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お風呂で綺麗にしてもらってるはずなのに、あっという間に汗が滲み、呼吸がうまくできなくなってくる。
「っ、゛ん゛、ぅ゛う…っ、!!はな、し゛、て、ぇ゛、ぇ゛、…っ、」
「嫌がってるわりに、エロすぎる顔で腰振っちゃってるけど」
「っ、ぁ゛、ぁ゛、ぅ、う゛…っ、」
やばい。もう出ちゃう。
問答無用で溢れ出る先走りを絡み付けながら上手すぎる手つきで性器をグチャグチャしてくるくーくんの腕から無我夢中で解放されようと、前かがみのまま暴れた。
「まーくん、静かにして」
「ん゛ぅ゛、ぅ゛、う…っ、ら゛っれ゛、ぐーぐ、が、ぁ゛」
「誰か来ちゃったら困るだろ?」
その言葉に、気持ち良すぎて涙を零しながらもがいていた身体が震える。
はっとして口を塞いだ。
そうだ。
そもそもここガラス張りだし、いつ見られてもおかしくなくて。
だから早く手を離してほしいし、っていうか、そもそもこんなの洗うって言わない、のに
「前…まーくんが、自分の精液ぶっかけながらどろどろに蕩けてた顔、凄く可愛かったな」
「…っ゛、ぅ、ァ、ぁ゛…っ、」
もう一回見せて、って囁く魔性の声に、耳が犯される。
掠れて少し上擦った音に、ドクっと勝手に下腹部がきゅんきゅんする。
ぶるぶる性器が、身体全体がさっきより震えて、それでもヌルヌルの性器を扱く指先は激しくなるばかりで、トロトロ蜜が増え、膝が震える。
ただでさえ他人の手に良いようにグチャグチャに弄られてて、しかもその手は大好きなくーくんので、
「っ、き゛、もち゛ぃ゛、…っ、の、や゛、だ、ぁ゛、ぁ゛、あ…っ、」
声があまり大きくなりすぎないように、口を塞ぎながら与えられる強い快感に耐える。
なんでこんなことになってるのか、なんでこんなに気持ち良いのかわかんなくて泣いた。
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