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お漏らしも止まらない。
腰が前後に動いてしまうのも、尻を挿入されてる玩具を襞に擦り付けたくて淫らにゆさゆさ振ってしまうのも、
きゅうきゅう玩具を不規則に締め付けてはイッて、お腹がじゅんじゅんして気持ちいいのもとまらない。
「ごわい、ごわい゛ぃ、ぅ…っ、う゛ぇ…ッ、」
快感からか恐怖からか、熱くなった瞼は勝手にぼろぼろと涙を頬に零していた。
その頬を包むように、べちゃりと音を立てて触れてくる手。
直接肌に感じる、どろどろの精液に濡れたゴムの感触。
「うん。今日の佐藤は特に可愛い」
「…っ!?」
いつもは無表情で冷たい顔。
そこをふ、と緩ませ、…最高級の微笑みでそんな甘ったるい台詞を言われてしまったら、
(…ぁ、だ、)
ぴゅっ、どゅくっ、びくびくっ
「ぁ゛ひ゛ん?!っ、ひ゛、ぁ、ん゛ん゛ぅ――っ、ま、ら、で、た゛ぁや゛!ぁ゛……っ、」
身体がその幸福感と歓喜を無視できるはずもなかった。
一際大きく腰が激しく痙攣して、打ち上げられた魚みたいにびっくん!と肚から尻にかけて何度も跳ねた。
「ああ、そうだ。もう抵抗する気力もないだろうし、手錠外してあげるよ」
ガチャリと鍵を開錠され、手錠が外される。
必死に外そうとしたせいで、両手首を囲うように赤い跡がくっきりとついていた。
擦り切れて血が滲んでいる。
「佐藤、今してほしいことある?今なら何でもしてあげるけど」
「ッ、!…ら゛ん゛、れも…?」
「うん。何でもいいよ」
「…っ、ら、だ、だきじ、めで…っ、」
すがる気持ちだった。
親とはぐれた子どものように、
親に殴られて、弄ばれている子どものように、
この恐怖と快感しかない世界で、唯一の救いに思える野良の言葉。
力の入らない手を必死に動かして、ぶるぶると震えている腕を左右に広げて彼に伸ばした。
けど、
「んー、そうしたら僕にも電気流れそうだし、…どうしようかな」
「ざっぎ、なんでも、なんれもしれくれるって…っ、!」
やだ、やだぁ!と自我を放棄して赤ん坊のように涙を流しながら駄々をこねる俺に、悩まし気に…そして必死にすがり付く俺を見て楽しそうな表情をしていた彼は…まぁいいかというように息を吐いた。
「…おいで、佐藤」
「っ、」
ふわり、腕を伸ばしてきた野良に抱きしめられた。
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