理玖姉は俺にとって本当の姉ちゃんみたいな存在で、理玖姉が高専の皆から好かれてることも知ってるし、五条先生と特別な関係ってやつなのも知ってた…。俺だって理玖姉の特別になりたい…そう思ってたけど、理玖姉からしたら俺はいつまでも弟みたいな存在で、それはそれで特別ではあるけど、俺の望む特別じゃない…。
「理玖姉…、」
五条先生のグループLIMEを見て俺は、ああやっぱり…って思った。五条先生は理玖姉のことを好きだ。それは俺と五条先生が初めて会ったあの時からなんとなく分かってた。まあ五条先生は強いしかっこいいし、理玖姉も五条先生みたいな男なら好きになってもおかしくないよな…。でも…、理玖姉は五条先生だけじゃなくて夏油先生も伏黒の父ちゃんも、ナナミンも伏黒も乙骨先輩も狗巻先輩も、そして宿儺も…皆理玖姉のことを特別に想ってる。多分それは皆俺と同じ気持ちで、理玖姉を大事に思う気持ち、理玖姉を守りたい気持ち、理玖姉を…独り占めしたい気持ち…。理玖姉を好きだからこそ抱える気持ちだ。
「前世の理玖なら今の理玖は関係ないよねぇ?昔の男がしゃしゃるなよ。」
「…殺す。小僧、代われ。」
「…宿儺は黙ってろ、」
自分でも信じられないくらい低い声が出た。宿儺が理玖姉の前世と繋がりがあるなんて知らなかった…。いや、なんとなくそんな気はしてたんだ。だって理玖姉は神の子って呼ばれてるくらいだし、俺が知らない秘密の一つや二つ…いや、それ以上があるに決まってる。理玖姉と俺の両親が出会った時のことだって、母ちゃんが奇跡的な回復をした事だって、なんべんも聞かされてきた。だからこそ俺は理玖姉のことをすげぇ人だって思ってたし、理玖姉のことを特別に尊敬してたし、愛してる。宿儺と前世の理玖姉がどういう関係だったのかは知らん。けど、今の理玖姉と宿儺にも特別な関係が続いてるってんなら…それはさ、俺が宿儺を取り込まなければ…理玖姉と宿儺の関係が今も続くことはなかったんじゃないかって思うよ。
「理玖姉……、」
「あ…ッ、ゆ…じ、んんぅッ♡」
「…ッ、」
んなこと考えてる場合じゃないってのは分かってる。宿儺と理玖姉の関係性が気になるのもそうだけど、五条先生に抱かれて啼いてる理玖姉を見て勝手に反応する自分のソコにも嫌気がさす。理玖姉の顎を掴んで俺に向けて意地悪く笑う五条先生にも腹が立つよ。俺にとって五条先生はすげぇ強い先生で、俺の命の恩人みたいなところもあるから、本当は五条先生相手にこんな感情を抱えたくない。それでも…ッ、
「なに理玖、今悠仁見て締め付けたよね?」
「ちがッ、あぁッ♡やだぁっ♡うっ♡んぐッ♡らめッ♡おぐらめッ♡」
「ダメじゃないでしょ、寝バック好きなくせに。」
「ひうッ♡あッゔん゛ッ♡しゅぎッ♡イぐッ♡イっぅゔ〜〜〜ッ♡」
「ははっ♡相変わらずの雑魚まんこじゃん♡」
「はっ、はあッ♡も、らめッ♡おなかっ、こわれるッ♡」
「壊れても自分で治せるだろ♡」
「や゛ッ♡むり゛ぃ♡もおらめなのッ♡ああらめッ♡イくイくイくッ、んぁああッ♡」
五条先生に押し潰されるように組み敷かれた理玖姉が、泣きながらシーツを握り締めた。俺はそれを見ているしかできない。俺だって理玖姉をあんなふうに啼かせてみたいけど、理玖姉が嫌がることはしたくない。…いや、本気で嫌がってるって感じではないけど…。それでも俺だったら…って思考が止まらなくて、それを現実に出来ない自分の不甲斐なさに腹が立つ。
「ああ、そういや呪符貼ってるから今は術式使えないんだったね♡」
「お゛ッ♡ん゛ゔッ♡」
「理玖のなんでもありな術式が使えてたら、この手錠も外れたかもね?」
「ん゛あッ♡いじわる゛ッ♡」
「意地悪されるの好きだろ♡」
「ん゛ッ♡しゅぎッ♡はッ、ああっ♡あ゛ッ♡」
「皆に見られながらするセックスも悪くないんじゃない?」
「ふっ、んッ♡やら゛ぁッ♡もぉゆるじてッ♡」
「え〜?でも条件満たさないと外れないよ?」
「ゔぅッ♡ん゛あッ♡またイぐッ♡もお゛イくのやあッ♡」
五条先生は理玖姉がイきそうになると腰を打ちつけるスピードを緩めた。そうやって理玖のこと焦らしてんのか…。理玖姉の目からぽろぽろと流れる涙。五条先生がやりたいことは大体わかった…。俺たちに理玖姉とのセックスを見せつけて、理玖姉が五条先生に焦らされてねだるのも見せたいんだ…。おまけに手錠が外れる条件はきっと公開セックス以外にもある…。ってことは…、
「あッ♡なんれぇッ♡ゆっくり゛やらぁッ♡」
「え〜?理玖がイくのやだって言ったんじゃ〜ん♡」
「ん゛んぅ〜〜ッ♡」
「ハハッ、ウケる♡ゆっくりでもイくじゃん♡」
「あ゛ぁッ♡らめッ♡イったの゛ッ♡らめ゛ッ♡いま゛らめえ゛ッ♡はや゛いッ♡イ゛っ、んぐぅ〜〜〜ッ♡」
五条先生は理玖姉がイくと一気に腰を打ちつけるスピードを速めた。ばちゅばちゅと激しく肌がぶつかり合う音。理玖姉が泣きながらまたイって、五条先生はそれでもスピードを緩めずに腰を打ちつけ続けた。理玖姉はもう呻くような声しか出せなくて、それを見てるとなんかもう…ダメだ俺。すぐにでも理玖姉を助けたいって思っちまう。でも公開セックス以外の手錠の効果がなんなのか、それが分からねぇと理玖姉は五条先生から解放されないし、俺に無理矢理どうこうできるものでもない…クソッ、
「はぁッ、理玖…ッ♡僕もイきそうッ♡」
「ん゛ッ♡ゔッ♡んゔッ♡〜〜〜ッ♡はッ♡ぁあ゛あ゛ッ♡」
「あ゛〜ッ♡」
五条先生もイったらしい。理玖姉の中に出してゆるゆると腰を押しつけながら、息を荒げる理玖姉にキスをする五条先生。俺はもう見たくねぇよ…。今度こそ手錠が外れてくれ…!そう願ってるのは俺だけじゃねぇハズだ…!
「はーッ♡はーッ♡」
「…クソッ、早く外れろ…!」
俺の隣で伏黒が唸るような低い声でそう言った。俺も今度こそ外れろって思ってるのに、五条先生は理玖姉から離れるどころか、理玖姉の体に両腕を回してごろりと横向きになった。見えた理玖姉の手錠はまだ…理玖姉の両手首をしっかりと拘束している。俺の目の舌で宿儺が小さく舌打ちをした。
「貴様、何度理玖を犯すつもりだ。」
「さあ、何度かな?」
「もおイくのやらあっ♡」
「は〜い、御開帳♡」
五条先生は理玖姉の右足の膝裏を手で持ち上げて、またぱちゅぱちゅと腰を打ちつけ始めた。理玖の割れ目から五条先生が吐き出した欲が溢れていくのが丸見えだ。おまけに五条先生が腰を打ちつける度にぬちゅぬちゅって粘着質な音を立てて泡立っていくそれが、五条先生のちんこと理玖姉のまんこに纏わりついてるのが見えて、AVみたいだって思ったり。…いや、俺はなんでそんなこと考えてんだよ…。ちげぇだろ…!公開セックス以外で手錠が外れる条件……、五条先生は理玖姉の体勢を変える時もイった後も……、理玖姉からちんこを抜かなかった…。とすれば…、いや、そんな…、
「まさか…、」
「…多分そのまさかだろうな…。」
「お?分かっちゃった?」
俺と伏黒のやりとりが聞こえたらしいけど、五条先生は平然とした様子で腰を振っている。俺の予想が正しければ、五条先生は『公開セックス』と『ヌカロク』を手錠が外れる条件にしたんじゃねぇかな…。だとすれば俺達は五条先生が理玖姉の中に出すのを6回見届けねぇと、理玖姉は解放されないってことだ…。
「五条先生…、それはあんまりだろ…、」
拳がギチギチと鳴るほど強く握り締めすぎてたらしい。痛みなんてもう麻痺しちまってる。痛みよりも怒りだ。もしこれがさ、五条先生と理玖姉が付き合ってるなら…まだそういうプレイの一環だと思って割り切って見れてたと思うよ。でもそうじゃねぇじゃん…。五条先生と理玖姉は付き合ってないし、理玖姉は誰のものでもないし、理玖姉は誰も選べないって言ってたのに…それを利用して俺たちにこんなこと見せられて…、
「…クソ…、」
五条先生、ズル過ぎるって…。
「ねえ七海、あと何回?」
「…さあ、何回でしょうね。私達の予想が当たっていれば残り4回、外れていればそれ以上…。それ以下は五条さんの性格的にありえないと言ってもいい。」
「なるほど…、」
「さらに複雑に条件を付けていた場合、特定の誰かがこの状況を見届けなくてはならない…または、特定の誰かに見られていては解除できない、という可能性も無きにしも非ずです。…考えたくはないですが…。」
ナナミンの額にも青筋が立っていた。夏油先生も伏黒の父ちゃんも青筋が立ってて、自分では見えねぇけど…多分俺も同じようになってると思う。医務室にいる俺等全員、すげぇ怒ってると思う。宿儺には絶対代わる気はねぇけど、宿儺も五条先生にキレてるのがひしひしと伝わってる。…早く終わってくれ…。頼む…。