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………
……………
むっとしたような…独特の匂いが中から空気を漂ってこちらにまでこぼれてくる。
「う゛ぅ…っ、ぅう゛…っ、きもち、い゛、もう、たえ、られ、な…っ」
……部屋の中に、
なんかすごい縛り方(後に知ったんだけど、それは亀甲縛りというやつらしい。知りたくなかった。そんな余分知識。)をされて、尻に玩具を突っ込まれている男がいた。
唾液がたえず、口の端から零れている。
頬は興奮したように紅潮し、はあはあと荒い息を吐いていた。
「……っ、は、とろけ、て、とこ、ぐちゃ、ぐちゃされたいぃよ…っ」
目隠しをされているせいで俺に気づいていないらしい。
腰を淫らに振りながら、何の恥じらいもなく懇願してくる。
孔は中が見えないぐらいグロテスクな何かを挿入されている。
ぐいんぐいんとその棒らしきものが動き、その度にナカが刺激されるのか裸の男はくねくねと太ももを擦り合わせていた。
「…(うっわ…)」
猿轡に目隠しまでされて悶え苦しんでいるその姿を見て、無意識に足が後ろに後ずさった。
びんびんに硬くなって天を向いている性器から出た大量の精液らしきものが床をびしょびしょにしている。
遠目から見てもわかるくらいだから、相当な量じゃないかと思う。
(何やってんの…、この人たち)
「……なん、ですか…これ……」
喉の奥から絞り出すようにして声を出す。
目の前にある、爽やかに微笑む綺麗な顔を見上げる。
慌てるどころか、ん?と何もかもわかってるような笑みで首を傾げるその姿に、悪寒を覚えた。
やばい。
この人、マジでやばい人だ。
男女でもおかしいのに、男同士でこんなことしてるとか、本気で頭おかしいんじゃないか。
関わりたくない。
ひきつり笑いをしながら「じゃ、用はそれだけなんで」と言って、郵便物を無理やり押し付け、退散しようと身体を翻す。
………と、
「……っ、」
ぐいと腕を掴まれた。
「……っ、な、なんですか」
びくっと自分でも大袈裟なほどに驚いて振り返ると、小鳥遊さんが口先を上げてその郵便物を軽く振る。
「さんきゅー、橘くん。お礼に参加していく?」
「結構です」
ありえない。
力強く、きっぱりと否定した。
目線の先が何を意味しているかわかって、ぶんぶん首を振る。
…変態の仲間入りなんかしてたまるか。
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