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(どうしよう……)


絶対に男の言う通りになんかしたくないけど、心が揺らいだ。

正直言うと…気になる。

…気になる、けど、…蒼の秘密に関してはこんなことまでして見たいかと言われたら

…わからない。

それに蒼だって、言わないってことは俺に知られたくないことかもしれない。
勝手に人の秘密を聞くのはどうかと思うし。

…それは、もしかしたら俺に絶対に知られたくないと思ってることで、それだったら他人から聞いたらだめだろう…と思う。

…それに俺は蒼の秘密を知ることが、知ってしまうことが…少し怖い。


「……(でも、)」


ぐ、と唇を噛み締める。

でも、俊介のメールは
それだけは、俺のせいで何かあったのかもしれないと思うと見ないといけないような気がする。

この前、蒼が言ってた俊介に関する話。

(…あれは、本当だろうか。)

自分のせいで、関係のない他の誰かに迷惑をかけるのだけは嫌だ。

目を瞑って、ぎゅっと拳を握る。

……でも、でも、それでも自分がそんな誰かのソレを咥えるなんて行為もしたくなくて、ぐ、と俯いた。



「んー、待つの飽きちゃった。もうイイよね」

「え、」


その言葉に驚いて目を開けた瞬間、後頭部を掴まれた。
強く掴まれたせいで、指が皮膚に食い込んで痛い。


「…んうッ!!」


閉じた口に強くでかいものを押し付けられ、無理やりそこを開かれる。
喉奥まで咥えさせられた。

(…ッ!!息ができな…っ!!)

その濡れた感触に反射的に吐きそうになって、でも頭を掴まれているせいで、それさえも許されない。
でかくて、そもそもそんなのが口に入るわけもないのに、無理やり奥に入れられて苦しい。
何もしてないのに、とろとろとその性器からこぼれる何かが、口の中に零れ落ちてきた。
苦い、何か…、


(…先走り)

そのことに気づいて、気持ちが悪さが増長する。
今すぐにでも吐きたい。

手で必死に腰を掴んで引き剥がそうとしながら、やめてくれと訴えるように男を見上げれば、何故か驚いたような顔を顔をして頬を赤らめた。


「…ッ、?!、ん゛ーーッ!!んぅ…!!」

「あははー、その顔スキ」


そんなことを言いながら、ガツガツ喉奥を突かれた。苦しくて絶対に歯だって当たってるのに、亀頭の部分が容赦なく喉の奥につっこまれる。
おえっと変な吐き気が混み上がってくる。喉の奥で押し返そうとして、またそれが男の性器を勃起させた。


「…ッ、んん…!!」

「やば…っ、かわいーし、本気で欲しいなー、この子」


上から聞こえる「は…っ、はぁ…ッ、」という興奮した声が気持ち悪い。
呼吸をしようと口を開くたびに喉の奥にその物を突っ込まれて、苦しい。

なのに、離すそぶりもない。

むしろ気持ちよさそうにして、亀頭を擦り付けるようにじゅぶじゅぶと激しく水音が鳴る程口の中を弄ばれる。

…何回かそれを繰り返した後、
前触れもなく唐突に一気に大きくなって、喉奥に熱が叩きつけられた。


「…っ!!」


びくびくと口につっこまれたソレは、震えながら吐き出す。
生ぬるい大量のそれが口の中で溢れて、後から後から注がれるそれに窒息して死にそうになった。
反射的にごく、っとその量の半分くらいを飲み込んでしまう。

あたたかくてねばねばしたその舌触りに、吐き気がとまらない。


「っ、」


べちゃっ

頭を離されると同時に一気に床にそれを吐き出す。
畳を汚したなんてことよりも、今は酸素が足りない。
倒れこむように床に突っ伏した。
気持ち悪い。
全部吐き出したい。
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