悟が私のお腹に欲を吐き出した後、まともに咥えられなかった傑が私の腕を引いた。次は四つん這いではなく2人とも膝をついた状態で、傑に両腕を掴まれた。悟が吐き出したものが太ももにもついていたから、さっきよりもぬるぬるぬちぬちと粘着質でえっちな音がする。傑に腕を掴まれているせいで体は前にも後ろにもいけずにもどかしい。
「ほら、もっと脚閉じて。」
「はぁ、ん、」
「理玖、」
悟が私の胸にしゃぶりついた。舌先で乳首を転がしたり吸い付いたり、時々嚙みつかれたりして、そのたびに刺激で声が上がる。傑が私の腰を掴んだ。支えがなくなって悟に凭れるように前のめりになると、傑が少し息を乱した。
「こっちのほうが気持ちいね。」
「だろ?」
「んっ、ぁ、傑、」
「なんだい、理玖。」
「ぁっ、はぁ…気持ちい?」
「ああ、気持ちいよ。」
太ももの間から顔を出す傑の先っぽを手で刺激すると、傑は小さく声を上げた。
「いいね、ゾクゾクするよ。」
「理玖、お掃除フェラしてよ。」
「んん、」
悟が私の口元にちんこを押し付けてきた。いやいやお掃除したらもう一回とか言い出すやつでしょ!?絶対そうだよね!?
「ふっ…ん…ン…、」
「ハァ…理玖…、好き。」
「ん、」
「理玖、私も好きだよ。…はぁ、そろそろイキそうだ…。」
「ん、んっ、」
「理玖…っ、はぁ…理玖、…っく…ぁ、」
傑が動きを速めると、お腹に温かい感触。ぽたぽたと畳に垂れたそれに、悟がティッシュの箱を投げ渡した。傑がティッシュの箱を受け取って、私のお腹を拭いて畳に垂れたそれにも被せた。
「理玖、ありがとう。」
「うん…、傑もお掃除する?」
「お願いしようかな。」
「ん…。」
悟のちんこをきれいきれいにした後、今度は傑のちんこもきれいきれいする。きれいきれいが終わると、三人とも服を整えた。私に至っては素っ裸だからな、すぐ私のこと脱がすよねこの二人。好きだからいいけど。
「畳を汚してしまってすまないね、悟。」
「別に、今更だろ。」
「ね、今日どっか外食しない?」
「いいね、何食べる?」
「んーブラブラしながら決めね?」
「いいね。」
悟の家を出る前にお母さんに夕飯を食べて帰ることを電話した。遅くなることも許可をもらって、荷物を手に悟の家を出る。人通りの多い交差点まで歩いてお店を探す。もちろん私が真ん中で、2人に手を繋がれる。
「ファミレスは?」
「そこなら長居してもよさそうだね。」
「うちら長居常習犯じゃん。ブラックリストのってそう。」
「んなの知るかよ。」
ゴストでご飯を食べることになり、店内に入る。案内された禁煙席に座ると、悟が私の隣に、傑が正面に座った。メニューを眺めながらふと視線を感じてそちらを向けば、バックヤードからこちらを見ている女性店員たちの姿が見えた。チラチラと私たちの席を見ているから、悟と傑の顔の良さに騒いでるんだろう。
「なーんかむかつく。」
「理玖?」
「どうしたんだい?」
「べっつにー。」
いやね、悟と傑の顔の良さは私が一番わかってんのね?小さい頃から一緒に過ごしてきたし、何なら未来の顔の良さもカッコ良さも美しさも全部見てたからね?けどやっぱちょっともやっと来るのがあるよね。はぁ…大人げないな。そっぽを向いて急に黙った私を2人は不思議そうな顔で見ている。
「決まったなら押すよ?」
「ああ、決まったよ。」
「俺も決まった。」
ボタンを押せば、バックヤードでキャーキャーと騒ぐ声が聞こえた。誰が注文に行くか取り合ってるのか、誰も来ない。私はイライラして人差し指でテーブルをトントンと叩いてしまうし、もやもやは増す一方だ。あー…まじで、なんで急にこんなもやってんの私。
「…遅いんですけど。」
「た、大変お待たせいたしました。お伺いいたします。」
「私はミックスグリルを。」
「俺チーズインエビフライ。」
「理玖は?」
「…スパイスグリル。」
「あと全部ドリンクバーとライスのセットで。」
「食後にチョコパフェとイチゴパフェとチーズケーキ。」
注文を確認した店員が去っていくと、私は頬杖をついて溜息を吐いた。
「理玖、どうしたんだい急に。」
「生理でもねぇだろ。」
「なんでもない。ちょっとトイレ。悟どいて。」
「飲み物持ってきておくよ、何がいい?」
「カルピスソーダ。」
一人ぷんすかしながらトイレに行くと、個室に入って溜息を吐く。…どうしたの私、マジでらしくない。…え、何これ、なんでこんなもやってんの?ちょっと落ち着こう。私今まで悟と傑の隣で調子に乗ってたけど、2人とも普通にモテるんだよね!?!?え、なんで今更こんなやきもちみたいな…、
「…嘘でしょ…?何これ、やきもち?マジ?…はぁ…?」
自覚するとともに一気に心臓が重くなった気がする。ちょっと待ってね、整理させて?え、どっちに?悟に?傑に?それともどっちも?…いや、たぶんどっちもだ。だって私のこと大好きな2人だし、私も2人のこと大好きだし、ていうかみんな大好きなんだけどさ!?大好きだからこそちょっと気持ちが追い付いてない感じがする。…はぁ…。
「はぁ…戻りたくない。」
個室から出て手を洗うと、ペーパータオルで手を拭きながら鏡に映った自分を見つめる。…はぁ…私可愛くない?めっちゃ可愛いじゃん?自信持って?あの悟と傑がガチ惚れするくらいの顔の良さよ?このえちちぃなプロポーションよ!?あの2人の隣に並べるの私くらいよ!?
「…うし、戻ろ。」
自己暗示を済ませてトイレを出ると、丁度料理が届いていたらしい。女性店員がグリルのプレートをテーブルに置く背中を見ながら席に戻っていると、伝票と、もう一枚何か小さな紙を悟と傑に差し出したのが見えた。
「…は?」
「ぁ、し、失礼しました、ごゆっくりどうぞ!」
「理玖、お帰り。」
「ちょうど来たぜ。」
「…何今の。」
「さあね。…携帯のアドレスみたいだ。」
小さな紙を傑が拾い上げて眺めている。悟がそれに手を伸ばした。
「へー、俺らの事逆ナンしてんの?アイツ。」
「そうみたいだよ。わざわざ理玖が席を立っているタイミングでこれを置いて行ったんだから。」
「…はぁ…。」
「あーあ、理玖が拗ねた。」
「別に拗ねてないもん。」
「拗ねてる理玖もかわいいね、大好きだよ。」
「ふん。」
悟が傑から受け取った紙を術式でぐしゃりと圧縮した。それでも私の気分は晴れない。
「理玖、座れよ。」
「早く食べて帰ろう。」
「…うん。」
悟が席を立って、私を座らせた。私が奥に座ると悟が座りなおして、私の分のナイフとフォークを取ってくれる。傑が私の頼んだカルピスソーダの入ったグラスを差し出した。それを受け取って、刺さっていたストローで一口吸い上げる。
「で、」
「やきもち?」
2人が私の目を見てにやりと笑う。…ずるい、2人ともその顔かっこよすぎるでしょ。
「知らない、ふん!」
そっぽを向いた私に、悟も傑も嬉しそうに笑った。ばーかばーか!2人のばーか!ナイフとフォークでチキンをカットして、頬張った。
「心配しなくても、私たちには理玖しかいらないよ。」
「機嫌なおせよ、オヒメサマ。」
「ほら、私のソーセージあげる。あーんしてよ、お姫様。」
「俺もエビフライやるよ。口開けろ。」
フォークに刺さったソーセージとエビフライが私に向けられる。チキンを飲み込んだ私は、ソーセージを一齧りしてもぐもぐごっくん。エビフライも同様に嚙り付いてもぐもぐごっくん。ちゃんとヤラしいことする時みたいにちょっと舌を出して嚙り付いてやった。二人が満足そうな顔をして、残ったソーセージとエビフライを2人が食べる。私は一口大にカットしたチキンを悟と傑にあーんしてあげた。…少し機嫌が戻ってきた。相変わらずバックヤードでこちらの様子をうかがう女性店員たちに向けて、ベーッと舌を出す。ふんだ!
「理玖、大好き。」
「私も理玖のこと大好きだよ。」
「…私も悟と傑のこと大好き。」
そういうと、照れ隠しにライスを頬張った。