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性器を弄れば弄る程、身体をのけぞらせ、腹筋をひきつらせながら背筋をびくびくと軽く痙攣させる。
それに呼応するかのように、尿道口から溢れた蜜は指を伝って床に零れるほどの量になっていた。


「〜〜、っ、」


なんとなく何かを言いたそうに身体をよじっているように見えたので、ベリッと口を覆っていたガムテープをはがしてやった。

瞬間、


「っ、ご、め…っ、な、さ…っ、も、ゆる、ゆるして、くだ、ひ…っ、」

「………」


ぼろぼろと泣きながら謝っていた。
はがした瞬間に出てくる言葉が相手への恨みとかじゃなくて、謝罪なのが佐藤らしい。

……でも、そういうのって大抵の場合逆効果だと思うけど。

きっとそれを言っても佐藤にはわからないだろうな。


「っ、は…っ、ぁ…ッ、やめ、やめ、て…っ、」


口は自由になっても、まだ片足を持ち上げられたままでは結局どうすることもできない。
指で亀頭をぐりぐりこねるように擦れば、恐怖に怯えてるくせに気持ち良さそうな声を滲ませた。


「……は…ぁ…」


腰を厭らしくくねらせて、その小さな唇から唾液がこぼれ落ちる。

無感情のまま、手袋をつけた指で先走りを性器全体に擦りつけるようにしながら弄りまわした。

ぐちゅぐちゅ…っ、にゅちゅ…っと淫音を激しく立てながら扱く速度を速めると


「ひっ、ぃ、や…ぁ、――っ!!」


嫌だと、イキたくないと訴えるように首を振っていたその身体が、ビク、ビクっと一際大きく跳ねた。

ひくひくと腹筋が痙攣しているのが見える。
ぴゅっぴゅっと性器の孔から白い液が零れた。

続いて打ち上げられた魚みたいに震えているペニスの先から、ごぽりと濃い色の精液が次々に吐き出された。


「……は、は、ぁ……」

「………」


そうして、絶頂に達した満足感に荒い息を漏らし、


「…っ、ぁ…っ、」


そんな悲嘆に満ちた声に口を小さく開いた直後、
その性器からシャーッと黄色い尿が零れてくる。


「…っ、ふ、ひ、ぐ、ひ…っ、ごめ、なさ…っ、」

「……」


じょろじょろとタイルに零れる体液。
一度放出され始めてしまった尿を止めようと頑張ってお腹に力を入れているらしいけど、あまり効果はみられていない。

力をいれることで1秒間に出る量が少なくなる。けど、結局完全にとめられてるわけではないから、余計にその恥ずかしい姿をみられる時間は長引いてしまっていた。


「……っ、ぁ、あ、とま、んな…っ、……ひ…っ、う、もら、ひれ…っ、ごめ、ら、さ…っ、」


知らない(と思ってる)男の手によって射精させられ、失禁したことによる羞恥か屈辱感によって紅潮する頬。
そのまま何も言葉をかけずにじっと見下ろしていると、益々その目隠しがじんわりと濃く濡れて息遣いが荒くなった。


「…っ、や…っ」


尿を押し出すようにペニスの先端をぎゅっと掴んで擦ってみた。
小さく上がる驚きと抗議の声。

擦っている指の腹あたりからくちゅくちゅと濡れた音がする。


「…っ、ぁ、ぁ…」


尿道の割れ目を無理やり開かせながら刺激することで、必死に我慢しようとしていた佐藤の努力は空しく散り、声に羞恥と絶望が滲んだ。

ちょろちょろと流れていた黄色い液体がぴゅっ、ぴゅ…っ、と量を増して変な感覚で勢いよく零れ始める。
むわっと浴室内に広がる…射精とは別の独特な匂い。

…片足を持ち上げられたまま、本当に犬のようにおしっこをしている。
ゾクリ、と身体の奥が疼いたような気がした。
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