会いたくて、会いたい。(真冬ver)現在
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イキすぎて勃起できなくなる度に、勃起しないのを許さないというように数えきれないほど何度も媚薬を性器に直接打ち込まれた。
そして、散々フェラした上に全部お腹がそれでいっぱいになるまで飲み込んで、その後巨大バイブを後孔に突っ込まれて何時間もイキつづけた。
自分の身体から出た精液の独特の匂いが強すぎて、他には何も匂いがわからない。
気を失えば何か硬い棒のようなもので笑いながら殴られたり、蹴られたりする。
それだけは避けないと、と思って、必死に起きようとしてもやっぱり無限のイキ地獄では耐えられなかった。
何度も殴られて、何度も射精して、何度も気を失って、何度も叫び声を上げて。
死にそうな時間の繰り返しがどれだけ長く続いたのか、そんなことわかるわけもない。
(…でも、)
嫌なはずなのに、すごくつらいのに、痛いのに。
…あの人がいないと、ずっとここに自分は一人取り残されて。
…あの人が来なかったら、永遠に俺はここで誰にも俺の存在を認識してもらえない。
絶叫だけが部屋に響く、やっとそんな地獄のような時間から解放された。
でも、バイブが抜かれるはずもなく、後孔の中で電池切れになったまま放置されて、後孔の肉壁だけがそれを包むようにびくびくと震えていた。
自分で震える手でそれを抜いた後、ほっと安心して泥のような眠りについた。
……そして次に目が覚めた時に最初に思ったのは、意外にも、さっき思ったような寂しいとか、あの人にいてほしいとか…そんなことだった。
寂しい。
悲しい。
1人はいやだ。
例えここで御主人様に殺されたとしても、一人きりで死ぬよりはマシだと思う。
最初はそんなのごめんだと思っていたけど、殺されるくらいなら一人で死ぬ方が良いと思っていたはずなのに。
いつからかそう思うようになった。
…どうやっても、この状況から逃げ出せる方法がわからないなら、どれだけ酷いことをされてもいいから誰かに傍にいてほしい。
(…きっと、蒼にも、もう会えないんだろうから)
何度も心の中で呼んで、何度も叫んだその人の姿を思い浮かべて、その記憶は徐々に薄くなっていく。
生きて、死なずに生きて。
そして、…蒼に、ただ一目だけでも…彼に会いたい。
…そう思って今まで耐えてきたけど、その願いは叶わなそうだ。
冷たい床に鉛のように重い身体を横たわらせて、涙で滲む視界を見つめ続ける。
視界に映るのは、目隠しの黒い色だけ。
ここにくるまではさらさらだった髪が、今は何日も風呂に入っていないせいで固まったまま顔にかかって重い。
「おい」
「…っ、」
…不意に、声が聞こえてゴンと頭を蹴られた。
硬い感触が皮膚にあたって、その痛みによって現実に思考が引き戻される。
「返事はどうした」
「はい…、ごめんなさい…ごしゅじんさま…」
ズキズキと痛む頭をもう手でおさえる気力もない。
起き上がろうと床に手を突けば、血の巡らない頭に割れるような激しい痛みが走って眩暈がする。
目の裏が痛い。
「あ?」
「なんですか…?」
驚きを交えた声に、疑問に思って首を傾げれば、音もなく唇に軽いキスをされた。
「そんなに俺が来たのが嬉しかったか?」
「…え?」
「は…ッ、自分で気づいてないのかよ。お前、俺を見た途端、すっげぇ嬉しそうな笑顔してたぜ。本当、頭のおかしいヤツ」
その言葉に自分の顔をペタペタと触ってみる。
そうした動作だけで体中が痛む。
確かにさっき一人でいた時よりは寂しさを感じなかった。
誰かが傍にいるんだと思うだけで、嬉しくなる。
嬉しい。ひとりじゃない。うれしい。
「ごしゅじんさま…のみもの…」
いつもの習慣で、膝を床について、手探りでその服を探り当てながら御主人様の性器を取り出そうとすれば。
「ちょっと待て」と、頭に手を突かれて制止させられる。
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