日目の朝、ラジオ体操に間に合うようにめっちゃ早起きした。二人で首からラジオ体操カードをかけて、車に乗って公園に向かう。うん、やっぱおかしいでしょ。

「ラジオ体操ダルくない?もっと寝たいんだけど…。」
「明日からサボれば?」
「悟は?」
「俺もダルい。理玖が行かないなら俺も行かない。」
「え、それ私に責任が…、」
「ダルいけど、折角理玖と一緒なんだし。それに俺は周りに見せつけられるから、悪くないと思ってる。」

そう言って、悟は他の児童たちがいるのにも関わらず私にキスをした。…もちろん唇に。おい、ちょ、周りが悲鳴を上げてるぞ!?何の悲鳴だよ!?

「…おい、お前ら何年?」

ほら見ろ!人目も気にせずこんな事したから、上級生が声かけてきたじゃん!これあれか?調子のんなよ的な奴か?

「1年だけど、それが?オマエに関係なくね?」

おーい悟くん、喧嘩は駄目だよー。私は額を押さえて溜め息を吐いた。とりあえず、セレクトしながら様子見て見るか…?セレクト。

【生徒Aが五条悟に喧嘩を売っています。選択してください。選択すると呪力を5消費します。(残り呪力:60)】
【1.生徒Aを止める 2.五条悟を止める 3.なにもしない】

「1年のくせに生意気なヤツ!」
「ハッ、なに、喧嘩?買うけど、死んでも知らねぇよ?」

あー、これ、ちょっと止めないとだよね、どうしよっか。悟を止めても結局生徒Aってのが絡んできたらまた喧嘩になるでしょ?こりゃ1番かな。うん、1番!

【1.生徒Aを止める を選択しました。呪力を5消費しました。(残り呪力:55)】

「あの…、先輩、ごめんなさい…!」

私は生徒Aの手を掴んで上目で見上げた。どうだこの顔、可愛いだろ?お?悟もびっくりして目を見開いている。生徒Aも顔が赤くなった。フッ、チョロい奴らめ…!

「え、」
「おい理玖、俺たち別に謝ることしてねぇじゃん。」
「悟、やっぱり人前でこういうことはやめよ…?私、恥ずかしい…。」

恥ずかしそうに頬を染めてやったぜ!どうだ、参ったか!

「っ、わ、分かった…。」
「…先輩、あの…、嫌な気持ちにさせちゃいました?ごめんなさい、もうしませんから…。」
「え、あ、いや…!?べ、別に?そんなんじゃねぇし?ていうか、別に、オマエは悪くないし?」

私の秘儀かわいこちゃんアピールどうよ!?思春期ボォーイもイチコロだろ!?いやぁ、可愛い見た目で助かった!ありがとう神様仏様!!

「おい理玖、いつまでソイツの手握ってんだよ。」
「あ、ごめんね悟。先輩、またね?」
「…お、おう…。」

奴はとんでもないものを盗んでいきました…あなたの心です。なんつって!おうおう、生徒Aの好感度が100%になってんぜ!けどごめん、言い方悪いけどモブに興味はない!生徒Aが鼻の下を伸ばして私の掴んでいた手を握っている。

「…俺、もう手洗わない…。」

…なんか聞こえたけど知ーらね。



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