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今までなら、一緒に入ってたのになんで。

疑問が顔に出てたのだろう。

俺の顔を見て、気まずそうに彼は硬い微笑みをその顔に浮かべて肩をすくめた。


「ただのきまぐれだから。まーくんが気にするほどのことでもないよ」

「…う、ん」


一応頷いてみたものの、何かを蒼が隠そうとしている気がして、その真意を探りたくなる。
そういえば、その…ヤッてるときも蒼は着物を着たままだった。

…何か隠さないといけないようなことでもあるのか、と邪推してしまう。

…隠さないといけないこと…。
着物の下に…何かが、ある…?

蒼が…俺に知られたくないこと…、と言えば。

俺に思い当たる点なんて一つしかないわけで。

「……」

じっとその着物の下を見透かすように見ていると、彼は「本当に大したことじゃないから」と笑って、俺から目を逸らした。

その仕草にずきりと胸が痛む。
彼の手を握る手に、無意識に力が入った。

(…もしかして、)

いや、そんなわけないだろう。でももしかしたら、なんて考えて。


「…キス、マークとか、」


あるの…だろうか。
あの濃厚なキスシーンを思い出して、小さく呟いてみれば。


「…え、」


蒼が驚いたような表情をして、動きをとめた。
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