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イキたい。
イキたくない。
イキたい。
……尻のナカだけじゃない、頭の中までおかしいぐらいにどろっどろのぐちゃぐちゃに蕩けていた。
「…っ、ふ、ぇ…ッ、ぃ、っ、も、…ッ、ぁ゛あ…ッ、や、らぁ…っ、」
何度目かわからない射精。
びくん…っ、びゅるっ、びくん…っ、
(…また…っ、)
こんな風に感じる場所を滅茶苦茶に擦られ続けたら、どんなに我慢しようとしたってイってしまう。
今まで以上に唾液が口から零れて、まるで発情期の犬みたいにちんこからびゅるるっと何度も何度も白濁液を吐き出していた。
前立腺を硬いもので押しつぶされ続け、膀胱もその時に微かに圧迫していたのかもしれない。
やけにさっきから尿意に似たようなものが込みあがってくる。
(…おしっこ、したい…)
そんな感覚にぶるっと身を震わせる。
身体に全く力が入っていないせいで、手錠を嵌められた手首に体重がかかって皮膚が擦れた。
物凄く痛いのに、
でもそれがやけに良いような気もして、思考がめちゃくちゃになってる。
「っ、ぁ゛…ッ、ら、ら、から…ッ、イッた、ばっか、らっれ…ッ、」
「僕は一度も射精して良いなんて言ってないのにね。玩具で弄られて、イキまくって、…佐藤の身体は躾が全くなってないな」
「…っ、ん、ぇ…ッ、」
確かに野良は言ってない。
良いなんて一度も言われてない。
でも、…だめだというくせに、
いつもイッた直後に狙ったように玩具を出し入れする動きを速くしてくるのは酷すぎる。
ぷちゅぐちぐちぬちぐちっ!
「…っ、ぁ゛あああ…ッ、」
背中が壊れるぐらい、大きく弓なりに反り返った。
ちんこと孔を両方激しく弄られて、頭の中が真っ白になって弾ける。
イッたことで肛門に自然と力が入って、ぎゅう、とその玩具を締め付けた。
強く咥えこむことによって、玩具の丸い部分が前立腺に更に押し付けられて、腰が打ち上げられた魚のように大きく跳ねる。
ぷしゃーっ、と尿道から今までのと違う色の何かが水のように発射された。
「…っ、は…っ、ぁ…?」
真っ白になったまま、やっとのことで浅く息を吸う。
ガクガクと腰が震えた。
涎が零れる。
涙が飛び散る。
…流石にもう終わりだろう、と気を抜き、意識が暗転した。
「…ぁ、ひ…」
びくんびくんっと大きく尻を痙攣させ、ナカを痙攣させ…目を、閉じたのだった。
――――――
夢を見た。
(自分が女になって、)
(…野良に幸せそうに抱かれている夢だった。)
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