野良ver
◆◆◆
…――佐藤に「好きだ」と言われてから×日目
「"あの人"以上に、僕を夢中にさせてくれるんじゃないの?佐藤」
「…っ、ぅ、ぁ…」
『野良に好きになってもらえるように頑張る』
そう言ったのは佐藤のくせに。全然進歩が無い。
だから
佐藤が最も良い方法を思いつくまで、暇つぶしと称した遊興で時間を潰すことにした。
「……っ、ひ、ぁ、」
手袋を嵌めた指で、ぐちゅ、とその濡れた孔から玩具をゆっくりと抜いていく。
「…っ、や…ッ、あぐッ、」
やめてくれ、なんて抗議の声は聞かず、ぬるぬるとしている孔の感触を味わうようにグッと再び玩具を根元まで差し込んだ。
その玩具の形に合わせて柔らかい孔は形を変え、ヒクヒクと切なそうに収縮している。
絶頂の余韻でびく、びく、と腰が震えている。
振動を止めてそのままにしていれば、今までに比べて刺激が減ったせいか、なんとか自分で玩具をイイところに擦りつけようと腰が厭らしく動いている。
.
「気持ち良かった?」
「…っ、う、うう…っ、」
僕が聞いているのに、玩具に夢中らしい。
「ッ、!!ぁ゛、」
バシッと軽く頬を叩けば、佐藤の目が怯えたようにこっちを向く。
「っ、も、やだ、いだい…っ、の、は、ぁ、や、だ…ッ、」
「……そっか。でも、こんな僕のことを好きって言ったのは佐藤だから」
仕方ないよ。と吐息まじりに囁き、瞳を細める。
何度も叩いたせいで赤く腫れ、汗と涙でぐちゃぐちゃに濡れている頬に触れた。
手袋についていた精液がその頬にべっとりとつく。
「それに、…本当に僕のことを好きだと思ってるなら、何されても嫌じゃないよな?」
こうやって身体を痛めつけ、弄ぶことだけじゃない。
例えば、僕が今すぐに彼女を作ったとしても、
…他の女とセックスしながら、佐藤をただの遊び道具として扱ったとしても、嫌だ。とか、だめだ。なんて言えないはずだ。
佐藤が一方的に僕を好きでいる限り、変わらない。
僕が佐藤に飽きるか、佐藤が僕を好きじゃなくなるまで、これは続く。
「…っ、ひ、ぐ…っ、」
「うん。いい子だね」
教えの通りにこくこくと頷いた佐藤に、満足して笑った。
―――――――
(ほら、)
(早く僕を振り向かせてみてよ)
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