禪院直哉の暴走


俺の名前は禪院直哉。この物語の主人公や。(※違います。)俺は今猛烈に感動しとる!なんと言っても、『多目的に恋してる☆』が大好評やからや!隣の同志の『ベンチでキッス☆』も売れ行き絶好調!俺ら2人で固く握手をした。父ちゃんも喜んどる。

「同志よ、この後アフターに行かないか!」
「勿論や、語り足りひんからな!」
「『ベンチでキッス☆』のモデルになった公園に行こう!聖地巡礼というやつだ!」
「ほんまか?!行く!」

コミックマルケットが終わって、父ちゃんに頼んでアフターとやらで聖地巡礼した。父ちゃんは先にホテルにチェックインせなあかんらしいから、ここで別れた。『ベンチでキッス☆』は悟君の家の近くにある公園やった。ここが…!

「俺が理玖たんに初めて会ったのがここだ。あれは夏休みの朝、俺達はラジオ体操の為にこの公園に集まっていた。」
「ラジオ体操…!ほんで?!」
「理玖たんと悟は車でこの公園にやって来た。悟は理玖たんの手を引いていた。そしてあろう事か他の生徒達がいる前でキッスを…!」
「なんやと!?それでどないなったん?!」
「俺はあの時、なんだコイツらはと思った。それで言ったんだ、1年のくせに生意気だと。」
「ほう?!」
「悟は理玖たんを庇うように俺に立ち向かった…。俺は正直喧嘩なんてめっぽう弱いからな、ちょっとビビったんだ。そんな時!」
「ほう!!」
「理玖たんが!!」
「理玖たんが?!」
「俺の手を握ったんだ!!」
「なんやとぉぉおおお!?!で、どないなったんや!?」
「俺は心臓を撃ち抜かれた…。あの時の理玖たんはただの天使やった…!恥ずかしそうに顔を赤く染めて俺を見上げる理玖たん!!」
「たまらんな?!?!」
「そうだろう?!俺はその時から理玖たんを崇拝している…。」
「同志ィ…!」
「俺はその時理解したんだ。理玖たんのこの天使級の可愛さに、虜にならない奴はいない!だから悟が理玖たんを守っているのだと!!そこから俺の中で悟×理玖たんという組み合わせが生まれた…!」
「…ちょお待ち、あの傑とかいうんは?!どこのどいつや?!」
「その男は突然現れた。そう、あれは夏休みも終わりに迫ったある日の事…!3人は理玖たんを真ん中に手を繋いでこの公園にやって来た!そしてあろう事かベンチに座って恥じらう理玖たんを取り合うように…熱烈な大人のキッスを!!」
「なんやとぉぉおおお!?!」
「俺はその時理解したんだ。あの2人は理玖たんを取り合いながらも、悪から理玖たんを守る番犬なのだと…!」
「なんてことや…!!俺の知らん間にそんな事が…こ、このベンチで…!!」

俺は理玖たんと悟君と傑とか言うやつがキッスをしとったいうベンチを撫でた。た、たまらん興奮や!理玖たん最高や!!俺も理玖たんとキッスしたい!!…ハ!あかん、俺が理玖たんとキッスをした暁には甚爾君が俺を殺しに来るやもしれへん!!

「同志よ、君の『多目的に恋してる☆』に聖地はあるのか?」
「勿論あるで!俺も『多目的に恋してる☆』の聖地に案内したる!」

タクシーつこうて、理玖たんの家の近くにある公園に向かった。今更やったが移動中に自己紹介をした。同志の名前は御宅野萌舞男(おたくのもぶお)というそうや。公園に着くと、俺が理玖たんと一緒に座ったベンチに萌舞男氏を案内した。今思い出せば、なんであん時の俺は理玖たんと離れて座ったんや…!!俺のアホ!!

「…お、おい、直哉氏!大変だ!」
「どないしたん?」
「あれを見たまえ…!」

萌舞男氏が公園の外を指さした。俺もそっちに目を向ける。な、なんやと?!あ、あれは…!!

「理玖たんだ!本物の理玖たんだ!!」
「な、なんでこないな所に理玖たんが?!」

理玖たんはモコモコのパーカーにミニスカート、キャップを被っとった!し、しかも…、生足やああああ!隣で萌舞男氏が鼻血を噴き出してぶっ倒れた。

「萌舞男氏ィ!?」
「俺のことは良い…ゲフッ、直哉氏…俺の分まで…理玖たんと…、(ガクッ)」
「萌舞男氏ィ…!!誰かァ!!助けて下さァい!!」
「あれ、直哉君?東京に来てたんだ!」
「理玖たん…!」
「理玖たん?なにそれ?前は理玖って呼んでくれてなかった?」
「あ、あかん…やっぱり実物は可愛い…。」
「え?どうしたの直哉君。」

理玖たんが俺の顔を覗き込んだ。俺は鼻血を噴き出してぶっ倒れた。萌舞男氏…すまん、俺もそっちに…、

「直哉君!?」
「…三途の川や…、」
「直哉君…、私の事置いて逝っちゃうの?」

理玖たんが俺の手を掴んでる…。幸せや…、(ガクッ)

「直哉君?直哉君!!」





目を覚ますとと俺はベンチに寝とった。しかも…、

「あ、直哉君起きた?」
「理玖たん…?!」

理玖たんが俺に膝枕を?!?!な、なん?!なんやと?!理玖たんが俺の頭を撫でている。あかん…もっかい逝ってまう…!!!それに、俺の頭には理玖たんのななな、生足が当たって…?!?!

「びっくりしたよ、突然倒れちゃったから…。気分はどう?」
「最高にええ気分…。」
「ふふ、なら良かった!東京に来てたなら連絡してくれたらいいのに。会いたいなって思ってたから…。」
「理玖たん…っ!!(きゅぅううん!)」
「ね、その理玖たんってなぁに?」
「ハ…!い、いや、なんでもあらへん。理玖た…理玖はなんでこないな所に?」
「待ち合わせがてら、お散歩!」

お散歩やって!?理玖たんがお散歩…!あ、あかん…可愛すぎる…!!俺は理玖たんの可愛さに悶えて両手で顔を覆ってジタバタした。ふと、視界の隅に理玖たんの生足とスカートの中が…、

「ブハァッ!!!」
「きゃ!?直哉君!?」
「…最高や…、」

理玖たんの…理玖たんのパンツを間近で見てしもうた…!!!!そ、それに、頬にダイレクトに伝わる理玖たんの生足と、すべすべとした感触…!!!俺はたまらず理玖たんの太腿に手を伸ばした。

「ひゃっ!直哉君の手、冷たい…!」
「か、かんにんな!?」
「大丈夫、ちょっとビックリしちゃった。直哉君、もう少し休む…?」
「や、休む…!」

あああああかん…!目の前に理玖たんのおパンツや!お、おパンツやあああああ!!俺は態勢を整えるフリをして理玖たんのおパンツにそっと顔を近付けた。な、なんか理玖たんからええ匂いする…。

「んっ…!直哉君、くすぐったいよ…、」
「はぁ…はぁ…理玖たんのおパンツ…!」
「直哉君のえっち。」
「はうっ…!」

理玖たんが恥ずかしそうに俺を見下ろしてる。か、可愛い…たまらんやで…!!!理玖たん最高やああ!!!俺はたまらず理玖たんのスカートの中に顔を埋めて、おパンツに鼻先を押し付け大きく息を吸った。くんかくんかしたった。たまらん理玖たんのええ匂いが俺の鼻腔を擽る。理玖たんが小さく可愛い声を上げた。かんにんやで理玖たん…!!!俺はもう自分を止められへん…!!!かんにんやあああ!!!

「ぁっ!」
「理玖たん…はぁ…理玖たん!!」
「直哉君、やだ…だめっ!」
「スーハースーハー…!」
「んっ!」
「理玖たんの生足…!理玖たんのおパンツ…!」

理玖たんの太腿をさわさわしながら舐めたった。理玖たんがピクリと震えてまた可愛い声を上げる。たまらん…可愛すぎる…!理玖たんの太腿を抉じ開けて、俺はもっかい理玖たんのおパンツに顔を押し付ける。理玖たんのおパンツ!!理玖たんのおパンツううううう!!!

「直哉君っ…お願いっ…やめて…っ!」
「はうっ…!」

理玖たんが真っ赤な顔で息を乱して俺を見ていた。お、俺は…!俺はなんてことを…!!

「理玖たん…かんにんやあああ!!俺のこと嫌いにならんといてくれ!!」
「違うの…!直哉君の事は大好きだけど…こんな所じゃ恥ずかしいから…、」

理玖が赤らめた顔で恥ずかしそうにそう言った。俺は理玖たんの手を掴んで多目的トイレに、

「理玖ちゃん、悪い!待たせたな。」
「あ、孔さん!」
「おっと…友達と一緒だったか。」
「大丈夫です!直哉君ごめんね、私今からこの人とデートだから。」
「で…でぇと…?」
「そ。じゃあ理玖ちゃん借りるよ。行こうか理玖ちゃん。」
「はーい!またね、直哉君。」

理玖たんは俺のほっぺにちゅーをしてくれた。理玖たんが俺の手を解いてスーツ姿の髭面のオッサンと手を繋いで公園を出て行く。…でーと…?でえええとおおおおおお!?!?!?

(☆謎の男、現る!!)



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