3

だらしなく開いた唇から舌を出したまま、ぽたりぽたりとその先端からよだれが落ちて床を濡らす。


「…っ、う、ぇえ…っ、らめ、も、むり、やだ、ぁ…っ、」

「物足りない?」


優雅に問いかける声と同時に、髪を撫でてくる指。
精液とかローションとか色んなもので汚れているそこを塗り付けるように髪に触れられ、頬を伝いながら首筋に液体が垂れてきた。
ぬるっとした温かい感触が肌をなぞってぶるっとする。



「はは、孔がぱくぱくしまくってる。尻だけ見てると男に見えないぐらいエロいよ」

「…じゃ、ぁ…っ、いれ、て…っ、くれ、る?」


…勿論女じゃないから、膣にっていうのは無理だ。

けど、

もしかしたら、
…もしかしたら、

後ろからならセックスしてくれるのか、と胸に期待が湧き上がる。
尿道口からこぽっと汁が零れる。


「……何を?」

「……っ、」


何を、なんてわかってるくせに。
なのに、敢えて俺に言わせようとしてくる静かに零された声音に、頬が異様に熱を持つ。

一瞬躊躇い、…恥ずかしさでまぶたをぎゅ、と瞑りながら望みを吐き出した。


「野良の、……ち、んこ…っ、で、犯して、…ほし…っ、い……おんなに、すこしでも、みえる、なら…っ」

それなら、と
髪を撫でる指に懐く犬のように、嬉しさに目を細めて頭を擦りつけた。

(何、言ってんだ俺…っ)

微かに残った理性が、自分で自分の発言に引く。
だけど、それぐらい欲しくて、
してほしくてたまらなくて、

……でも、


「やーだ」

「…っ、ぅ、」


拒絶の声。
けど、それはやけに甘ったるい声音で。
後ろからそんな大人の男っぽい、どこかエロさを漂わせる雰囲気で耳元に囁かれ、ゾクリと快感が身体に走った。
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