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…そのもろもろが、今恋してる俺にはドンピシャで胸を撃ち抜いてきた。

はぁはぁ…変質者の如く呼吸をしながら、さきっぽが軽くクセっ毛になってるそのさらさらの茶色がかった髪に触れたい、
横の髪がちょっとかかってる耳や白く透き通るような頬に触れたい…っ、

襲いたい犯したいしかもパジャマがくしゃって歪んでいつもより首筋見えてるはぁはぁ興奮萌えやばい俺もうやばい…!!と脳内がめろめろになって


「それにしても硬すぎる」

「…ぐ、」


それなら女子にしてもらえよと言いたいけど、言ったが最後本気でしてもらいそうだから飲み込んだ。
そして欲求もなんとか抑え込んだ。

(…野良になら膝枕したいって女子は山ほどいるんだろうな…。)

…ていうか、もしかしてされたことあんのか、…この言い方だと。なんでやわらかいって知ってんだ。


「もっとあし閉じて」

「…はい」

「こっちみんな」

「……注文多すぎませんかね」


どこかの偉い王様でもここまで一秒ごとに注文があるか怪しいくらいだ。
はぁと息を吐く。

…と、


「…なんで?佐藤は僕のだろ」

「…っ、」


そんな台詞に、ぶわっと顔を赤くすれば、野良が悪戯っぽい笑みを浮かべてこっちを見ていた。

「冗談だよ」と吐かれた言葉が憎たらしい。

「ま、枕の代わりにさえなればどうでもいいけど」

「…そうかよ」

「その点では、まぁ合格点かな」

「…っ、」


ぼそりとそう呟いた野良は、珍しく機嫌良さそうに瞳を細め、膝枕されたままの状態で俺の頭に触れた手でよしよし、と撫でてきた。


「…な、っ、」

「佐藤、顔真っ赤」

「…っ、ち、ちが…ッ、」


真っ赤になって首をぶんぶん横に振っていると、「素直じゃないな。佐藤は」なんて声を零し、俺とのこのやりとりに飽きたのか、ガヤガヤ騒いでいる…お笑い番組のTVの方に視線を向ける。


「………(頬が熱い…)」


ぶんぶん首を振って邪念を振り払う。

(…やっぱり、野良はずるい)
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