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まだ前の男の精液がほとんど流れ出てないうちに、まるで栓をするみたいに肚の奥の奥までまでぎっちりと埋めてくる。


(くる、しい…っ)


その挿入の動きと同時に男が顎を上げて唸り、ちんこが挿入されるごとに身体の奥から押し出されるような喘ぎにも似た声が俺からも出る。

刺激される下半身から背中を通って一瞬で脳に伝えられる快感。


「ッ、は、ン…!ん…っ、ぁ゛ぁ゛あアア…ッ!」


根元まで飲みこんだ瞬間、激しく腰を打ち付けられた。

腰に手を回され、ねっとりと貪欲に吸い付く秘蕾に向けて、灼熱のペニスで何度も突き上げられる。

パンパンッ!ズチュッ!ヌチャヌチャ!って激しい水音が鳴る。

すさまじい快楽に頭が白く弾けた。

一瞬で目をカッと見開きながらイく。

痙攣してる間に腹を殴られ、顔を殴られる。

そうだった。このちんこの形の男は暴力好きなんだった。

俺がイキつづけ、男は自分が達するまでに何度も俺を殴る。
そうしないと、性行為の相手の苦しんでる顔を見ないと、イけない…変態。


(…あー、きもちいー、やべぇ…)


殴られ過ぎて意識が数回飛んだ。

けど、それで良い。
それが良いんだ。

殴られてる間は、こうしてセックスをしている間は生きてる感覚がある。

毎日死んだような生活の中で、唯一ぶわって血が全身に行き届いて、生きてるんだー!って実感がある。


…そうして、


「は、ぁは…ッ、ぅが゛、ぁあ゛あ゛ン゛…ッ」


絶えず快感を与えられ続け、熱が弾ける。

小刻みに痙攣しながら、俺は多分どっか覚えてないところで完全に意識を閉じた。


――――――――


次の日、


「…っ、依人…!!大丈夫!!?」


皆にビッチって言われて散々嫌われてる俺の…ゆいいつの友達?の真冬が、学校でこっちを見た途端に

なんか真っ青になって凄い血の気が引いてた。

昨日の行為のせいで俺の顔が余程酷いのか、急いでタオルをどっかに持ってったと思ったら水に濡らして返ってくる。

ぴとっとほっぺに当てられた。


「っ、い…ッ、たいー、」

「ど、どうしよう…っ、流石にこの怪我は酷すぎるから、タオルじゃ、ほけんしつ…、保健室一緒に行こう!!」


どんだけ他人のことでそこまで慌てられるんだと、ちょっと笑ってしまう。

手を握って、本当に保健室とやらに連れていこうとする真冬に、「やだー、めんどくさーい。やぁー」と抱き付けば、ふざけるんじゃないと本気で怒られた。

(でも、必要とされる感覚が気持ちいーから、一生やめられそうにないけどね)
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