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…その、やわらかくぷっくらとして蕩けている場所を、子どもが玩具で遊ぶようにグチッ、グチッと何度も指で押し潰してくる。


「…っ!ぁ゛…っ、ひぁ…っ!」


びくっ、びくっ


「…っ、ぁ゛…っ!そこ…ッ、ばっか、つぶ、さ…っらい、れ…っ」


(…野良の、指…が、)


それだけでも充分に絶頂に達しそうな程なのに。

弱いとこばっかり狙ったように触られて、ちんこも全身もいつもの何倍以上にも快感を生じさせてきた。
汗が額から零れ落ちてきて、開いた唇から唾液と一緒に落ちる。



「厭らしく腰振ってるくせに、潰さないでなんてよく言えるね」

「っ、んん゛…っ、は、…っ、ん、ぁ…ッ、の、ら…っ、ぁ…っ、」



気持ち悪いと思われるかもしれない。

それでも、…野良の名前を呼んでしまう。
その名前を呼ぶと、ジュン、と下腹部の熱が増した。


ぐりっ、ぐちゅ…っ、
程度なんて全く考えてない容赦ない何本もの指が内壁の上を擦ったり、横を擦ったり、下を擦ったり、無造作に孔を掻き混ぜてくる。
加えて、弱いところを躊躇なく押し潰してくるから、自然と腰が引けた。



「この女みたいにトロトロになってる孔に、」

「…っ、ん゛…っ、」

「僕の性器を突っ込まれて、抱き締められて、滅茶苦茶にされたかったんだ?」

「…っ、は…ッ、」



嘲るような声によって、脳内にその光景が鮮明に浮かんでくる。
…ベッドの上で野良に愛の言葉を囁かれて、昂った性器を奥の奥までぶち込まれて、抱きしめ合って、一緒に果てる。


「…っ、ぅ…」


きっと、野良は今俺がどうしてもと願って切望していることを…誰か他の女としているんだろう。

…想像するだけで胸が痛くなって、苦しくなって、涙が零れそうになる。


羨ましい。
…胸を焦がすほど、…羨ましくて堪らない。
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